歯科医院のホームページ制作会社13社比較|タイプ別の特徴と選び方

ホームページ/MEO/SEO

歯科医院のホームページ制作を依頼する会社を探し始めると、候補の多さに迷う院長・理事長は少なくありません。歯科専門をうたう会社、医療全般を扱う会社、一般的なWeb制作会社まで幅広く、料金体系やデザインの方向性も会社ごとに異なります。「どこに頼めば自院に合うのかわからない」「費用感が読めない」「以前ホームページを作ったものの、新規患者の来院につながらなかった」——こうした悩みは、制作会社ごとの違いや選び方の基準が整理できていないことから生じがちです。

この記事では、歯科医院のホームページ制作会社を「歯科・医療に特化した会社」と「歯科専門ではない一般のWeb制作会社」の2タイプに分け、それぞれの特徴や代表的な会社、依頼前に確認したい比較ポイントを整理します。自院がどちらのタイプを選ぶべきか、判断材料としてお役立てください。

歯科医院のホームページ制作会社は「自院の目的との合致」で選ぶ

結論から述べると、ホームページ制作会社は、料金の安さやデザインの第一印象だけで選ぶのではなく、自院がホームページに持たせたい目的・診療方針・公開後の運用体制に合うかどうかで選びましょう。

同じ「歯科医院のホームページ制作」でも、会社によって得意とする領域や対応範囲は大きく異なります。あらかじめ自院の目的を言語化しておくことで、数ある候補のなかから比較すべき会社を絞り込めます。

制作会社選びでまず決めるべきこと

制作会社を探し始める前に、「このホームページで何を実現したいのか」を院内で整理しておくことをおすすめします。新規患者に医院を見つけてもらうための接点を整えたいのか、既存患者への情報発信を充実させたいのか、スタッフ採用に活用したいのか。目的によって必要なページ構成や依頼先に求める強みは変わります。目的が曖昧なまま複数社の提案を受けると、提案内容を比較する基準がなく、最終的に提示金額やデザインの好みだけで判断してしまいがちです。

「制作して終わり」か「公開後の運用支援まで」かで会社の性質が分かれる

ホームページ制作会社は、サイトを制作して納品するまでを中心とする会社と、公開後の更新・SEO・アクセス解析といった運用支援まで継続的に関わる会社に大きく分かれます。歯科医院のホームページは、診療時間の変更やお知らせの追加など公開後の運用が前提になるため、「作ったあとに誰が、どのように更新するのか」は会社選びの段階で確認しておきたい点です。

自院で更新する体制があるのか、制作会社に更新を任せたいのかによって、選ぶべき会社やプランは変わります。

院長・理事長が判断に関わるべき理由

ホームページ制作の窓口をスタッフに任せること自体は問題ありません。ただし、最終的な方針判断には院長・理事長が関わることをおすすめします。ホームページは医院の診療方針や強みを外部に伝える重要な媒体です。

また、医療広告ガイドラインに沿った表現の範囲で「どこまで何を伝えるか」は経営判断に近い領域でもあります。契約形態や費用、公開後の運用負担なども含め、決裁権を持つ立場で全体像を把握しておくと、公開後の認識のずれを防ぎやすくなります。

歯科医院のホームページ制作会社は大きく2タイプに分けられる

歯科医院のホームページを依頼できる会社は、専門性の観点から「歯科・医療に特化した制作会社」と「歯科専門ではない一般のWeb制作会社」の2タイプに分けられます。どちらが一方的に優れているというわけではなく、自院の状況や目的によって向き不向きがあります。

歯科・医療に特化した制作会社の特徴

歯科や医療業界に特化した制作会社は、医療広告ガイドラインや薬機法に配慮した表現に慣れており、診療科目に応じたページ構成や歯科医院ならではのコンテンツ作成のノウハウを持っていることが多いのが特徴です。歯科医院の制作実績が蓄積されているため、打ち合わせで医療特有の事情を一から説明する手間を減らしやすい点もメリットです。一方で、対応範囲や料金は会社ごとに差があるため、後述の比較ポイントで個別に確認することが大切です。

