歯科医院に届く営業のなかでも、ポータルサイトへの掲載案内は特に多いのではないでしょうか。「掲載料を払い続ける価値があるのか」「他の手段にお金を回したほうがよいのではないか」と迷っている院長・理事長は少なくないと考えられます。
結論から言えば、ポータルサイトの費用対効果は、掲載料の金額が高いか安いかだけでは判断できません。「新規患者1人を迎えるのにいくらかかったか」という視点で、他の手段と並べて見ることがポイントです。そして最後は、自院のブランディングや院長自身の関わり方によって、合う・合わないが分かれます。
この記事では、ポータルサイトの費用対効果をどう見るか、ホームページ・MEO・SNS・リスティング広告それぞれの費用対効果の考え方、そして自院に合った判断のしかたを整理します。掲載を続けるべきか迷っている段階の判断材料としてお使いください。
歯科医院のポータルサイトは費用対効果が高い?
ポータルサイトの費用対効果を考えるとき、最初に押さえておきたいポイントがあります。掲載料の絶対額だけを見るのではなく、何と比べ、何を指標にするかを決めることが出発点になります。
費用対効果は「金額」ではなく「1人の新患獲得にかかったコスト」で見る
「月額2万円は高いのか、安いのか」という問いには、それだけでは答えが出ません。費用対効果は、掲載料を新規患者の数で割った「新規患者1人あたりの獲得コスト」で見ると判断しやすくなります。
たとえば月額の掲載料が同じでも、その媒体経由で来院した新規患者が月に1人なのか5人なのかで、1人あたりのコストは大きく変わります。さらに、来院した患者が一度きりで終わるのか、定期的なメンテナンスで通い続けるのかによっても、長期的な費用対効果は変わってきます。掲載料という「入口の金額」だけでなく、その先の来院数・継続通院まで含めて考えることが大切です。
ただし、これはあくまで判断の目安です。実際には、来院のきっかけがポータルサイト1つに特定できないことも多く、数字は幅をもって捉える必要があります。
「自院が今、何にいくら払って新患を得ているか」を把握しておく
ポータルサイトの費用対効果を単体で考える前に、自院が現在、新規患者の獲得にどれだけのコストをかけているかを棚卸ししておくと、比較の基準ができます。
具体的には、自院ホームページの制作費・運用費、Web広告の出稿費、ポータルサイトの掲載料、パンフレットや看板などの費用が挙げられます。これらを書き出し、それぞれの手段からおおよそ何人の新規患者が来ているかを把握すると、「どの手段が自院にとって費用対効果が高いか」を比べる土台ができます。
正確な数字を出すことが目的ではありません。来院時に「何で当院をお知りになりましたか」と尋ねて記録するだけでも、判断の精度は上がります。
ポータルサイトは単独で評価せず、他の集患手段と並べて判断する
ポータルサイトの費用対効果は、「ポータルサイトだけ」を見ても判断しきれません。自院ホームページ、MEO(Googleマップ対策)、SNS、リスティング広告といった他の手段と並べ、それぞれのコスト・得意なこと・運用の手間を比べたうえで、自院の役割分担のなかに位置づけることが現実的です。
次の章からは、そもそもポータルサイトがどのような手段なのかを整理したうえで、料金タイプの違い、費用対効果を判断する軸、他手段との比較へと順に見ていきます。
歯科医院向けポータルサイトとは|仕組みと他手段との位置づけ
費用対効果を判断する前提として、ポータルサイトがどのような仕組みで、他のWeb手段とどう役割が違うのかを整理します。
患者が歯医者を探すときの行動とポータルサイトの位置づけ
患者が歯科医院を探すとき、「地域名+歯医者」「駅名+歯科医院」「日曜診療+歯医者」といったキーワードで検索することが多いと考えられます。その検索結果には、各歯科医院の自院ホームページ、Googleマップ、そして複数の医院をまとめて掲載しているポータルサイトが並びます。
ポータルサイトは、こうした「比較検討中の患者」が複数の医院を見比べる場として機能します。患者は1つのサイトのなかで、診療内容・アクセス・口コミ・予約のしやすさを横並びで確認できます。裏を返せば、ポータルサイト経由では自院が他の医院と並べて見られるため、掲載しているだけで選ばれるわけではない、という性質も持っています。
ポータルサイト・自院HP・MEO・SNS・リスティング広告の役割の違い
歯科医院のWeb集患でよく使われる手段には、それぞれ得意な役割があります。簡単に整理すると次のようになります。
