歯科医師を目指したきっかけを教えてください。
細かい作業が好きだったことが大きいです。アクセサリーを作ったり、とにかく手を動かすことが好きでした。手先を使ってきた経験は、今の治療にも役立っていますね。
でも実は小さいころは、歯科医院が嫌いだったんですよね。矯正治療などで定期的に通っていたのですが、大嫌いで途中でやめてしまいました。そういった嫌な経験がむしろバネになったというか、そのイメージを変えていきたいという気持ちもモチベーションになりました。
さまざまな歯科治療の中で力を入れて学んだことは何ですか?理由も教えてください。
インプラントと親知らずの抜歯については勉強を重ねてきました。難しい治療なので、学ぶ必要性を感じたからです。
きれいに歯を整えることには、力を入れてきましたね。どれも歯の見た目と機能、そして保存に関わってくる治療です。歯科治療においてそれらの要素は、欠かすことができないものだと考えています。
リラックスできる時はどんなときですか?
家族で過ごしているときは、リラックスできますね。私には子どもがいるのですが、子どもと遊んでいるときは心が落ち着きます。
初めて来た患者さまに対して心がけていることがあれば教えてください。
初めて来られた患者さまは多かれ少なかれ、不安を抱えられています。ですからそれをとり除くことを大切にしています。そのために、まずはしっかり自己紹介し、こちらの情報を渡します。患者さまのことをよく知ることが、治療の第一歩だと考えていますので、患者さまがご自身のことを話しやすい雰囲気作りにも努めています。
また、当院では初めに問診票を書いていただいているのですが、紙の情報にあまりとらわれ過ぎないように気をつけています。お悩み、過去の治療のトラウマなどは、患者さまのお口からこそ引き出せるものだと思っています。
歯医者嫌いのお子さまのために行っている工夫は何かありますか?
治療を怖がるお子さまは多くいらっしゃいます。私はそんなお子さまの恐怖心をほどくために、まずは幼稚園、保育園でのお話などをしてもらって、お子さまの気持ちを一度歯からそらしています。治療にもいきなりは入らずに、クリーニングからはじめます。治療ではなく、治療への準備をすることが、結果的に治療をスムーズに進めてくれると考えています。そういったことをしていると、お子さまは自らお口を開けてくれるようになります。お子さまの通院に不安を持たれている方は、ぜひご相談ください。
お子さまの歯を守るため、親御さん側は何を気を付ければよいか教えてください。
自分で歯をみがけるようになる小学校低学年くらいまでは、親御さまの仕上げみがきは必須です。仕上げ磨きの方法がわからない場合は、当院でお教えいたしますので、ぜひご相談いただければと思います。
また、日常のちょっとしたタイミングひとつで、お子さまの歯の健康状態は変わってきます。たとえば、おやつは時間を決めていただき、あまりだらだらと食べさせないことが大切です。規則正しい生活習慣で、お子さまの歯の健康を守りましょう。
院内のデザインや空間でこだわったところがあれば教えてください。
院内のつくりは、患者さまの通いやすさに関わる、大事な要素です。当院は開放的な空間をつくることで、歯科医院の「怖い」「通いづらい」といったイメージの払拭を目指しました。
たとえば、キッズスペースは外から見えるような、開けたつくりです。院内の様子が見えるので、はじめて来院される方でも、不安や心配を軽減できると思います。受付も、スタッフがどんな業務にあたっているのか、見えるようなつくりになっています。
開放的ではありますが、プライバシーへの配慮は忘れていません。診療室は個室になっており、周りの目を気にせずに治療を受けられます。
スタッフとのコミュニケーションで取り組んでいることはなんですか?
メリハリは大切にしていますね。医療を提供する現場で働く者としての、けじめはしっかりつけています。
そのうえで、スタッフが働きやすい環境づくりに努めています。連携を密にすることで、互いに意見を言いやすい雰囲気をつくっています。そこで得た情報は、より良い治療というかたちで、患者さまに還元しています。
今後力を入れていきたいと考えている治療があれば理由とともに教えてください。
とにかくさまざまな治療提供をしていきたいですね。場所柄、オフィスもあり、住まわれている方も多いので治療幅は広くとっておきたいと考えています。
お仕事をされている方、そうでない方、ご家族でのご来院も大歓迎です。あらゆる年代、ご事情の方へ提供できる治療があります。当院は土日も診療していて、キッズスペースのご用意もあります。ぜひどなたでもお気軽にご来院ください。