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※ 掲載する平均費用はあくまでユーザー様のご参考のために提示したものであり、施術内容、症状等により、施術費用は変動することが考えられます。必ず各院の治療方針をお確かめの上、ご自身の症例にあった歯医者さんをお選びください。

この記事の目次

出っ歯は部分矯正で治療できる?

部分矯正ができないこともある

上顎と下顎の大きさのバランスが著しく違うことで前歯が飛びだしたように見える場合、部分矯正できないこともあります。
これは、いわゆる骨格に問題があるケースです。 また、奥歯の噛みあわせが悪いのが原因で出っ歯になっている可能性もあり、その場合は前歯だけ部分矯正で治してもまた元に戻ってしまうことが考えられます。
また、前歯の重なりがひどいケースも部分矯正だけでは治療が難しいです。

骨格に問題なく歯だけ出ている場合はOK

舌で前歯を押す、指しゃぶりをする、爪を噛むなどの悪習慣を長く続けていた人は歯の生える向きが変わってしまい出っ歯になることがあります。この場合は、骨ではなく歯の向きが問題なので、全てではありませんが部分矯正が適応になることがあります。
奥歯の噛みあわせには問題なく、前歯部分だけが異常な場合も部分矯正で治療できます。また、骨格に問題なければセラミッククラウン(被せもの)によって出っ歯をキレイに整えることも可能です。
ただし、セラミッククラウンで治療する場合には、元の歯を削る必要があります。

部分矯正について

部分矯正のメリットデメリット

~部分矯正のメリット~

◆前歯の部分矯正は矯正期間が短い 前歯の根っこの本数は奥歯と比べて少ないです。一般的に前歯で1~2本、奥歯で2~4本の根っこが生えているといわれています。前歯は根っこの本数が少ないため、矯正装置で力を加えた場合、動きやすいというメリットがあります。そのため前歯のみの部分矯正であれば矯正期間が短いといえます。

◆費用が安い 部分矯正は気になるところだけ治療するため、歯全体を動かすフル矯正よりも費用が安価で済むというメリットがあります。

◆全体矯正よりも歯磨きがしやすい 歯全体を動かすフル矯正と比べて、一部分のみなのでブラシが届きやすく歯磨きがしやすいというメリットがあります。

◆気になるところだけを動かすことができる 前歯だけ、出っ歯だけなど、気になる部分だけを治療することができるのでその分、違和感も痛みも少なくて済みます。

~部分矯正のデメリット~

◆全体の噛みあわせを調整することはできない 前歯のみだけ…など歯の一部を移動させるための治療なのでフル矯正のように全体の噛みあわせを整えることはできません。逆にいえば噛みあわせに問題がなく、前歯の出っ歯だけ気になるのであれば部分矯正のほうが適応しているといえます。

◆歯を削ることがある 患者さんのお口の中に歯が並ぶスペースが少ない場合、1本1本歯を削って部分矯正で並べることがあります。

◆骨や顎を動かしたりすることはできない これは部分矯正だけでなくフル矯正もそうですが、基本的に骨や顎を動かしたりすることはできません。そのため、上顎や下顎が大きくずれて出っ歯になっている場合や口元自体がでている場合には部分矯正だけで治療することはできず、外科手術が必要なことがあります。

期間はどれくらいかかる?

フル矯正は歯全体を少しずつ動かしていくため期間がかかることが多いです。 歯医者さんによってかかる期間は違うものの、2年から3年ほどかかります。歯並びの悪さの程度によっても違い、軽度であれば1年から1年半ほどで終わることもあります。しかし、重度であれば3年以上かかることも考えられます。

上の章でも触れた通り、部分矯正の中でも、特に前歯であれば歯が動きやすいという特徴があります。本数にもよりますが1年から長くて2年ほどで治療が終わります。早ければ半年ほどで治療が終わることもあります。

費用はどれくらいかかる?

矯正の費用は歯医者さんによってずいぶん差があります。その理由は矯正が自費治療だからです。基本的には出っ歯などの矯正治療は「病気ではない」と扱われるため、保険が効かないと思っておきましょう。目安の費用は以下です。

◆ワイヤー矯正(表側矯正) 60万円~100万円ほど ※一般的に、金属ブラケット(金属製のの装置)よりも審美ブラケット(透明色や白色の目立たない装置)のほうが費用がかかります。

◆裏側矯正 110万円~150万円ほど

◆マウスピース矯正 60万円~80万円

◆部分矯正 15万円~80万円

歯医者さんによって差があるものの、基本的にはフル矯正のほうが費用が高いです。部分矯正であれば15万円から80万円ほどで治療ができます。

出っ歯を部分矯正する治療法

ブラケットで部分矯正

前歯のデコボコが大きい人にはブラケットによる部分矯正がおすすめです。歯の表面にブラケットとワイヤーという装置を付け、少しずつ力をかけながら移動していく治療法です。歯並びによっては、歯を少し削ったり抜歯してスペースを作りながら矯正する必要があります。
金属製のブラケットやワイヤーもありますが、「目立つのでイヤ」という場合には透明色や白色の目立たない審美ブラケットもあります。クリニックによっては取り扱っていないところもあるので調べてから行くようにしてくださいね。

マウスピースで部分矯正

透明のマウスピースを歯に装着し移動させていくのがマウスピース矯正です。フル矯正しかできないと思われがちですが、マウスピースでも部分矯正は可能です。
あまりデコボコがひどいと対応できませんので軽度の出っ歯などに適応されます。 透明の樹脂素材でできた装置のため、装着していても目立たないので人気の矯正のひとつです。

裏側矯正

比較的大きいデコボコを目立たないように治療できるのが裏側矯正です。歯の裏に装置をつける裏側矯正も、表側矯正と同じように部分的に治療することができます。表側からは装置が見えないので、「前歯だけ、気になる歯だけ目立たないように治したい」という人におすすめです。
マウスピースと同様、目立たないというメリットから「人に気付かれたくない」という大人に人気の矯正です。

インプラントで部分矯正

インプラントを埋め込み、歯を引っ張ることで普通の矯正よりも強い力をかけることができる治療法です。 歯を大きく移動することが可能なので、場合によっては抜歯せずに矯正することもできます。少しずつ移動させていく矯正より、期間も短くて済みます。

ハイブリット矯正

2つの治療法を組みあわせて歯並びを整えていくのがハイブリッド矯正です。例えば、マウスピースと前歯などの部分矯正、また部分矯正とセラミックによる被せもの治療などです。
1つの治療法だけだとできないことが組み合わせることでできるようになるのがメリットといえます。

まとめ

「歯が1本だけ前にでている」「この歯だけが気になる」という場合、フル矯正をするのは大がかりですよね。期間も長くかかるので面倒くさいと思ってしまいます。実は気になる歯だけ部分矯正することもできます。
ただし、部分矯正に適応できるケースは少ないので、まずは自分が部分矯正できるか歯医者さんに確認してもらいましょう。
場合によっては出っ歯を部分矯正しても、奥歯の噛みあわせが悪いことが原因だと元に戻りやすくなります。その場合はフル矯正のほうが良い可能性もあります。
なぜ出っ歯になってしまっているのか原因を特定してもらうことで、これからの治療方法が決めやすくなります。

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2022-08-16T14:46:01+00:00