ポータルサイトは、比較検討中の患者との接点をつくり、予約導線まで備えていることが多い手段です。自院ホームページは、診療方針や院長の考え方など、自院を深く理解してもらうための情報を載せる「資産」としての役割を持ちます。MEO(Googleマップ対策)は、「近くの歯医者」を探している地域の患者に見つけてもらうための対策です。SNSは、医院の雰囲気や日常を継続的に発信し、親しみを持ってもらう手段です。リスティング広告は、特定のキーワードで検索した患者に対して、検索結果の上部に広告を表示する手段です。
これらは競合する関係ではなく、患者が医院を知り、比較し、予約するまでの異なる段階を補い合う関係にあります。それぞれの費用対効果の見方は後の章で詳しく扱います。なお、各手段の詳しい運用方法は専門の解説記事に譲り、ここでは費用対効果を考えるうえで必要な範囲にとどめます。
ポータルサイトの費用の内訳|料金タイプの違いを理解する
ポータルサイトの費用対効果を考えるには、まず「何にお金がかかっているか」を理解する必要があります。料金タイプによって、費用の読みやすさや向き不向きが変わります。
料金タイプは大きく2つ:従量課金型と月額固定型
歯科医院向けポータルサイトの料金体系は、大きく「従量課金型(成果に応じて費用が変わる形式)」と「月額固定型」に分けられます。
従量課金型の特徴とコストが読みにくくなる理由
従量課金型は、予約数や問い合わせ数などの成果に応じて費用が変動する形式です。初期費用を抑えやすい場合がある一方、予約や問い合わせが増えるほど費用も増えるため、毎月の支出が読みにくいという面があります。
注意したいのは「何を成果としてカウントするか」です。予約以外の問い合わせ電話や、直前のキャンセル・無断キャンセルでも費用が発生する場合があり、そうした条件次第で実際の費用感は変わります。従量課金型を検討する際は、課金対象の定義、キャンセル時の扱い、上限金額の有無を必ず確認しましょう。
月額固定型の特徴と予算管理のしやすさ
月額固定型は、予約数や問い合わせ数にかかわらず、毎月の掲載料が一定の形式です。支出が読みやすく、年間の集患予算を組みやすい点が特徴です。
新規患者が多く来た月は1人あたりの獲得コストが下がり、少なかった月は上がる、という形になります。費用が一定のため、「1人あたりいくらで獲得できているか」を月ごとに振り返りやすく、費用対効果を検証しやすい料金タイプといえます。
掲載料以外に見落としやすいコスト(運用工数・予約管理の手間)
費用対効果を考えるとき、掲載料という「目に見える費用」だけに注目しがちですが、見落としやすいコストがあります。それが運用工数です。
たとえば、ポータルサイト経由の予約を受付スタッフが確認する手間、既存の予約システムと別管理になることで生じる二重チェックの手間、掲載情報を最新に保つための更新作業などです。これらはスタッフの人件費という形で医院のコストになっています。掲載料が安くても運用の手間が大きければ、その分を費用対効果に織り込んで考える必要があります。
主なポータルサイトの費用感の例
料金タイプの違いを具体的にイメージできるよう、代表的なサービスの費用感を例として挙げます。なお、料金やプラン内容は変更される可能性があるため、申込前には必ず各サービスの公式情報や問い合わせ窓口で最新条件を確認してください。
月額固定型の例:EPARK歯科メディア掲載は、月額固定2万円(税抜)で、予約件数や問い合わせ件数による費用変動がないと公式に案内されています(2026年5月時点)。外部予約システム連携オプションは月額5,000円〜(税抜)とされています。
無料掲載+有料オプション型の例:歯医者さん検索.comは無料掲載があり、有料掲載コースの登録料は10,000円と公式ページに記載されています(2026年5月時点)。エキテンのように、無料掲載の導線を持つ地域情報サイトもあります。
低価格で詳細情報を掲載できる型の例:ライフクローバーは、月額2,000円または年額一括20,000円(いずれも別途消費税)で掲載できると案内されています(2026年5月時点)。
記事型・メディア型の例:Medical DOCは、医療特化型サービスとして月3万円台〜の案内が公式LPで確認できます(2026年5月時点)。

このほか、公式ページ上で具体料金を確認できず「要問い合わせ」となっているサービスも多くあります。各サービスの利用規模・掲載機能・口コミの見え方まで含めた網羅的な比較は、別記事で扱っています。
