歯の汚れを落としてスッキリ爽快!オススメの方法はこれだ!

歯の汚れを落としてスッキリ爽快!オススメの方法はこれだ!

54066 View
★役に立った!20

しっかり歯を磨いているのに、なんだか歯の汚れが落ちにくくなって気になることはありませんか?

実は歯の汚れには様々な種類があり、例えば歯に付着する歯石は歯ブラシでは除去できず、歯科医院で専門的に除去する必要がある等それぞれのケースに応じた対処法を取ることが必要です。

この記事では歯の汚れの原因別に細かく分けて、適切な対処法をご紹介しています。また、併せて予防策についてもご紹介しています。お悩みのケースに合わせた対処法を見つけて、是非理想的で綺麗な歯を手に入れて下さい。

※ 掲載する平均費用はあくまでユーザー様のご参考のために提示したものであり、施術内容、症状等により、施術費用は変動することが考えられます。必ず各院の治療方針をお確かめの上、ご自身の症例にあった歯医者さんをお選びください。

※ 掲載する平均費用はあくまでユーザー様のご参考のために提示したものであり、施術内容、症状等により、施術費用は変動することが考えられます。必ず各院の治療方針をお確かめの上、ご自身の症例にあった歯医者さんをお選びください。

この記事の目次

1.歯の汚れ原因別適切な対処法

1-1 プラーク(歯垢)が原因なら日々のケアと定期健診が効果的

歯の汚れの代表格とも言えるのが、歯垢(プラーク)です。プラークとは細菌を主に構成される粘性のある物質で、食べカスに細菌が付着することによって形成されます。虫歯や歯周病、口臭などの原因となるのでしっかり対策することが重要です。毎日食事をする以上、形成され続けるプラークを避けることは出来ません。その基本的な対処法は「毎日の歯磨き」です。
磨き残しが無いように、歯の入り組んだ部分まで正しく歯ブラシを当てると共に、デンタルフロスや歯間ブラシと言った補助器具も用いて、歯ブラシで取りきれない部分の汚れもマメに除去することが大切です。
また、定期的に歯科医院を受診して普段の歯磨きで磨き残しが無いか等のチェックや、正しい歯磨きの方法を指導してもらいましょう。

1-2 歯石が原因なら歯科医院での歯石除去が効果的

出来てしまったプラークを除去せずに放置すると、口内のミネラル類と結合して約 48 時間が経過すると、固まって歯石になります。

歯石は軽石のように細かい穴が無数に空いており、細菌の住処となります。なので、プラークと同じく歯石は虫歯や歯周病の原因になるんです。歯石は非常に硬く、歯ブラシではけして落とせません。歯石の対処方法としては、プラークをしっかり除去して常に歯を綺麗な状態にし、歯石ができないようにするのが一番ですが、実際、セルフケアだけでプラークを完全に除去することはなかなか難しく、奥歯や下の前歯の裏側など、磨き残しをしやすい箇所に少しずつ歯石が溜まっていってしまう事が多くあります。

付着してしまった歯石は、定期的に歯科医院に通って除去してもらうことが良い方法です。歯周病の治療を目的とした歯石除去なら、保険適用内で 1 回 2,000 円~3,000 円程度と安価で実施することができます。
器具を購入して自分で除去することもできますが、自身で全部の歯石を取りきる事は難しいですし、歯や歯茎を傷つけて取り返しのつかない事になってしまうリスクもあるので、あまりオススメできません。

食生活

1-3 ステイン(着色汚れ)が原因なら食生活の見直しや禁煙が効果的

私たちが日々口にする食べ物の中には、着色性が強いものがあります。それらの食べ物が持つ色素をステインと言い、歯の着色汚れの原因となります。また、喫煙によるヤニや、薬の一部も歯の着色汚れの原因となることがあります。

ステインの対処方法

原因となる食べ物や煙草を控えるのが重要です。しかし日々の生活の中でこれらを完全に避けることは難しいため、次点として歯磨きの重要性が挙げられます。

歯磨き剤の中には、着色汚れを落とすのに適した成分を配合されたものが市販されていますので、これらを日々の歯磨き時に活用するのが効果的です。

1回で着色汚れをスッキリ落としたい方や、自分では対処しきれない着色汚れを除去するには歯科医院でのクリーニングを受けるのが効果的です。
着色汚れに対する適切な対処法は、自分でできる着色の原因を控えることと歯磨き、そして歯科医院でのクリーニングを併用することが適切です。

