親知らずは永久歯の中でも最後に生えてくる歯です。しかし、生えるスペースが足りなければ斜めに生えたり、顎骨の中に埋まったままになったりするケースがあり、場合によってはさまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。
ほかの歯へ悪影響を及ぼす親知らずであれば、抜歯が必要です。当院の院長は歯科口腔外科の分野において研さんを積んできており、親知らずの抜歯も得意としています。抜歯は誰でも怖いと思いますが、どのように抜くのか分からないことが怖さの原因ではないでしょうか。そのため、レントゲンの画像を診療台のモニターに映しながら、どのように抜くかをできる限り詳しく説明するようにしています。
抜歯に要する時間は約15~25分です。診療台に座っている時間はトータルで30分くらいとお考えください。もちろん痛みにも配慮して、麻酔をしっかり行います。
診査・診断の上、体調に問題のない状態で処置を行うようにしているため、診察当日の抜歯は基本的に承っていません。また、治療後の腫れ・痛みのリスクを考慮して複数本を一度に抜歯することも行っていませんので、ご了承いただければ幸いです。
親知らずはすべてのケースにおいて抜歯が必要になるとは限りません。斜めや横に生えていた場合であっても、特に問題を起こしていなければそのまま残すこともあります。一方抜歯が必要となるのは、虫歯になっていたり、炎症の原因となっていたりするケースです。
親知らず本体だけでなく、隣の歯や歯並び全体を考慮してしっかりと診断していきます。