費用対効果を判断する3つの軸
ここからは、ポータルサイトに限らず集患手段の費用対効果を判断するための「ものさし」を3つ示します。この3軸は、ポータルサイト同士の比較にも、他の手段との比較にも使えます。
軸①コスト:1新患あたりの獲得コストで他手段と比較する
1つ目の軸はコストです。前述のとおり、月額の掲載料そのものではなく、「掲載料 ÷ その手段経由の新規患者数」で1人あたりの獲得コストを出すと、手段同士を同じものさしで比べられます。
たとえば、月額2万円のポータルサイトから月4人の新規患者が来ていれば、1人あたり5,000円という目安になります。同じ計算をホームページ運用費やリスティング広告費でも行えば、どの手段が自院にとって効率的かが見えてきます。来院のきっかけは複数重なることもあるため、数字は厳密な正解ではなく傾向をつかむ目安として扱いましょう。
軸②患者層:来てほしい患者層と合っているか
2つ目の軸は患者層です。新規患者の「数」だけでなく「質」、つまり自院が増やしたい患者層と合っているかを見ます。
たとえば、予防やメンテナンスで長く通ってくれる患者を増やしたいのか、矯正やインプラントなど自費診療の相談を増やしたいのか、若い世代の患者との接点をつくりたいのかによって、合う媒体は変わります。同じ獲得コストでも、来てほしい層と合った患者が来ているかどうかで、費用対効果の実感は変わってきます。掲載後は、来院した患者の年齢層や相談内容も確認するとよいでしょう。
軸③継続性と工数:予算が読めるか、運用負担に見合うか
3つ目の軸は、継続性と運用工数です。費用対効果は単月で判断するものではなく、続けられるかどうかも含めて考える必要があります。
毎月の費用が読めて予算を組みやすいか、受付スタッフが無理なく運用できるか、既存の予約システムと連携できて二重管理を避けられるかといった点を確認します。費用対効果が高そうに見えても、運用負担が大きく続けられなければ、結局は中途半端な掲載になってしまいます。自院の体制で無理なく続けられる手段かどうかも、判断軸の1つです。

他の集患手段の費用対効果の見方|ホームページ・MEO・SNS・リスティング広告
ポータルサイトの費用対効果は、他の手段と並べて初めて判断できます。ここでは、ホームページ・MEO・SNS・リスティング広告それぞれの費用対効果の考え方を簡単に整理し、最後にポータルサイトの位置づけを改めて確認します。
自院ホームページ:資産として残るが、成果が出るまで時間がかかる
自院ホームページは、制作費・運用費がかかりますが、一度つくれば自院の「資産」として残ります。診療方針や院長の考え方、症例、設備など、自院を深く理解してもらうための情報を自由に載せられる点が強みです。
一方で、検索で見つけてもらえるようになるまでには時間がかかることが多く、短期的な新規患者の増加を期待する手段ではありません。費用対効果は、長い目で見て判断する必要があります。
MEO(Googleマップ対策):地域検索に強いが、上位表示は競合状況に左右される
MEOは、「近くの歯医者」を探している地域の患者に見つけてもらうための対策です。Googleビジネスプロフィールの整備が中心で、費用を抑えて取り組める場合があります。
ただし、地図上での表示順位は、同じエリアの他の医院との競合状況に左右されます。狙ったとおりに上位表示されるとは限らないため、費用対効果は地域の競合環境を踏まえて考える必要があります。
SNS:費用は抑えやすいが、継続的な発信の手間がかかる
SNSは、アカウント開設自体は無料で始められ、費用を抑えやすい手段です。医院の雰囲気やスタッフの様子を継続的に発信することで、親しみを持ってもらいやすくなります。
一方で、費用以外の「手間」というコストがかかります。投稿の企画・撮影・発信を続ける必要があり、その工数を誰が担うかを決めておかないと、更新が止まってしまいます。費用対効果は、掲載料ではなく運用工数で測る手段といえます。
リスティング広告:データを取得・蓄積できる一方、自院運用なら分析・調整の手間が発生する
リスティング広告は、「地域名+インプラント」のように特定のキーワードで検索した患者に、検索結果の上部に広告を表示できる手段です。患者が自院のページへ直接来てくれるため、ポータルサイトのように他の医院と並べられる段階を経由しない点が特徴です。