歯科専門でない一般のWeb制作会社の特徴

歯科を専門としない一般のWeb制作会社は、幅広い業種のサイトを手がけてきたデザイン力や開発力が強みです。企業サイトやメディアサイトの制作で培った設計力を活かせる場合があり、デザインの自由度を重視したい医院には選択肢になります。ただし、医療広告ガイドラインへの理解度や歯科医院のホームページ制作実績は会社によって大きく異なります。一般のWeb制作会社に依頼する場合は、医療分野の制作経験があるか、ガイドラインを踏まえた表現に対応できるかを、事前に確認しておきましょう。

自院はどちらを選ぶべきか

歯科医院のホームページに求めるものが「医療広告ガイドラインへの確実な対応」「歯科向けの定番的なページ構成」「公開後の継続的な更新・運用支援」であれば、歯科・医療特化型が候補になりやすいでしょう。特に、単にお知らせの更新を依頼するだけであれば一般のWeb制作会社でも対応できる場合がありますが、新患の獲得や自費診療の訴求、医療広告ガイドラインを踏まえた表現管理まで見据えるなら、歯科分野に詳しい制作会社の方が公開後も相談しやすいパートナーになります。

一方で、すでに伝えたいコンセプトやデザインの方向性が明確で、それを形にするデザイン力・開発力を重視したい場合は、医療分野の実績がある一般のWeb制作会社も検討できます。自院がホームページに何を求めるのか、公開後にどこまで支援を受けたいのかを整理したうえで、どちらのタイプが合うかを判断するとよいでしょう。

【歯科・医療特化型】歯科医院のホームページ制作会社10社

ここでは、歯科・医療に特化したホームページ制作会社を紹介します。各社について、特徴・対応範囲・費用の考え方を同じ項目で整理しました。なお、掲載の並び順は紹介の都合によるもので、優劣を示すものではありません。料金は変動する可能性があり、公式サイトに料金を明示していない会社もあります。そのため、本記事では公式に明示されている金額のみを記載しています。記載のない会社の費用は、問い合わせでの確認を前提としています。

クリニックスタイル(エンパワーヘルスケア株式会社)

クリニックスタイルは、エンパワーヘルスケア株式会社が運営する歯科医院専門のホームページ制作サービスです。歯科医院に特化したチームが制作を担当し、複数のデザインパターンから医院の診療方針や雰囲気に合わせて選べる点が特徴です。プロカメラマンによる撮影と専門ライターによる取材を行い、診療内容からアクセス、スタッフ紹介までの全10ページ構成でサイトを制作します。費用は初期費用0円〜・月額9,800円(税抜)から始められる月額制で、公開後も月1回までのテキスト修正・お知らせ更新に対応します。

特徴:歯科専門チームによる制作、撮影・取材込み、複数のデザインパターン
対応範囲:取材・撮影・制作・公開後の更新対応(月1回まで)、全10ページ構成
費用の考え方:初期費用0円〜・月額9,800円(税抜)の月額制(2026年5月時点・公式サイト記載)
公式サイト:https://www.empower-hc.com/lp/hp/index-ab01-design-pattern-top.html

株式会社メディカルネット

メディカルネットは、2000年から歯科医院専門のホームページ制作を手がけてきた会社です。歯科分野の専門知識とWeb制作のノウハウを活かした制作を行う点を強みとしています。コストを抑えたプランからオリジナルデザインのプランまで複数の料金プランがあり、検索エンジン対策などの公開後のアフターフォローにも対応します。料金は公式サイトでご確認ください。

特徴:歯科専門、歯科分野の専門知識とWeb制作ノウハウを活かした制作
対応範囲:制作〜検索エンジン対策などのアフターフォロー
費用の考え方:複数プラン制(詳細は公式サイト)
公式サイト:https://service.medical-net.com/

