顎関節症(※)の治療において、まずは症状の緩和を目指すことが重要です。その後、顎関節症が発症した原因を探り、それを取り除くための方法を考えます。例えば、歯並びなどが原因の場合は矯正治療をご提案したり、被せ物の作り直しをご案内したりするなどがそれに当たります。
その際、3Dプリンターを使用し作製したスプリントなどの器具を治療に用います。噛み合わせの改良などにも配慮しながら治療を進めてまいりましょう。
なお当院のグループでは、全院にある3Dプリンターを連携させています。各医院で採取したお口のデータは、本院のクラウドシステムに集積されており、必要に応じてどの医院からでも参照することが可能となっております。
※自由診療です。料金は料金表をご確認ください。
顎関節症の治療方法は、大きく3つに分けられます。まず、顎関節の位置に問題がある場合には、スプリント療法や、矯正治療によって症状の改良を目指します。スプリントと呼ばれるマウスピースを用いて顎関節の位置を調整したり、歯並びを整え噛み合わせのバランスを整えたりといった対応を行います。
また、歯の形状そのものに問題がある場合には、咬合療法という治療が必要となります。歯の形に問題があると噛み合わせが悪くなり、顎関節に大きな負担がかかってしまいます。そのため、歯を削ったり、磨いたり、被せ物などで足したりして、噛み合わせを少しずつ調整することで、顎関節症の症状が緩和されます。