また、どのキーワードで何回クリックされ、どれだけ問い合わせにつながったかといったデータを取得・蓄積できるため、改善の仮説検証がしやすい手段でもあります。ただし、その効果を引き出すには、キーワードの選定、広告文の調整、予算配分の見直しといった運用が必要です。自院で運用する場合は、こうした分析・調整の手間が継続的に発生します。手間を抑えたい場合は外部に運用を委託する選択肢もありますが、その場合は運用代行費が別途かかります。費用対効果は、広告費だけでなく運用の手間や委託費も含めて考える必要があります。
ポータルサイトの位置づけ:集客面に加え、検索で見つけてもらいやすくなる側面もある
ここまでの手段と並べたとき、ポータルサイトには「比較検討中の患者との接点をつくり、予約導線まで備えている」という役割があります。それに加えて、見落とされやすい側面がもう1つあります。
規模の大きいポータルサイトは、それ自体が検索で上位に表示されやすい力(サイトの力)を持っていることがあります。自院ホームページが検索で見つけてもらえるようになるまでには時間がかかりますが、すでに検索で見つけられやすいポータルサイトに掲載することで、その露出を間接的に活用できる場合があります。ポータルサイトを「予約を取るための媒体」としてだけでなく、「自院をWeb上で見つけてもらう接点の1つ」として捉えると、費用対効果の見え方も変わってきます。
もちろん、これはすべてのポータルサイトに当てはまるわけではなく、サイトの規模や検索での見つかりやすさには差があります。掲載を検討する際は、そのサイトが実際にどの程度検索で利用されているかも確認するとよいでしょう。
費用対効果を高めるための運用ポイント
ポータルサイトの費用対効果は、契約して終わりではなく、掲載後の運用で変わります。ここでは、費用対効果を高めるために自院でできる運用ポイントを整理します。
掲載情報を整え、選ばれる医院ページにする
ポータルサイトでは、患者が複数の医院を見比べます。掲載しているだけでは、比較のなかで選ばれる材料が弱くなってしまいます。
院内の雰囲気が伝わる写真、診療内容の分かりやすい説明、診療時間やアクセスの正確な情報、初診時の流れなど、患者が予約前の不安を解消できる情報を整えることが、費用対効果を高める第一歩です。掲載枠という「場所」にお金を払うだけでなく、その枠の中身を充実させることで、同じ掲載料でも反応が変わってきます。
効果検証の数値を定期的に確認する
費用対効果を判断するには、数値を確認できる状態にしておくことが欠かせません。サービスによっては、ページの閲覧数、予約数、問い合わせ数、キャンセル数、口コミ数などを確認できるレポートが用意されています。
たとえばEPARK歯科メディア掲載では、PV数・UU数・予約数・キャンセル数・口コミ数などを確認できる効果検証レポートが案内されています。こうした数値を毎月確認し、院内で振り返る項目を決めておくと、掲載を続けるか、内容を見直すかの判断がしやすくなります。
一つの手段に依存せず、複数の接点を組み合わせる
費用対効果を底上げするうえでは、1つの手段にすべてを期待しないことも大切です。ポータルサイト、自院ホームページ、MEO、SNS、リスティング広告は、それぞれ得意な役割が異なります。
複数の接点を組み合わせ、それぞれの反応を見ながら予算配分を調整していくことで、医院全体としての費用対効果を整えやすくなります。どの手段にどれだけ配分するかは、次の章で触れるとおり、自院の状況によって変わります。
結局どう選ぶ?自院に合った費用対効果の判断のしかた
ここまで費用対効果の見方を整理してきましたが、最後に大切なのは「自院にとってどうか」という視点です。すべての医院に当てはまる唯一の正解はありません。

「正解の手段」はない。試して自院の数字で確かめる
ポータルサイト、ホームページ、MEO、SNS、リスティング広告のうち、どれが費用対効果が高いかは、医院の立地、診療内容、患者層、地域の競合状況によって変わります。一般論として「この手段が一番」と言い切れるものではありません。
現実的なのは、いくつかの手段を実際に試し、自院の数字で確かめることです。それぞれの手段から何人の新規患者が来て、1人あたりいくらかかり、どんな患者層が来ているかを記録すれば、自院にとっての費用対効果が見えてきます。数か月単位で振り返り、合わない手段は見直し、合う手段に予算を寄せていく、という進め方が無理のない判断につながります。
院長の関わり方・自院のブランディングで向き不向きが分かれる
手段選びは、費用対効果の数字だけでなく、院長自身の関わり方や自院のブランディングによっても変わります。