株式会社歓尽(関心グループ)

株式会社歓尽は、歯科医院・医療クリニックに特化したホームページ制作・マーケティング支援を行う会社です。ロゴ制作や医院コンセプト設計からホームページ制作までを手がけ、SEOを考慮したサイト構造設計を重視しています。Web広告やMEO対策、SNS運用支援などを組み合わせた支援にも対応します。テンプレートを用いた制作プランも用意されています。料金は公式サイトでご確認ください。

特徴:歯科・医療クリニック専門、コンセプト設計から一貫支援
対応範囲:ロゴ・コンセプト設計・制作・広告・MEO・SNS運用支援
費用の考え方:テンプレート制作プランあり(詳細は公式サイト)
公式サイト:https://kanjin-consulting.com/

株式会社HERO innovation

HERO innovationは、2013年創業の医科・歯科クリニック専門の制作会社です。ホームページ制作に加え、医療広告ガイドライン対応やSEO/MEOを意識した導線設計を特徴としています。予約・問診システムなどの医療DX関連サービスも展開しており、制作後の医院運営まで視野に入れた支援を行っています。料金は公式サイトでご確認ください。

特徴:医科・歯科クリニック専門、医療広告ガイドライン対応をうたう
対応範囲:制作・SEO/MEO・予約/問診システムなど医療DX
費用の考え方:詳細は公式サイトまたは問い合わせで確認
公式サイト:https://hero-innovation.com/

株式会社EXACT

EXACTは、2018年創業の歯科・歯科医院・矯正歯科専門のホームページ制作会社です。撮影、原稿作成、サイト構成、アクセス解析まで、制作から運用に関わる工程をワンストップで対応する点を強みとしています。新規開業のサイト制作からリニューアル、矯正歯科などの専門サイト制作にも対応します。料金は公式サイトでご確認ください。

特徴:歯科・矯正歯科専門、制作〜運用をワンストップ
対応範囲:撮影・原稿・サイト構成・アクセス解析・専門サイト制作
費用の考え方:分割払いに対応(詳細は公式サイト)
公式サイト:https://www.ex-act.jp/

BE PROUD

BE PROUDは、歯科業界に特化したWeb制作会社です。歯科向けのSEO/MEO対策、リスティング広告運用、ブランディングを軸に、医院経営を見据えた支援を掲げています。新規開業、専門特化、分院展開など、医院のニーズやフェーズに合わせたホームページ制作に対応します。料金は公式サイトでご確認ください。

特徴:歯科専門、SEO/MEO・広告運用・ブランディングを重視
対応範囲:制作・SEO/MEO・リスティング広告運用・ブランディング
費用の考え方:詳細は公式サイトまたは問い合わせで確認
公式サイト:https://www.beproud.asia/

デンプロ株式会社

デンプロは、歯科医院向けのホームページ制作や内覧会の企画・運営など、歯科医院の集患支援を展開する会社です。歯科を熟知した制作スタッフが在籍し、歯科専門のホームページ制作を行っています。採用支援から集患支援まで、医院経営の複数の課題に対応できる点を特徴としています。料金は公式サイトでご確認ください。

特徴:歯科専門、採用支援・内覧会・HP制作を一体で展開
対応範囲:制作・採用支援・内覧会企画など
費用の考え方:詳細は公式サイトまたは問い合わせで確認
公式サイト:https://hp.den-pro.com/

デンタルサポート(Wevery!/ウェブリィ)

Wevery!(ウェブリィ)は、医院・クリニック向けのホームページ制作システムです。知識がなくても短時間で公開でき、院内スタッフでも更新しやすいクラウド型の仕組みが特徴で、スマートフォン対応のサイトを初期費用0円で制作できるサービスとして案内されています。歯科医院のホームページにも対応します。月額の運用費用などの詳細は公式サイトでご確認ください。

