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ホワイトニングに興味がある方の中には、歯に貼って使用するホワイトニングテープについて聞いたことがある方もいるでしょう。ホワイトニングテープは海外で流通している製品も多いですが、日本国内では成分や販売方法に関して注意が必要です。
ここでは、ホワイトニングテープの特徴やおおまかな費用、使用時の注意点について説明します。
※掲載する費用は参考情報であり、製品や購入方法、為替、販売状況によって変動する可能性があります。医療行為としてのホワイトニングを希望する場合は、歯科医院で治療方針や費用を確認してください。
1.知っておきたい!ホワイトニングテープとは
ホワイトニングテープは、海外で市販品としても流通している歯の漂白用製品です。ただし、製品の成分や濃度、使用方法は製品ごとに異なり、日本国内での販売や使用には注意が必要です。
1-1 米国などで流通しているホワイトニングテープ
ホワイトニングテープは、薄いフィルム状の素材を歯の表面に貼りつけて使用する製品です。海外製品の中には、過酸化水素や過酸化尿素の漂白成分を含むものがあります。
ただし、過酸化水素を含む製品は濃度によって国内法令上の規制対象となる場合があります。日本では歯科医院で歯科医師または歯科医師の指導下で歯科衛生士が行うホワイトニングが一般的です。自己判断で海外製品を使用する場合は、成分や安全性を十分確認する必要があります。
1-2 ホワイトニングテープの販売価格
ホワイトニングテープの価格は、製品や購入方法、空便か船便、為替、送料などによって異なりますが、数千円~1万円前後で購入できるようです。
ただし、日本国内では未承認の成分を含む海外製品が流通している場合もあるため、購入前に販売元や成分表示、使用上の注意を確認することが大切です。
1-3 ホワイトニングテープをあまり日本で見かけない理由
海外の流通量との差は、日本国内で承認されている歯科用漂白剤の濃度が関係しています。
過酸化水素:上限 6.0%
過酸化尿素:上限 10% 〜 約17%(過酸化水素6.0%と同等の漂白効果となる割合)となっています。
ホワイトニングテープは、歯に一定時間貼るだけで使用できる製品として紹介されることがあります。しかし、日本では過酸化水素等を含む製品は濃度や用途によって規制対象となる場合があります。
また、ホワイトニングは知覚過敏や歯ぐきへの刺激などが起こることがあり、歯や歯ぐきの状態によって適応が異なります。そのため、日本では歯科医院で相談したうえでホワイトニング方法を検討することが望ましいでしょう。
2.ホワイトニングテープの特徴
セルフケア製品として、美白用歯磨き粉や歯の消しゴムなどが紹介されることがあります。ここで気を付けたいのは、過酸化水素等が含まれないものは漂白して白くするものではなく、効果が短期間の塗るタイプや、着色を軽減し歯の本来の白さを目指すものと、用途がさまざまあることです。
2-1 過酸化水素等が歯を白くする
ホワイトニングテープに含まれることがある成分として、過酸化水素、過酸化尿素があります。過酸化水素は歯科医院で行うオフィスホワイトニングにも使用される成分ですが、濃度や使用方法によって作用やリスクが異なります。
テープが歯面に均一に密着していない場合、白さにムラが出ることもあります。自己判断で使用する前に、歯科医院で歯や歯ぐきの状態を確認してもらうことが望ましいでしょう。
2-2 オフィスホワイトニングよりも作用は限定的な場合がある
歯科医院で歯科医師または歯科医師の指導下で行われるオフィスホワイトニング。
オフィスホワイトニングの場合は一般的に過酸化水素を使用します。
ホワイトニングテープは市販品または海外製品が使用されることが多く、歯科医院で管理される施術とは異なります。そのため、効果だけでなく安全性やトラブル時の対応も含めて比較する必要があります。
3.ホワイトニングテープの使い方
ホワイトニングテープは製品によって使用方法が異なります。ここでは一般的に紹介される使い方を説明しますが、実際に使用する場合は必ず製品の説明書を確認し、異常がある場合は使用を中止して歯科医院に相談しましょう。
3-1 漂白成分がついたテープを歯に貼る
漂白成分が付着したテープを歯の表面に貼ります。
