歯科医院の拡大期に広告はどう設計するべきか。EPARK歯科を活用した増患戦略|Dental Vision Summit2026

増患・マーケティング

2026年4月19日に株式会社SABU様主催で開催されたDental Vision Summitのセッションにて、医療法人社団 誓栄会 理事長の千賀 誓人先生と、エンパワーヘルスケア株式会社 益子が「歯科医院の拡大期における広告設計」についてお話ししました。

【登壇者プロフィール】

(写真左)牧野 光兵 氏(株式会社SABU 執行役員)
株式会社ファイバーゲート、株式会社ストランザで営業として実績を重ね、100医院以上の導入支援やトップセールスを経験。株式会社ORARYの共同創業を経て、現在は株式会社SABUの執行役員として、企画・マーケティング・営業全般を担当。

(写真中央)千賀 誓人 先生(医療法人社団 誓栄会 理事長)
歯科医師として診療に携わりながら、若くして医療法人社団 誓栄会の理事長として医院経営を推進。都心部を中心にスピード感のある分院展開を行い、歯科業界でも注目を集める存在。現場と経営の両面で実績を重ねる、歯科経営のフロントランナー。

(写真右)益子 大樹 氏(エンパワーヘルスケア株式会社 マネージャー)
エンパワーヘルスケア株式会社 マネージャー。2018年の入社以来、数多くの歯科医院のWebマーケティングを支援。営業部・メディア部での経験を活かし、幅広い知見と実践的な提案力を強みとしている。

1.千賀先生とEPARKの出会い

牧野:「歯科医院の拡大期に広告はどう設計されるべきか」というテーマで、医療法人社団 誓栄会 理事長の千賀誓人先生、そしてエンパワーヘルスケア株式会社マネージャーの益子大樹さんをお呼びしてトークさせていただきます。本日はよろしくお願いいたします。

千賀・益子:よろしくお願いします。

MC:まず簡単に自己紹介からお願いできればと思います。千賀先生からお願いします。

千賀:このデンタルビジョンサミットではおなじみの千賀誓人と申します。医療法人社団 誓栄会を運営しておりまして、今期(2026年)4月で26分院になりました。

今回は「広告」というテーマで、エンパワーヘルスケアさんも来ていますので、僕も聞きたいことがたくさんあります。今まで聞いたことのないような内容も全部聞いていけたらなと思います。よろしくお願いします。

益子:エンパワーヘルスケア株式会社でマネージャーをさせてもらっています益子と申します。2018年に新卒で入社してから歴も長いので、何なりとご質問いただければと思います。よろしくお願いします。

MC:益子さんはかなり歴史も知っていらっしゃると思うので、そのあたりも紐解けたらなと思っております。千賀先生、EPARKさんとはいつ頃からのお付き合いになるのでしょうか?

千賀:使い始めたのはもう1医院目の時からですね。

MC:最初からなんですね。当時、他にも手段はあったと思うのですが、EPARKを使おうと思った理由は何だったんですか?

千賀:当時は「EPARKを使うのが当たり前」というくらい、EPARKがすごく伸びていた時期だったんです。僕が当時勤めていた勤務先でも、かなりの集患数を見ていたので、「これはいける」と思って導入を決めました。

MC:当時から益子さんが担当されていたんですか?

益子:当時は僕の上司がメインで担当していましたが、2院目のタイミングで僕がWebレクチャー(オンボーディング)でご訪問させていただきました。当時から千賀先生はかなり細かく数字を見られていて、どういうふうに効果を出していこうかというご質問をいただいていました。

MC:千賀先生、実際に使い始めてからの印象はどうですか?

千賀:EPARKさんの集患力はすごく高くて、自分の(自社サイト等の)新患もあるんですけど、EPARKさん経由の新患もほぼ毎日来ていたイメージがあります。かなり強いなという印象でした。

2. 拡大期における「広告」の捉え方

MC:拡大していくために集患は必須ですが、千賀先生にとって「広告」とはどういう存在ですか?

千賀:広告は「集患」そのものだと思います。今回の話では、売上の最大値が「チェア台数」で決まると考えています。例えばチェアが10台なら、そこに至るまでの「時間」と「売上」のグラフがあるとして、その曲線をいかに早く立ち上げ、いかに早く黒字化(満床)させるか。そのためのコストが広告費です。

水槽(チェア台数)に水を溜めるための「蛇口」が広告です。蛇口をひねれば水(新患)が出てきて、水槽がいっぱいになるまでのスピードをコントロールするイメージですね。

MC:事前の打ち合わせで、かなり前から準備されているとお聞きしましたが。

益子:基本的にはご開業の半年前くらいにはお見積もりをお出しして、お打ち合わせをさせていただいています。

MC:なぜそんな前から動くのですか?