特徴:更新しやすいクラウド型のホームページ制作システム
対応範囲:制作・公開後の更新・スマホ対応
費用の考え方:初期費用0円(2026年5月時点・公式サイト記載)、月額の運用費用は公式サイトに記載
公式サイト:https://dentalsupport.biz/support/web/

株式会社ナルコーム

ナルコームは、1952年設立の歯科医療機器メーカーで、長年の歯科業界での経験を活かした「ホームページ事業」を運営しています。歯科業界での知見を活かし、文章作成を含めて医院の負担を抑えた制作に対応する点を特徴としています。企画から制作、検索エンジン対策、運営まで幅広く対応します。料金は公式サイトでご確認ください。

特徴:歯科医療機器メーカーの知見、歯科用コンテンツが豊富
対応範囲:企画・制作・検索エンジン対策・運営
費用の考え方:詳細は公式サイトまたは問い合わせで確認
公式サイト:https://www.narcohm.co.jp/hp/

あきばれホームページ歯科事業部

あきばれホームページ歯科事業部は、株式会社WEBマーケティング総合研究所が運営する歯科医院専門のホームページ制作サービスです。全ページのライティングとプロカメラマンによる撮影を含むプランを29.8万円〜で提供し、専属の歯科衛生士が在籍しています。新規開業からリニューアル、専門サイト制作まで対応します。

特徴:歯科専門、ライティング・撮影込みのプラン、歯科衛生士在籍
対応範囲:制作・ライティング・撮影・リニューアル・専門サイト
費用の考え方:29.8万円〜(2026年5月時点・公式サイト記載)
公式サイト:https://www.akibare-shika.jp/

【一般のWeb制作会社】歯科医院のホームページにも対応できる会社3社

ここでは、歯科を専門としていないものの、歯科医院のホームページ制作の選択肢になりうる一般のWeb制作会社を紹介します。前章と同じ項目で整理しています。並び順は優劣を示すものではありません。

株式会社GIG

GIGは、2017年創業のデジタルコンサルティング企業です。企業サイトやメディアサイトの制作、Webマーケティング、システム開発を戦略立案から実行支援まで一気通貫で提供しています。歯科専門ではありませんが、メディアサイトの設計力やマーケティングの知見を活かしたサイト構築を強みとしています。料金は公式サイトでご確認ください。

特徴:デジタルコンサルティング企業、戦略から実行支援まで一気通貫
対応範囲:企業/メディアサイト制作・Webマーケティング・システム開発
費用の考え方:詳細は公式サイトまたは問い合わせで確認
公式サイト:https://giginc.co.jp/

株式会社シスコム

シスコムは、BtoB企業を中心に、ホームページの企画設計から制作、公開後の運用・SEOまでをワンストップで対応する会社です。20年以上の制作実績を持ち、ブランディングやデジタルマーケティングまで幅広く対応しています。歯科専門ではありませんが、目的やターゲットを明確にした課題解決型の制作を掲げています。料金は公式サイトでご確認ください。

特徴:BtoB中心、企画〜運用・SEOまでワンストップ
対応範囲:企画設計・制作・運用・SEO・ブランディング
費用の考え方:詳細は公式サイトまたは問い合わせで確認
公式サイト:https://www.gohp.jp/

株式会社BRISK

BRISKは、2012年設立の東京・江東区のWeb制作会社です。企業サイトや採用サイトの制作、WordPress構築を得意とし、外注を使わない社内制作によるスピード感と柔軟性を強みとしています。歯科専門ではありませんが、医療を含む幅広い業種の制作実績があります。料金は公式サイトでご確認ください。

特徴:社内制作によるスピード感、企業/採用サイト・WordPress構築が得意
対応範囲:Webサイトの企画・制作・保守・管理
費用の考え方:詳細は公式サイトまたは問い合わせで確認
公式サイト:https://b-risk.jp/

