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この記事の目次

外国人が歯並びにこだわる理由

ビジネスや恋愛に影響があるから?

海外では、歯列矯正をきちんとしていない人は、ビジネスや恋愛でも不利になるというエピソードをよく耳にします。「歯並びの悪い人=メンテナンスができない人、清潔感のない人」などと思われて、敬遠されてしまうのです。そのため、海外の人は小さい頃からきちんと歯列矯正をします。

虫歯予防や歯周病予防の意識が高い

海外では健康保険制度などがないため、虫歯になれば自己負担で治療する必要があります。そのため、虫歯や歯周病の予防になる歯列矯正を行って、将来の医療費を削減しようという意識が高いのです。虫歯でインレーを詰めるだけならいいですが、抜歯やインプラントが必要になれば高額な医療費は避けられませんよね。こうした公的な保険制度の違いも、意識の違いを生んでいます。

生活のさまざまなところで支障をきたす

海外では、噛み合わせが悪いと、発音が悪くなる、姿勢が悪くなる、集中力が低下する等の弊害があると考えられています。そのため、仕事をバリバリとこなせる方を採用する際には、やはり歯列矯正がきちんとされている方の方が印象がいいのです。海外では就職のことも考えて、子供の頃から小児矯正を行う人が多い傾向にあります。「勉強ができるように」「スポーツが頑張れるように」という親心が浸透している証拠かもしれません。

外国人,歯並び

8割近い日本人が噛合せ異常?先天的問題も

癒合歯の割合が高い?

日本人は西洋人に比べて6.10倍の癒合歯の発生頻度となっています。癒合歯とは、2つの歯がくっついて、1つの歯として生えてきてしまう現象です。歯並びが悪くなる確率は、先天的に癒合歯が多いことも関係しているかもしれません。

日本人は八重歯が多い

アジア人の中でも日本人は八重歯が多いといいます。潜在的に多いため、八重歯に対する抵抗感がないのかもしれません。日本人と関わりが深いからこそ、海外の方が違和感を感じる八重歯が問題だとは思わないのです。

予防歯科という考え方が少ない

アメリカやスウェーデンなどは、予防歯科の考え方が広まっています。日本人は虫歯などのトラブルが起きてから歯医者さんに行きますが、海外ではトラブル予防のために歯医者さんへ行くということが珍しくないのです。何か起きてからでないと動かない日本人は、医師に歯列矯正を勧められる機会も少なく、結果的に歯列矯正を行わない確率が高くなります。自分から動き出さないと歯列矯正を行わないため、歯並びが悪いままになっている人が多いのです。

島国文化が原因?日本人は歯並びに無頓着

日本人とイギリス人は歯並びが悪い?

世界では、日本人とイギリス人は歯並びが悪いといった見方があるようです。海外の映像作品などを見ると、歯列の悪い日本人やイギリス人が登場することがあり、「歯並びが悪いイメージ」が顕著となっていることがわかります。一説によると、これは島国であることが関係しているとのことです。実際、日本国内にいれば歯並びの悪さを他人から指摘されることはありませんが、海外に出ると歯並びの悪さを指摘されるという経験をする方が多いです。もしかしたら、島国の環境が、歯列矯正への意識の低さにつながっているのかもしれません。

八重歯がチャーミング?独特の認識

日本人の中には、八重歯を肯定的に捉える人も少なくありません。「可愛げがあっていい」と、少し前にはフェイクの八重歯をつけることが流行ったこともあるほどです。もともと日本人は、アジア人の中でも八重歯になりやすい傾向にあります。そのため、欧米ではなかなか見られない歯列で、海外の方が見ると特に抵抗を感じますが、これが特段日本人には問題に感じられません。これは余談ですが、八重歯がドラキュラを想起させ、イメージが良くないというケースもあります。文化の違いによって、八重歯の捉え方は180°違うのです。

健康保険制度の充実が仇に?