千賀:経営の中で、CFOも含めて数値を予測していくからです。新患数ベースでレセプト枚数や売上がどうなるか、次の出店計画やキャッシュフローも含めて細かく予測を立てます。その予測を立てるために、見積もりや「どれくらい新患が来るか」の計画が重要になるんです。

3. EPARKに対するネガティブな声と歴史

MC:EPARKさんについて、一部の先生からネガティブな話を聞くこともあります。よく言われるのは以下の3点です。

従量課金: 無断キャンセルでも課金されるのが嫌だ。
Googleビジネスプロフィール: 勝手に電話番号やURLが書き換わった。
予約の重複: 既存の予約システムと連携がうまくいかない。

このあたりの経緯について、年表を用意していただいたのでお話しいただけますか?

益子:はい。

2015年4月: EPARK歯科誕生。当初は「来院したら課金、来院しなければ無料」という料金体系でした。

2016年3月: 日本歯科医師会様より「療養担当規則に抵触するのではないか」という通達が出されました。

2016年4月: 弁護士とも相談し、即座に「システム利用料」という形に変更しました。これにより「来院の有無に関わらず課金」というプランに切り替わりました。

2018年7月: 導入医院数10,000件に到達しました。

2018年10月: Googleマイビジネス(当時)の情報の件ですね。意図しない形で医院様の電話番号が当社の「0066」番号に、URLがEPARKの予約URLに書き換わってしまった事象がありました。これについては謝罪と返金対応を行い、現在は希望されない限り書き換えは行わず、またその経由の予約料もいただかない形に意思決定しています。

2024年4月: 「月額固定プラン」を開始しました。

MC:月額固定プラン!これは大きな変化ですね。

益子:先生方から「無断キャンセルへの課金が辛い」「広告費として予算を立てにくい」というお声をいただいていました。使いやすくするために、固定制に変更した経緯があります。

MC:千賀先生のように大量に集患している医院だと、月額固定(月2万円)になるとEPARK側の収益はかなり下がるんじゃないですか?

益子:事実、売上としては下がる見込みもありましたが、先生方の利用のしやすさを最優先した経営判断です。

千賀:どれだけ集患しても2万円というのは、めちゃくちゃお得ですよね。

MC:千賀先生の医院のデータを見てみましょう。

MC:開業当初は月12件ほどでしたが、ピーク時には月168件という数字が出ています。これは異常値ですよね?

益子:正直、全国平均に対してかなり上振れています。全国平均は1医院あたり月25件前後で推移していますので。

千賀:僕は数字を気にしていたので、EPARKさんが出してくれる地域平均などのデータを参考にしながら対策していました。

MC:今回は地方のデータも持ってきていただきました。

富山県: 1医院平均 29件
佐賀県: 1医院平均 66件
北海道: 1医院平均 30件超

MC:富山や佐賀がなぜこんなに高いんですか?

益子:佐賀県などは、千賀先生の医院のように突き抜けて効果を出されている医院様がいらっしゃることと、分母(登録医院数)がまだ少ないため、平均が押し上げられている側面があります。ただ、地方でも都心部以上に効果が出るポテンシャルは十分にあります。

千賀:これ、市町村レベルでデータを出してもらえたら、どこに出店するかという「熱いエリア」の判断材料になりますね。

5. Googleから見たEPARKの広告ポテンシャル

MC:Googleが出した「歯科関連ワード」のデータも初公開とのことですね。

→歯科関連の広告表示機会:年間5億回以上。


→クリック単価(CPC): 市場平均316円に対し、EPARKは60円(約1/5)。
 クリック率(CTR): 市場平均8.6%に対し、EPARKは約15%(約2倍)。

MC:自院でリスティング広告を出すより、EPARKに載せるほうが圧倒的にコスパが良いということですか?

益子:長年のノウハウがありますので、運用は安心してお任せいただければと思います。

千賀:広告のやり方がわからない先生にとって、ファーストステップとしてリスクが少なく、非常に効率が良いと思います。平均で20〜30件はアドオン(上乗せ)できるわけですから。

6. 集患を最大化させる「コツ」と今後の展望

MC:千賀先生、25件(平均)を168件にするためのコツは何ですか?

千賀:一番大事なのは「受け入れ体制(キャパシティ)」です。新患がいつ入ってきてもいい状態にしておく。チェア数やドクターの数もそうですが、あえて「余白」を残しておく。オペレーションをスムーズにして、新患を断らない体制を整えることが重要です。

益子:当日予約の枠をブロックせず、まずは開けてみる。それだけで「意外と入ってくるな」と実感いただけるはずです。

MC:今後のアップデートについても教えてください。

益子:
Google が提供するオンライン予約導線「Reserve with Google ( Google で予約)」との連携を開始いたしました。

満を持して、歯科医院向けGoogle マップ対策サービス「クリニックMEO」もリリースしました。

7. 最後にメッセージ

千賀:EPARKさんは膨大なデータを持っています。それをいかに活かすかが重要です。まだやっていない先生はチャンスだと思います。月額固定になったことで計画も立てやすくなりました。広告をうまく利用して、さらなる拡大を目指していただきたいですね。

MC:本日はありがとうございました。

千賀・益子:ありがとうございました。


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