一般のWeb制作会社に依頼する場合に確認したいこと

一般のWeb制作会社は制作力やデザイン力に強みがある一方、歯科医院のホームページに固有の事情への対応は会社ごとに差があります。依頼を検討する際は、医療広告ガイドラインを踏まえた表現に対応できるか、過去に医療機関や歯科医院のホームページ制作実績があるかを確認しておきましょう。これらの確認をしておくことで、公開後に表現の修正が必要になるなどの手戻りを避けやすくなります。

歯科医院のホームページ制作会社を選ぶときの比較ポイント

タイプを問わず、複数の候補から依頼先を絞り込む際に確認したいポイントを整理します。提示金額やデザインの印象だけで決めるのではなく、以下の項目を同じ基準で比較すると、自院に合う会社を見極めやすくなります。

歯科医院の制作実績とデザインの方向性が自院に合うか

その会社が手がけた歯科医院のホームページの実績を確認し、デザインの方向性が自院の診療方針や患者層に合うかを見極めます。小児歯科、矯正歯科、インプラントなど、自院と近い診療内容の制作実績があれば、仕上がりをイメージしやすくなります。実績を公開していない会社もあるため、気になる場合は問い合わせて確認するとよいでしょう。

スマートフォン対応・表示速度・予約導線などの基本品質

患者さんの多くはスマートフォンで歯科医院を探すため、スマートフォン表示への対応は前提となる品質です。あわせて、ページの表示速度や、電話・Web予約への導線がわかりやすく設計されているかも確認します。これらはデザインの見た目とは別の、ホームページが「使いやすいかどうか」に関わる基本的な品質です。

医療広告ガイドラインへの理解があるか

歯科医院のホームページは医療広告ガイドラインの対象であり、表現に一定の制限があります。ガイドラインに沿った制作ができる会社かどうかは、重要な確認ポイントです。歯科・医療特化型の会社はこの点に慣れていることが多い一方、一般のWeb制作会社では会社によって理解度に差があります。

患者の主観に基づく「体験談(口コミや感想)」は、医療広告ガイドラインによりホームページへの掲載が一律禁止されています。「集患のために口コミを載せましょう」と違法な提案をしてこないクリーンな会社かを見極めることが重要です。

公開後の更新・運用のしやすさ

ホームページは公開後の更新が前提になります。診療時間の変更やお知らせの追加を、自院のスタッフが更新するのか、制作会社に更新を依頼するのかを確認します。自院で更新する場合は管理画面の使いやすさを、制作会社に任せる場合は更新代行の範囲と対応回数を確認しておくと、公開後の運用がスムーズになります。

費用の内訳と契約形態

費用は、初期制作費用と月額の運用費用に分けて確認します。あわせて、契約期間の有無、解約条件、月額費用に含まれるサービスの範囲も確認しておきたい点です。提示された総額だけでなく内訳まで把握することで、複数社の見積もりを正しく比較できます。料金は変動するため、最新の条件は各社に直接確認することをおすすめします。

歯科医院のホームページ制作でよくある失敗と回避策

ホームページ制作でつまずきやすいパターンには、ある程度の共通点があります。原因を知り、依頼前に対策を考えておくことで、公開後の後悔を減らせます。

公開しただけで更新されず情報が古くなる

ホームページを公開したあと更新されず、診療時間や休診情報が古いまま放置されてしまうケースがあります。これを避けるには、公開前の段階で「誰が、どのくらいの頻度で更新するのか」を決めておくことです。自院での更新が難しい場合は、更新代行に対応する会社を選ぶか、院内スタッフでも更新しやすい管理画面を備えたサービスを選ぶとよいでしょう。

デザイン重視で、知りたい情報が伝わらない

デザインの見栄えを優先するあまり、患者さんが知りたい情報——診療時間、アクセス、予約方法、診療内容——が伝わりにくくなることがあります。ホームページは医院の世界観を伝える役割と、患者さんの疑問に答える役割の両方を担います。制作の打ち合わせでは、デザインの方向性とあわせて「患者さんが最初に知りたい情報をすぐに見つけられるか」を確認することが大切です。