1-4 年齢による汚れにはホワイトニングが効果的

年齢を重ねていくと、歯の消耗によって傷や細かいヒビも増え、汚れもたまってきてしまいます。着色などの表面的な歯の汚れについては、歯のクリーニング等で対応することができますが、年齢による歯の変色はクリーニングで綺麗にすることは出来ません。

歯の変色は印象を暗くし、実年齢よりも老けて見える原因にもなりかねません。いつまでも若々しく見られたい方は、きちんとした対処法を知っておきたいところですね。

年齢による汚れの対処法

歯の表面を清掃するだけでは対処できず、ホワイトニングによって色素を落とすことが必要となってきます。
年齢による歯の汚れは、まずきちんとしたメンテナンスで歯の汚れを落としていくこと、それに加えて、歯のホワイトニングを併せて実施するのが適切な対処法であると言えます。

1-5 脱灰が原因なら糖分を控えることや再石灰化を促すフッ素が効果的

歯磨きをしっかり行ってプラークを落としているにもかかわらず、歯に白い斑点や帯状の変色がみられることもあります。
これは歯の脱灰と呼ばれる現象で、虫歯菌が出す酸によって歯の表面からミネラル分が溶けだした状態です。放っておくとやがて虫歯になってしまいます。人間の口内では、食事により絶えず脱灰が起こっていますが、再石灰化と呼ばれる唾液によって自然修復する作用が備わっています。

脱灰の対処法脱灰よりも修復作用である再石灰化の力を促すことが重要です。脱灰の対処方法再石灰化の力を促すためには、まず虫歯菌の餌となる糖分を多く含んだ飲食物を控え、歯磨きなどで徹底的にプラークを除去して口内を清潔な状態に保つことが重要です。

さらに、歯の再石灰化を促すフッ素を含んだ薬剤でコートすることや、歯科医院で専用のコート剤を塗布して貰うのも効果的です。また、砂糖を含まないキシリトールガムを噛んで唾液の分泌を促すのも有効です。

1-6 歯の汚れだと思っていると実は虫歯というケースも…

歯が黒く変色している場合は、食べ物による着色汚れや煙草のヤニが原因の場合もありますが、虫歯によって歯のミネラル分が抜けて黒く変色しているという場合もあります。歯のクリーニングで汚れを落としても、黒い変色部分がみられる場合は虫歯が原因であると考えられます。虫歯の対処法虫歯が原因の場合、放置していても治りませんので歯科医院を受診してきちんとした治療を受けましょう。
虫歯に侵された部分を削り、樹脂や詰め物で削った部分を埋めます。近年ではセラミック等を使用して、自然な仕上がりにできる方法もありますので、虫歯による歯の変色が疑われる場合は、症状が進行してしまう前に速やかに歯科医院で治療しましょう。

1-7 神経が死んでいることが原因ならウォーキングブリーチやレジンベニアで対処

神経を抜いた歯が、期間が経過するごとに黒く変色するすることがあります。これは歯の神経を抜くと水分を失い、栄養が行き渡らなくなるため歯の成分が劣化することが原因です。神経を抜く治療をしていなくても、歯を強打するなどの原因でいつの間にか神経が死んで変色するケースもあります。

神経が死んでいる歯の対処法

この場合、表面的な汚れではありませんのでクリーニングによる効果は得られません。また歯を漂白するホワイトニングも効果を得ることが難しいとされています。
そのため、通常は歯を削って差し歯や被せ物をする場合がほとんどです。

そのほか、ウォーキングブリーチという神経の無い歯に適用できるホワイトニング方法や、表面を樹脂やセラミックのプレートで覆うベニアと呼ばれる方法でも対処が可能です。
歯の状態や予算に合わせてそれらの方法から選ぶのが適切な対処法であると言えます。

歯医者

1-8 詰め物・被せ物の劣化が原因であれば、歯科医院でのメンテナンスを

歯の治療によって詰め物や被せ物をしている場合にも、自分の歯と同様に経年劣化によって汚れがつくことがあります。特に前歯に使われる材質は汚れが目立ちやすいものが多く、食べ物や飲み物に触れる機会も多い部分ですので汚れが気になってしまうことも多いです。

