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予約が取れない=いい矯正歯科ではない!

ただの人手不足の場合も

予約が取れない歯医者さんは、意外と多いものです。でも、そのすべてがいい歯医者さん、人気の歯医者さんであるわけではないことをご存じですか?例えば、歯医者さんによっては人手不足で患者さんをさばききれないだけの可能性があるのです。

もし、こんな歯医者さんを受診したらどうなるか…。院内はいつも人手不足で、スタッフたちも慌ただしく、歯医者さんも丁寧に治療を行ってくれない…なんて可能性もあるのです。掃除や設備の管理が行き届いていないケースもあるでしょう。

また、虫歯などの一般的な歯科診療と矯正歯科を併設している歯医者さんの場合、矯正歯科の担当は院長自身ではなく、外部から非常勤の医師を招いているケースが多いようです。その担当医師が診療を行うのはひと月に1日のみ、という歯医者さんも多く見受けられます。そうなると、その日に多くの患者さんが通院し、そのほかの日は受診できない…。すると予約が取りにくいとなることも考えられます。だからこそ、予約が取れない=良い歯医者さんとするのは早計かと思われます。

矯正歯科の選び方とは?

ここでは、しっかりと治療を任せられる歯医者さん選びのコツに触れます。もし、これから矯正治療を受けるのであれば、参考にしてくださいね。

・カウンセリングの時点で判断して

歯医者さんには歯科助手や歯科衛生士などのスタッフも常駐しています。もし、カウンセリングが医師以外のスタッフだったら、その歯医者さんは注意しましょう。

現在では医師の負担を減らすため、コーディネーターと呼ばれるスタッフが初回カウンセリングを行う歯医者さんが増えています。その後にレントゲン撮影などの検査を受け、その結果をもとに医師が治療計画などを説明する、といった流れが多いようです。

コーディネーターは患者さんから症状などを聞きだし、治療費などの質問に答えます。歯科医師の免許を持っていなくてもコーディネーターを務めることはできるようです。

治療計画の説明、そしてそれを患者さんが納得・同意したうえで、治療するかしないかを決定する…この工程はさすがにコーディネーターではなく医師が行う歯医者さんが多く見受けられます。逆に、この部分もコーディネーターが行うようでは、不安が生じるのもやむを得ないかも知れません。

歯列矯正はカウンセリングが重要と言っても過言ではありません。医師が治療方針を出す歯医者さんを選んでみてはいかがでしょうか。

・口全体のチェックや検査もしてくれる

治療を受ける際には、虫歯や歯周病など、矯正の部分だけでなく全体を診てくれる歯医者さんがいいでしょう。例えば、矯正治療は虫歯や歯周病があると治療を進められません。まずは患っている部分を治療してから、矯正治療に入るのが基本です。もし、これらのことに気づかない、治療を促してくれない歯医者さんだったら、その歯医者さんは受診を中止したほうがいいでしょう。トータルで歯の健康を考えてくれる、そんな親身な歯医者さんを見つけるべきです。

ただし、矯正歯科のみを専門に扱う歯医者さんでは、虫歯などの診療を扱っていない場合があるのです。そこで虫歯などが見つかった際には、ほかの歯医者さんを紹介され、治療をすすめられることもあります。

・治療計画を丁寧に説明してくれる

治療計画をわかりやすく説明してくれる歯医者さんがおすすめです。インフォームドコンセントと言い、医師が患者さんにわかりやすく治療方針などを示し、それを患者さんが納得し同意することを指します。

治療計画や方針を細かく説明してもらえれば、「こんなはずじゃなかった」などの治療のミスマッチもあぶり出すことができます。説明を面倒くさがるようなところが見受けられれば、それは今後の治療であなたが質問しても、面倒くさがる可能性があります。そうなれば、疑問を解消しにくく、治療に不満を抱えるところも出てくることでしょう。そのため、治療計画を快く説明してくれるような、親切な歯医者さんを選ぶようにしてください。

矯正歯科を予約する方法とは?