制作会社に任せきりで、自院の強みが反映されない

制作を会社に任せきりにすると、どの歯科医院にも当てはまるような無難なホームページになり、自院ならではの強みが伝わらないことがあります。診療方針、力を入れている治療、医院の雰囲気など、自院の特徴を制作会社に具体的に伝えることが、差別化につながります。取材やヒアリングを丁寧に行う会社を選ぶことも、回避策のひとつです。

費用の安さだけで選び、運用サポートがなく放置される

初期費用の安さだけで選んだ結果、公開後の運用サポートがなく、改善されないまま放置されてしまうケースがあります。費用を比較する際は、初期費用だけでなく、公開後のサポート範囲や月額費用に含まれる内容まで含めて検討することが重要です。安さは選定の一要素ではありますが、運用まで含めた費用対効果で判断することをおすすめします。

歯科医院のホームページ制作の費用の考え方

ホームページ制作の費用は、会社やプランによって幅があります。具体的な相場の金額はここでは断定しませんが、費用をどう捉えるかの考え方を整理します。

初期制作費用と月額運用費用の考え方

ホームページ制作の費用は、サイトを制作する初期費用と、公開後に発生する月額の運用費用に分けて考えると整理しやすくなります。会社によっては初期費用を抑えて月額費用に組み込むプランもあれば、初期費用とその後の保守費用を分けるプランもあります。どちらが自院に合うかは、開業直後で初期費用を抑えたいのか、長期的なコストを見通したいのかによって変わります。具体的な金額は会社やプランによって幅があるため、複数社から見積もりを取り、初期費用と月額費用の両面で比較することをおすすめします。

費用対効果をどう判断するか

費用を判断する際は、金額の安さだけでなく、その費用で自院の目的がどの程度実現できそうかという観点で考えることが大切です。たとえば、新規患者との接点を整えることが目的なら、制作後の更新やSEOまで含めた費用対効果で比較する必要があります。金額だけを見て比較すると、運用サポートの有無といった重要な差を見落とすことがあります。

リニューアルと新規制作、どちらを選ぶかの判断軸

すでにホームページがある場合、リニューアルするか新規に作り直すかで迷うことがあります。判断の目安としては、既存サイトの構成や資産を活かせる部分が多ければリニューアル、サイトの設計自体が古く目的に合っていなければ新規制作が向いていることが多いといえます。多くの制作会社がリニューアルにも対応しているため、現状のサイトの課題を伝えたうえで、どちらが適切かを相談するとよいでしょう。

FAQ

Q1. 歯科医院のホームページは制作会社に依頼すべきですか?自分で作るのと何が違いますか?

ホームページ作成ツールを使えば自院で制作することも可能ですが、制作会社に依頼する場合との違いは、医療広告ガイドラインへの対応、歯科医院に適したページ構成のノウハウ、写真撮影や原稿作成といった制作工程の品質にあります。特に医療広告ガイドラインに沿った表現は専門的な知識を要するため、対応に不安がある場合は、医療分野の実績がある制作会社への依頼が選択肢になります。

Q2. 歯科専門の制作会社と一般のWeb制作会社、どちらに頼むのがよいですか?

医療広告ガイドラインへの確実な対応や、歯科向けの定番的なページ構成、公開後の運用支援を重視するなら、歯科・医療特化型が候補になりやすいでしょう。一方、伝えたいコンセプトやデザインの方向性が明確で、それを形にするデザイン力を重視するなら、医療実績のある一般のWeb制作会社も検討できます。どちらの場合も、自院の目的を整理したうえで複数社を比較することが大切です。

Q3. 歯科医院のホームページ制作の費用相場はどのくらいですか?

費用は会社やプランによって幅があり、初期費用を抑えた月額制のプランから、オリジナルデザインで制作するプランまでさまざまです。本記事では具体的な相場金額は断定しませんが、費用を比較する際は初期費用と月額の運用費用を分けて確認し、月額費用に含まれるサービス範囲まで把握することが大切です。最新の料金は各社の公式サイトで確認するか、問い合わせて見積もりを取りましょう。

Q4. ホームページを作ったのに新規患者の来院につながりません。原因は何が考えられますか?