たとえば、データを見ながら自分で分析・調整することにやりがいを感じる院長であれば、リスティング広告を自院で運用する選択肢が向いているかもしれません。一方、診療に集中したい、運用の手間はできるだけ抑えたいという考えであれば、費用が読めて手間の少ない手段を選ぶほうが続けやすいでしょう。また、院長の人柄や診療方針を丁寧に伝えたいのか、地域での認知を広げたいのかといった、医院として打ち出したい方向性によっても、力を入れるべき手段は変わります。費用対効果は数字で測りつつ、最終的には自院の性格に合うかどうかで選ぶ、という考え方が現実的です。
予算が読める月額固定型という選択肢
運用の手間を抑えつつ、毎月の費用を読みやすくしたいと考える医院にとっては、月額固定型のポータルサイト掲載が選択肢の1つになります。
たとえばEPARK歯科メディア掲載は、月額固定2万円(税抜)で予約件数や問い合わせ件数による費用変動がなく、年間の集患予算を組みやすい料金体系です。医院ホームページのURL掲載や、PV数・予約数・キャンセル数などを確認できる効果検証レポートも案内されており、費用対効果を振り返りやすい仕組みが整っています。すべての医院にとって最適な手段とは限りませんが、「予算が読めること」「数値を確認できること」を重視する医院にとっては、検討に値する選択肢です。
FAQ
Q1. 歯科医院のポータルサイトの掲載料はどれくらいかかりますか?
掲載料は、料金タイプによって幅があります。月額固定型、従量課金型(成果に応じて費用が変わる形式)、無料掲載+有料オプション型、記事型掲載などがあり、月額数千円程度から数万円程度まで、サービスやプランによって異なります。
公式に料金が確認できる例として、EPARK歯科メディア掲載は月額固定2万円(税抜)と案内されています(2026年5月時点)。料金やプラン内容は変更される可能性があるため、最新の条件は各サービスの公式情報や問い合わせで確認しましょう。
Q2. ポータルサイトとリスティング広告は、どちらが費用対効果が高いですか?
どちらが高いと一律には言えません。両者は性質が異なります。
リスティング広告は、患者が自院のページへ直接来てくれ、クリック数や問い合わせ数などのデータを取得・蓄積できるため、改善の仮説検証がしやすい手段です。一方で、自院で運用する場合はキーワード調整や予算配分などの手間が継続的に発生します。ポータルサイトは、比較検討中の患者との接点をつくり、予約導線まで備えていることが多く、運用の手間を抑えやすい料金タイプもあります。データを見ながら自分で運用したいか、手間を抑えたいかという、医院の方針によって向き不向きが分かれます。
Q3. 費用対効果が出ているかどうかは、何で判断すればよいですか?
「新規患者1人あたりの獲得コスト」と「来てほしい患者層と合っているか」を中心に判断します。
掲載料をその手段経由の新規患者数で割って1人あたりのコストを出し、他の手段と比べます。あわせて、来院した患者の年齢層や相談内容が自院の増やしたい層と合っているかも確認します。サービスによっては閲覧数・予約数・キャンセル数などを確認できるレポートが用意されているため、こうした数値を毎月振り返ると判断しやすくなります。
Q4. 従量課金型と月額固定型では、どちらが費用対効果が高いですか?
医院の予約状況や予算管理の方針によって変わるため、一概には言えません。
従量課金型は初期費用を抑えやすい場合がある一方、予約や問い合わせが増えるほど費用も増え、毎月の支出が読みにくくなります。月額固定型は支出が一定で予算を組みやすく、1人あたりの獲得コストを月ごとに振り返りやすい料金タイプです。予算の読みやすさを重視するなら月額固定型、まず費用を抑えて始めたいなら従量課金型というように、自院の考え方に合わせて選びましょう。従量課金型を検討する際は、課金対象の定義やキャンセル時の扱いを必ず確認してください。
Q5. ポータルサイトに掲載すれば必ず新患は増えますか?
掲載しただけで必ず新規患者が増えるとは限りません。患者は複数の歯科医院を比較するため、掲載写真、診療内容の説明、口コミ、アクセス、予約のしやすさといった掲載の質が影響します。
掲載後は、写真や説明文の見直し、予約枠の調整などを続けることが大切です。また、来院数やキャンセル数などの数値を確認しながら、掲載内容を調整していくことで、自院に合った活用がしやすくなります。
Q6. 今使っている予約システムがあるのですが、ポータルサイトと併用できますか?