詰め物・被せ物の汚れへの対処法は、基本、歯科医院を受診して詰め物や被せ物のメンテナンスを行います。劣化が少なく表層の汚れの実であれば研磨で綺麗になりますが、劣化や汚れが酷い場合は作り直す必要があります。これらの判断は自分では難しいので、歯科医院でよく相談してみると良いでしょう。

詰め物や被せ物の汚れが気になる方は、自由診療となりますが一般的な治療に用いられる材質よりも汚れや劣化に強く、見た目も自然なセラミックで詰め物や被せ物を作り直すことをおすすめします。

1-9 抗生物質が原因ならホワイトニングが効果的

あまり知られていませんが、特定の抗生物質の影響で歯の変色がみられる場合もあります。この症状はテトラサイクリン歯と呼ばれています。まだ乳歯の時期、骨の中で永久歯が作られている最中にテトラサイクリング系の抗生物質を服用すると、その副作用により歯が変色してしまうことを言います。

グレーがかった変色が特徴で、程度によってブラウンやイエローといったケースも見られます。歯の表面の汚れではありませんので、クリーニング等の対策では対処することができません。抗生物質による歯の変色に対しては、基本、ホワイトニングの効果はあまり期待できないと言われています。被せ物や、先で挙げたベニアなどで対処することが多いです。

抗生物質による変色は 1 本の歯だけでは済まないという特性上、多くの歯に同時に効果を得られるホワイトニングは、試してみる事も出来ますが適応には限度があります。治療法のメリットデメリットをよく把握し、歯科医師と相談して自分の状態に合わせた方法を選択しましょう。

1-10 ヤニが原因なら電動歯ブラシやヤニ用の歯磨き粉が効果的

先ほども述べた通り、喫煙によって色素(ステイン)が歯に付着し、着色汚れとなります。

ヤニによる着色への対処法

ヤニによる汚れは、着色性も粘度も強く頑固な汚れで通常の歯ブラシではなかなか対処しきれないところがあります。そこで一度ついてしまったヤニの対処にお勧めなのが煙草の汚れのヤニを除去する機能を有した電動歯ブラシの使用です。人間の手では実現不可能な振動や音波でヤニを除去できます。

ヤニを取る能力に優れた歯磨き粉の使用も効果的ではありますが、歯の表面を傷つけやすいので、使用には注意が必要です。また、繰り返しになりますが歯科医院で行うクリーニングを行うと、しつこいヤニも綺麗に除去することができますし、表面もツルツルに仕上がるので、汚れもつきづらくなります。

2.事前に対処!歯の汚れ予防方法

2-1 着色の原因となりやすい飲食をセーブする

歯の汚れは日々私たちが口にする食べ物や飲み物によって引き起こされます。歯の汚れを予防するためにまず取り組みたいことは、着色性の強い食べ物を把握して、セーブすることです。まず控えたいのが、着色性食品と呼ばれる色が濃いカレーやミートソーススパゲティ等の食べ物、またコーヒーや紅茶、日本茶、ウーロン茶等の飲み物です。

そして次に避けたいのが着色補助食品と呼ばれる直接着色の原因にはなりませんが、歯の着色を促す飲食物も控える必要があります。これには炭酸飲料やアルコール類、柑橘類、スポーツドリンク、お酢等が該当します。これらの食品の中には私たちが日頃から摂取しているものも多いので、完全に避けて生活することはあまり現実的ではありません。

そのため、過剰な摂取を控える程度に留めたり、飲食後に水で口をゆすぐ事などで、歯の汚れを抑える事はできます。

タバコ

2-2 タバコをセーブする

煙草も歯の汚れの大きな原因となる要素です。煙草に含まれるタールは真っ黒で粘度が高く、喫煙によって頑固な汚れとして歯に付着します。
歯の汚れを予防するには禁煙をするか、難しければ量を減らすことが効果的です。煙草を吸っている方の部屋の壁は黄色く変色します。また、喫煙者の黒く汚れた肺をテレビや書籍で見たことがある方も多いのではないでしょうか。それこそが、そのまま口の中に付着しているものと想像してみて下さい。それだけタールによる汚れは着色性が強いことをまず知っておくことが重要です。