考えられる原因はいくつかあります。公開後に更新されず情報が古くなっている、患者さんが知りたい情報が見つけにくい構成になっている、検索結果に表示されにくい、スマートフォン表示に対応できていない、などです。まずは現状のホームページのどこに課題があるかを把握し、必要に応じて運用の見直しやリニューアルを検討しましょう。制作会社に現状のサイトの課題を相談してみるのもひとつの方法です。

Q5. 今あるホームページはリニューアルすべきか、新しく作り直すべきか、どう判断すればよいですか?

既存サイトの構成や内容に活かせる部分が多ければリニューアル、設計自体が古く目的に合っていなければ新規制作が向いている、というのが一般的な目安です。スマートフォン未対応、表示速度が遅い、情報が大きく不足しているといった場合は、作り直しを含めた検討が必要になることもあります。多くの制作会社がリニューアルに対応しているため、現状の課題を伝えて相談するとよいでしょう。

Q6. ホームページ公開後の更新や運用は、制作会社に任せられますか?自院でも対応が必要ですか?

会社やプランによって異なります。更新代行に対応している会社もあれば、自院のスタッフが管理画面から更新する前提のサービスもあります。月1回までの更新に対応するプランや、院内スタッフでも更新しやすいクラウド型のサービスもあります。公開後の運用を誰が担うのかは契約前に確認し、自院の体制に合った会社・プランを選びましょう。

まとめ:自院の目的に合う歯科医院のホームページ制作会社を選ぶために

歯科医院のホームページ制作会社は、歯科・医療に特化した会社と、歯科専門ではない一般のWeb制作会社に大きく分けられます。会社選びで大切なのは、料金やデザインの印象だけで決めず、自院がホームページに持たせたい目的・診療方針・公開後の運用体制との合致で判断することです。

・制作実績
・医療広告ガイドラインへの対応
・公開後の更新のしやすさ
・費用の内訳

といったポイントを、同じ基準で複数社を比較してみてください。

まず見直したいのは、「このホームページで何を実現したいのか」という自院の目的の言語化です。目的が定まれば、比較すべき会社が絞り込め、各社の提案も正しく評価できます。

ただ、こうした目的の整理、複数社の比較検討、医療広告ガイドラインを踏まえた表現の確認、そして公開後の継続的な更新までを自院だけで担うのは、通常の診療業務と並行して進めるには負担が大きいのも事実です。スタッフの工数や、専門知識を要する判断をどこまで自院で抱えるかは、あらかじめ考えておきたい点です。

歯科医院専門のホームページ制作サービス「クリニックスタイル」は、歯科に特化したチームが、撮影・取材から制作、公開後の更新対応までをサポートします。初期費用を抑えた月額制で始められるため、開業直後の医院や、費用を抑えながらホームページを整えたい医院にも検討しやすいサービスです。複数のデザインパターンから医院の診療方針や雰囲気に合わせて選べます。

自院に合うホームページ制作会社を検討するなかで、クリニックスタイルが選択肢のひとつになりそうであれば、まずは資料請求で詳しいサービス内容や料金を確認ください。具体的な相談をご希望の場合は、お問い合わせからお気軽にご相談ください。自院の状況に合わせて、ホームページ制作の進め方をご案内します。

出典・参考情報

本記事で紹介した各社の情報は、各社公式サイトの記載内容に基づいています。料金・プラン・サービス内容は変動する可能性があるため、最新の情報は各社公式サイトでご確認ください。 

  • 出典名:医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)
    URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/index.html
    歯科医院のホームページが医療広告規制・医療広告ガイドラインの対象であり、表現に一定の制限があること 
  • ※各歯科医院のホームページ制作会社の特徴・対応範囲・料金体系については、本文中に記載した各社公式サイトを参照。