一般的な電話予約

近所の歯医者さんなど、受診したい矯正歯科を選んだら電話をかけて予約します。矯正歯科の場合はカウンセリングや検査などが必要になるので、突然尋ねて行って、その日にカウンセリングを受けられる可能性は低いでしょう。スムーズに治療を進めていくためにも、なるべく事前に電話をして予約するのが基本です。

予約する際には、あなたの名前、また初診か再診かどうかなどを伝える必要があります。電話口で簡単な悩みなどについて尋ねられることもありますし、日時について尋ねられることも。事前に質問されてもいいように、ある程度をまとめておくとスムーズです。

インターネット予約も

最近ではインターネットやメールでの予約も一般的になってきています。24時間受付可能なので、時間を選ばずに予約できるのがいいですね。

ネット予約は、受診しようと思っている歯医者さんのホームページから申し込める場合と、歯科専用のポータルサイトなどから選べるものが考えられます。

多くの歯医者さんから選べるポータルサイトは、条件から検索して歯医者さんを比較して選べるのが便利な点です。

ただし、ネット予約の場合は希望を第3希望あたりまで尋ねられ、最終的には歯医者さんからの折り返し連絡を持って予約が確定となるサイトもあるようです。そのため、日時の決定までに少し時間がかかるのがデメリットです。「明日には受診したい」「今すぐ予定を確定したい」という際には、電話のほうが早い場合もあります。

昼間は仕事で歯医者さんに電話ができないというタイプの人は、24時間受付けてくれるポータルサイトなどで予約ができるのはとても便利。少し余裕を持って予約をすれば、予定が確定せずにイライラすることもありません。

予約キャンセルはどうすればいい?

なるべくしないが大前提

矯正歯科は帰りに次回の予約を入れることが多いようです。歯列矯正は、ワイヤのテンションなどを調整して歯を動かしているので、長期間調整しないでいると悪影響が出てしまうことも…。そのため、なるべく予約キャンセルはしないようにし、計画的に矯正治療をするように心がけてください。

歯医者さんによっては、1度キャンセルし予約を取り直すとかなり時期が空いてしまうところもあるようです。もし予定の変更があるなら早めに予約変更をして、治療に支障がないようにするといいでしょう。

キャンセル時は一報を

当日のキャンセルでも前日のキャンセルでも、無断キャンセルはマナー違反です。スタッフの配置などを考えて運営している矯正歯科は、もしキャンセルならキャンセルと伝えないと、他の患者さんを待たせてしまう等の迷惑が発生してしまいます。キャンセルだけでなく、予定の時間に少しだけ遅れるといったケースでも、一報連絡するようにしてください。こちらは5〜10分くらいと思っていても、時間がズレればその分、スケジュールがズレるかもしれないからです。

受診する際のエチケット

歯は磨いて

矯正歯科を受診する際は歯を磨きましょう。これは一般的な歯科診療でも言えることで、歯医者さんへ行く前の基本と言えます。食後に受診しても構いませんが、その際には歯を磨くのがマナーです。いつでも歯ブラシを持ち歩いておけば、いざ、出先から歯医者さんへ行く際にも役に立ちますね。

口元のお化粧は控えめに

メークで使用する口紅やリップグロスは、矯正歯科に入る前に落とすようにしましょう。これは、いちいち器具や手袋に口紅やリップグロスがついて治療がしにくくなるためで、歯医者さんに余計な気を使わせないためにも、落として来院するほうがスムーズでしょう。

まとめ

予約が取れない、なんだかいつも混み合っていて順番がやってこないなど、これらは人気の歯医者さんの条件とは言えません。運営がしっかりしていない可能性もあり、そうなれば治療の質にも関わってきますので、矯正歯科は慎重に選ぶようにしましょう。

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2022-08-16T13:56:49+00:00