併用できる場合があります。ただし、ポータルサイト経由の予約と既存の予約システムが別管理になると、二重予約や確認漏れが起きる可能性があるため、連携できるかどうかの確認が重要です。
たとえばEPARK歯科メディア掲載では、外部予約システムとの一部連携が案内されています(2026年5月時点)。連携できれば二重管理の手間を減らせますが、対象システムや条件は変更される可能性があるため、自院で利用中のシステムが対象かどうか、費用や運用方法もあわせて確認しましょう。
まとめ:歯科医院のポータルサイトの費用対効果は「他手段と並べて、自院の数字と性格で」判断する
歯科医院のポータルサイトの費用対効果は、掲載料の金額だけでは判断できません。「新規患者1人あたりの獲得コスト」「来てほしい患者層と合っているか」「予算が読めて運用負担に見合うか」という3つの軸で、他の集患手段と並べて見ることがポイントです。
まず見直すべきは、自院が現在どの手段に何を払い、それぞれから何人の新規患者が来ているかという現状の棚卸しです。そのうえで、ホームページ、MEO、SNS、リスティング広告、ポータルサイトを、それぞれの得意な役割と費用対効果の見方に沿って比べていきます。最終的には、いくつかを実際に試し、自院の数字で確かめながら、院長の関わり方や医院のブランディングに合った手段に予算を寄せていく進め方が現実的です。
ただし、ホームページ、Googleビジネスプロフィール、広告、ポータルサイト、予約管理までを自院だけで対応し、さらに掲載後の数値確認や内容の見直しまで続けるとなると、院長やスタッフの負担は小さくありません。どの手段にどれだけ力を入れるかを決めきれない、運用を続ける体制が整っていないという場合は、まず費用が読めて手間の少ない手段から整えるのも1つの方法です。
EPARK歯科メディア掲載は、月額固定2万円(税抜)で予約件数や問い合わせ件数による費用変動がなく、年間の集患予算を組みやすいポータルサイト掲載サービスです。医院ホームページのURL掲載、写真データの提供、PV数・予約数・キャンセル数などを確認できる効果検証レポート、外部予約システムとの一部連携などが案内されており、費用対効果を振り返りながら運用しやすい仕組みが整っています。料金体系、掲載機能、レポート内容、既存予約システムとの連携可否を確認したうえで、比較候補の1つとして検討できます。
自院の費用対効果の判断材料を整理したい段階であれば、まずは資料請求やお問い合わせで、掲載プランの詳細やレポートで確認できる内容を確認してみてください。自院の診療内容・患者層・予約体制に合った手段を選ぶことが、続けやすい新規患者獲得の体制づくりにつながります。
出典・参考情報
出典名:EPARK歯科 メディア掲載料改定に関する公式発表
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000029237.html
本文で使った内容:月額固定2万円(税抜)、予約件数や問い合わせ件数による費用変動なし、ホームページURL掲載、写真データ提供、効果検証レポート、外部予約システム連携、外部連携オプション料金(月額5,000円〜税抜)。
出典名:EPARK歯科メディア掲載 サービス紹介ページ
URL:https://haisha-yoyaku.jp/docs/service/eparkshikamedia/
本文で使った内容:月額固定プラン、効果検証レポートで確認できる項目(PV数・UU数・予約数・キャンセル数・口コミ数)、外部予約システム連携の案内。
出典名:歯医者さん検索.com 掲載のお申込み
URL:https://haishakensaku.com/publication.php
本文で使った内容:無料掲載、有料掲載コースの登録料10,000円。
出典名:ライフクローバー 医療機関情報の掲載詳細
URL:https://www.web-clover.net/entry/ika/shousai.html
本文で使った内容:掲載料月額2,000円または年額一括20,000円、別途消費税。
出典名:Medical DOC 価格・導入スケジュール
URL:https://medicaldoclp.com/price/
本文で使った内容:医療特化型サービスとして月3万円台〜の案内。
出典名:エキテン 無料掲載のご案内
URL:https://owner.ekiten.jp/free-basic01/
本文で使った内容:店舗情報の無料掲載に関する案内。
※掲載料金やプラン内容は変更される可能性があるため、本文中の料金は2026年5月時点で各社公式情報により確認した内容です。公開時点で日が空く場合は再確認してください。競合メディア(歯科向けホームページ制作・集患支援事業者などのオウンドメディア)由来の数値・URLは使用していません。