治療方針の治療内容｜佐藤歯科医院

当院では、患者さまとお話ししながら、ご一緒に治療を進めていくことを心がけております。
しかし、どのような治療法で、どのようなゴールを定めて治療を始めるのかを考える前に、まず患者さまにご自分のお口の中をしっかりご理解いただかなくてはなりません。
お口は身近なものでありながら、ご自分の歯や歯茎の状態をよく把握しているという方がほとんどおられない中で、その治療法についてとなると、わからないことだらけだというのが実情です。
だからこそ、「歯科医院は怖くて痛いところだ」というイメージが強固に張りつき、取り除きにくいのです。

私どもは、患者さまがチェアに座っていただく時間を絶好の機会だととらえています。
お口の中のことをゆっくりじっくりお話しして、ご自身のお口について関心を持っていただければ、治療の方法やゴールについても、ご一緒に楽しみながら考えていけます。
こうして、患者さまと歯科医師が互いに理解を深め、信頼関係ができあがれば、患者さまも通院自体を楽しんでくださるようになります。

実際、私はこのチェアサイドで、患者さまとの会話を楽しみつつ診療を行っております。
「歯科医院は怖い、不安だ、緊張する」とおっしゃる患者さまにこそ、ぜひおいでいただきたいと願っております。

歯科医師として、自然な歯の大切さをよく知るからこそ私は、「なるべく歯を抜きたくない」「必要以上に歯を削りたくない」という思い出虫歯の治療にあたっております。
しかし、こうした治療を行うためには、患者さまのご協力がとても重要です。

実は、ある程度まで虫歯が進行してしまったとき、抜いてしまえばそこから先は痛むことがないのですが、抜かないで治療するためには時間をかけて治療を行わねばならず、ある程度の痛みをもともなうこともあります。
だからこそ、ご自分の歯の状態と保存する重要性を患者さまにまず理解していただかねばなりません。

さらに、この治療を行ったあとにも、痛みが再度出る可能性があります。
患者さまにこうしたことをご納得いただき、10年後15年後に残せる歯は残していきたい、ご自分の歯を大事にしておられる患者さまのお手伝いをさせていただきたいと考えております。
そのためにも、患者さまに私自身を知っていただき、信頼関係を築くことが重要だと考えております。

できるだけ削らない治療（ミニマムインターベンション）については、私が専門的に学んできたことでもあり、患者さまのお役に立てるはずですので、おまかせください。