2-3 日頃からステイン除去を売りにしている歯磨き粉は控える

スーパーマーケットやドラッグストアでよく、「ステイン除去」や「顆粒入り」の歯磨き粉が売られています。値段も良心的で、一見汚れがよく落ちそうなイメージがあり買っている方も多いでしょう。しかし、この類の歯磨き粉は、つけ過ぎや磨きすぎに気を付けなければなりません。普段から歯磨きで力を入れすぎてしまう方はさらに注意が必要です。

なぜなら、これらの歯磨き粉には研磨剤が含まれているからです。磨いた後はつるつるになって気分もいいですが、小さな傷がたくさんついてしまい、後々汚れをためやすくしてしまう原因にもなるのです。歯を優しく扱うためにも、研磨剤がなるべくないものを選ぶことをお勧めします。

2-4 歯のクリーニング(保険/自由診療)

歯科医院で行う歯のクリーニングは、日々の歯磨きで除去しきれない汚れを落とすのに効果的ですが、実は着色汚れを防止する効果もあります。
歯垢や歯石、着色汚れを歯科医院で綺麗に除去した後の歯は、ザラザラしていて再び汚れが付着しやすい状態にあります。歯科医院では再び汚れが付着しにくい状態にするために、クリーニング後に歯の表面を研磨して滑らかにしてくれますので、歯の汚れの予防には非常に効果的です。

また、歯の表面にある細かい傷を修復して保護する作用のあるトリートメントを実施して、より汚れが付きにくい歯にするメニューを行っている医院もあります。歯垢や歯石の除去は歯周病の治療目的なら保険適用内でクリーニングを受けることが可能で、3割負担で約3,000円と安価です。
ですが、着色汚れの除去を目的としたクリーニングは病気ではないため自由診療となり、料金は歯科医院によってバラバラです。歯の汚れが気になる方は、歯のメンテナンスと予防を兼ねて、定期的なクリーニングを実施することをお勧めします。

デンタルケア

2-5 定期健診で詰め物・被せ物等の修復をしてもらう

虫歯の治療や歯の欠損の治療により、被せ物や詰め物を装着している場合にも、経年により劣化したり、汚れが付着したりします。
特に保険診療の治療で多く用いられる銀歯は汚れが付着しやすく、金属が酸化することにより歯や歯茎が黒ずむ原因にもなります。歯の汚れを予防するには、定期的に歯科医院に通って研磨や交換といったメンテナンスをする必要があります。特に前歯に使用する材質については着色しやすいので注意しましょう。

自由診療にはなりますが、詰め物や被せ物をセラミック素材に交換するという方法もあります。セラミック素材は自然な歯に近い仕上がりとなり、銀歯に比べて見た目が美しいだけではなく、汚れが付着しにくく金属の劣化による黒ずみも無いという優れた素材です。歯の汚れの予防には、他の予防策を実施すると同時に、被せ物や詰め物等の一度治療した個所まで意識することが重要です。

3.まとめ

いかがでしたか。歯の汚れには様々な原因があり、普段の飲食や喫煙による汚れだけでなく、虫歯やその前段階であったりと予想外の原因である可能性もあります。
こちらの記事を読んで、ご自分の汚れのケースと照らし合わせて原因を探り、適切な方法で対処することや、汚れの予防に役立てて下さい。あなたが綺麗な歯を手に入れる一助になれば幸いです。

 

この記事は役に立った!

監修医矢島昇悟先生

青山通り歯科 院長

■院長略歴

2007年 日本歯科大学 生命歯学部卒業
2008年 埼玉県羽生市 医療法人社団正匡会 木村歯科医院
2010年 埼玉県新座市 おぐら歯科医院
2011年 東京都文京区 後楽園デンタルオフィス
2015年 東京都港区 青山通り歯科 院長
不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

該当部分を選んでください
メールアドレス
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
詳細コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

貴重なご意見をありがとうございます
スマイルラインはよりお役にたつ情報をお伝えできるよう、ご意見を参考にサイトの改善を行って参ります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
送信エラー
大変お手数ですが、ページを更新いただき、再度ご意見をご送信ください。
更新後も再び送信エラーが発生する場合は、 お問い合わせページ からご連絡いただけますと幸いです。

美容診療の相談ができる歯医者さん一覧へ