※使用前の歯磨きの有無や使用時間は製品により異なります。
製品が設定した使用時間内で放置します。
3-2 テープをはがして口腔内を清掃する
時間になったら、テープを丁寧にはがします。その後、製品説明に従って口をすすぐ、または歯を磨くなどのケアを行います。
長時間使用すれば効果が高まるとは限りません。強い痛みやしみる症状が出た場合は使用を中止し、歯科医院に相談してください。自己判断で鎮痛薬を服用して使用を続けることは避けましょう。
3-3 むし歯や欠けた歯には使用を避ける
むし歯、歯の欠け、歯ぐきの炎症、知覚過敏がある場合は、ホワイトニングテープの使用によって痛みや刺激が強く出る可能性があります。
また、神経のない歯、被せ物、詰め物などには、天然歯と同じような漂白効果は期待できない場合があります。使用前に歯科医院で確認することが大切です。
4.ホワイトニングテープのデメリット
ホワイトニングテープは手軽に使えると紹介される一方で、成分や使用方法によっては知覚過敏、歯ぐきの刺激、白さのムラなどが起こる可能性があります。特に日本国内で未承認の海外製品を使用する場合は、リスクを理解しておく必要があります。
4-1 知覚過敏が起きる場合がある
ホワイトニングでは、一時的に歯がしみる、痛むなどの知覚過敏症状が出ることがあります。
症状が続く場合や強い痛みがある場合は、使用を中止し、歯科医院に相談してください。
4-2 歯や歯ぐきに刺激が出るリスクがある
漂白成分の濃度や使用時間によっては、歯や歯ぐきに刺激が出ることがあります。歯ぐきに薬剤が触れると、痛みや白変、炎症のような症状が出ることもあります。
健康な歯を保つためにも、自己判断で強い薬剤を使用するのではなく、歯科医院で相談したうえで方法を選ぶことが望ましいでしょう。
4-3 歯がまだらに白くなる場合がある
ホワイトニングテープが歯に均一に密着しない場合、白さにムラが出ることがあります。歯並びや歯の表面の状態、唾液の影響などによっても仕上がりが変わる場合があります。
ムラが気になる場合は、自己判断で追加使用するのではなく、歯科医院に相談してください。
5.ホワイトニングテープの購入方法
日本国内で一般的に販売されていない海外製品を購入する場合、個人輸入や並行輸入品を利用するケースがあります。ただし、個人輸入した医薬品等は自己使用が前提であり、他人への譲渡や販売は認められていません。
5-1 通販を使って個人輸入する
海外製品をインターネット通販で購入できる場合があります。ただし、成分表示や濃度、使用期限、正規品かどうかを確認しにくい場合があります。
個人輸入は、購入者自身の責任で行う必要があります。健康被害が疑われる場合は、使用を中止し、歯科医院や医療機関に相談してください。
5-2 購入・使用は自己責任で
購入、使用前にはホワイトニングの可否を歯科医院で確認することが大切です。
日本国内で承認されていない製品を使用した場合、トラブル時の補償や対応が十分でない可能性があります。安全性を優先し、歯科医院専売のものも検討しましょう。
6.まとめ
ホワイトニングテープは、海外でも流通している歯の漂白用製品の1つです。ただし、日本国内では成分や濃度、販売方法に注意が必要であり、自己判断で使用すると知覚過敏や歯ぐきへの刺激、白さのムラなどが起こる可能性があります。
歯を白くしたい場合は、まず歯科医院で口腔内の状態を確認し、自分に合ったホワイトニング方法を相談することが大切です。
【参考サイト】
・日本歯科審美学会「歯のホワイトニング処置の患者への説明と同意に関する指針」
https://www.jdshinbi.net/pro/pdf/shishin_hp_20200403.pdf
・厚生労働省「医薬品等の個人輸入について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/topics/tp010401-1.html
・厚生労働省「毒物劇物の判定基準の改正について」
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000141531.pdf
・厚生労働省「令和5年歯科用漂白剤等審査ガイドラインについて」
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc7616&dataType=1&pageNo=1