中津まさデンタルクリニック

歯に関することは、幅広く対応できるよう学んでまいりました。そうしようと思ったきっかけは、歯科医療の師匠の言葉です。

この医院を開くにあたり、どういった方針が良いのか考えていたところ、「何か一つだけ飛び抜けていても、何かが疎かになるのでは意味がない」というアドバイスをいただきました。その言葉に感銘を受け、歯科に関する知識と技術を全体的に学んでまいりました。

その中でも個人的には、インプラント治療と矯正治療が好きな分野であり、メインの治療にしていきたいという気持ちがありますね。

当院で治療した歯が、メンテナンスを続けることによって、再治療の必要がないようにすることです。また、それと合わせて痛み・治療スピード・費用にも配慮してまいりました。

お子さまが増えつつある地域だからですね。勤務医の頃は、「もっと時間をかけて矯正治療を行いたい」と思っていました。矯正治療は長期に亘って行われますが、勤務医は最後まで担当させてもらえるか分からないのです。

それならば、自分で開院してしっかりと診られるようにしたら良いのではないかと考えました。そして、矯正治療の中でもより時間がかかる小児矯正のニーズがありそうな、お子さまの多いこの地域での開院を決めました。

当院では私の妻が歯科衛生士長を努めており、スタッフ教育についてはかなり力を入れて取り組んでくれています。なので、スタッフと私の間に妻が入るようにしていますね。スタッフは女性が大半を占めているため、女性目線でしか分からないことが多々あります。妻が気付いたことを私にフィードバックしてもらって、何か問題があれば注意する、良くできている点は褒めるなどしています。

また、患者さまにはもちろんですが、スタッフに対しても「その時行っている治療の説明」をして、診療への学びを深めてもらっています。スタッフに見られても恥ずかしくない治療ができるよう、私自身も気を引き締めながら日々の診療に努めていますよ。

院内はできるだけ清潔に保っておきたいので、掃除や洗浄は決まった時間だけでなく、スタッフそれぞれが気になったタイミングで取り組んでもらっています。

設備としては、診療チェア同士を仕切りで区切るようにしていますが、兄弟でいらした場合などは、仕切りをたたんで2台を1カ所にまとめるといった工夫をしています。そうすることで、お兄さまが治療を受けている様子を見ながら、妹さまが診療チェアに座る練習をすることが可能です。

また、手術や大きい処置を行うための個室を作る準備をしています。個室にすると設備的にも衛生的にも管理がしやすくなる他、周りの音が聞こえにくいので、落ち着いて治療に臨めるのではないかと考えています。

今導入したいと考えているのは、口内の状態をスキャン形式で型取りできる「光学印象」という機器ですね。粘土のような素材をお口に入れないため、嘔吐反射が強い方にも負担が少なく済みます。また、そのデータを基にセラミックのつめ物・かぶせ物を院内で作製できるようになる「セラミック治療システム」も取り入れたいです。これがあれば、比較的短期間で治療を終えられます。

治療の面では、お子さまの歯並びや顎の骨に健全な発育を促すため、矯正治療にさらに力を入れてまいります。例えば、上顎が十分に成長していないと、鼻呼吸がしにくくなることはご存じでしょうか。加えて、睡眠時無呼吸症候群の原因となることもあり得るのです。