日本人の多くが発症していると言われる「歯周病」は今や国民病とも言える病です。当院で行っている治療法は、「予防歯科」で行っている歯のクリーニングとは違う治療になります。薬を治療前から服用していただき、1日おきに4回、歯科衛生士の手で歯茎(はぐき)の下の歯石を除去していきます。このとき殺菌作用の強いオゾン水を使用して。
この治療法の他にも、抗生物質の服用の必要ない「光線力学療法」によるレーザーを用いた治療法もあります。どちらの方法もより早く症状を改善させることができるため、患者さまには予防へのモチベーションを高く持っていただくことができるでしょう。
「予防歯科」と「歯周病治療」は当院では別の内容として捉えております。予防歯科はお口の中の悪い所を全て治療し終えて、「良い健康な状態」を維持するために行う処置です。そのため、治療が終わった上で定期的なメンテナンスのために通院していただき、お口の中の汚れの程度に合わせた歯のクリーニングにより効率的に歯に付着したバイオフィルムを除去していきます。
また、患者さま一人ひとりに合わせたブラッシング方法を指導し身につけていただきます。そうすることで数年後も治療のリスクを抑えた口内環境を保つことができ、ご自身の天然歯を残すことにつながっていきます。当院では皆さまがご自身の歯をできるだけ残していけるように、治療後の予防歯科への移行を徹底しています。