日本は虫歯になっても気軽に歯医者さんに行ける健康保険制度があります。海外では、虫歯になれば全額負担で治療をしなければいけないことが多く、気軽に歯医者さんにいけるものではないのです。そのため、海外の方は日頃からきちんとメンテンナンスを行い、歯列矯正などをして虫歯や病気になりにくいよう、ケアを怠らないようにしています。

装置装着に対するネガティブイメージ

歯列矯正には装置を装着する必要があります。見た目が悪い、痛みがあるのはイヤだなどの理由で、日本人は海外の方よりも歯列矯正の治療に対してネガティブなイメージを持っているようです。一方、アメリカの人に歯列矯正についてのイメージを尋ねると、歯列矯正ができることは「嬉しい」こととの回答が多数を占めるといいます。歯列矯正のイメージの違いから、日本人は治療そのものが足かせとなり、なかなか歯列矯正の文化が広まらないのです。

外国人,歯並び

歯並びが悪いと起こる生活への支障

虫歯や歯周病になりやすい!?

歯並びが悪いと汚れが落としにくく、食べ物が引っかかりやすかったりして、虫歯や歯周病になりやすくなります。歯並びが良ければ手入れがしやすいのですが、デコボコとした歯列ではどうしても手入れが行き届きません。フロスなどでケアをする場合も、歯並びがキレイであれば行いやすいですが、デコボコとした歯ではフロスが入りにくかったり、途中でひっかかって入らなかったりすることもあります。メンテナンスを完璧に行うことができず、虫歯や歯周病の発生確率は高くなります。

咀嚼機能低下が内蔵に悪影響を及ぼす

歯並びが悪いと充分に食べ物を咀嚼できず、それが胃や腸などへの負担になる可能性があります。消化不良などで食べ物の栄養分がきちんと身体に吸収されないといった弊害も出てくるのです。歯並びは見た目の問題だけではなく、身体の健康に大きく影響を与えてしまいます。

顎関節症の可能性が高まる

歯並びが悪いと、咀嚼が正しく行われなかったり、顎の骨の一部に過度な負担がかかる場合があります。それが転じて顎関節症になる可能性も少なくありません。顎関節症になれば、咀嚼や発話などに影響を与えることもあります。実際、長年歯並びが悪いことが原因で顎関節症になっている人もいますので、将来的に悩まされる可能性はゼロとはいい切れません。

意外な身体への影響が避けられない!?

歯並びの悪さは、さまざまな部位の不調につながる可能性があります。肩や首のこり、視力低下など、一見「まったく関係のない」と思えるところにまで影響が及ぶのです。例えば、歯並びが崩れていると噛合せにも問題がでてきます。正しい噛合せなら左右の顎に均等に力が入りますが、崩れた噛合せの場合は、左右の顎にかかる力は不均等になります。もし、右側の顎だけに負担がかかれば、それをかばうようにして右側の首まわりの筋肉が疲労し始めます。それにつられて肩こりが起きることがあるのです。
視力の低下については、まさかと思う人が多いかもしれません。これは、顎の周辺に目に繋がる血管や神経が通っていることが関係しています。顎に負担がかかることでこれらの大事な血管や神経を圧迫し、視力の低下を引き起こすのです。ここまで影響が見られると、歯列矯正は見た目の問題だけではないことがわかっていただけるでしょう。

外国人,歯並び

歯列矯正のメリットは無視できない

歯列矯正がもたらす健康メリットは大きい

歯列矯正がもたらす健康のメリットを改めてまとめてみましょう。
 虫歯や歯周病の予防につながる
 顎関節症の予防につながる
 胃腸など、消化器官の負担軽減に繋がる
 肩こりなどの身体の不調が出にくくなる
見た目だけの問題ではなく、歯列矯正はコレだけの健康面でのメリットがあります。身体の健康を守るために歯列矯正をすることも、一つの正しい選択と言えそうです。

目立たない歯列矯正があることも知ろう

歯列矯正というと、装置を前歯につける方法がメジャーです。しかし、それ以外にも、歯の裏側に装置をつける目立たない矯正、一時的にマウスピースをはめる歯列矯正など、さまざまな矯正方法があります。装置をつけることへのコンプレックスがあるなら、自分に合った方法を選べば、歯列矯正のネガティブイメージも払拭できるかも。子供でも大人でも歯列矯正は可能なので、ぜひ、自分に合った方法を模索してみましょう。

外国人,歯並び

まとめ

歯列矯正は見た目の問題ではなく、健康面からもとてもメリットがあります。海外の方は見た目を重視して歯列矯正をしているように思いがちですが、実はそれだけではないことがわかっていただけたと思います。少し歯列矯正に対するイメージを変えて、歯列矯正を検討してみてはいかがでしょうか。

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2022-08-16T15:22:35+00:00