インプラントに力を入れております
インプラントとは、顎の骨の中にチタンのネジを埋めて、それを土台として人工の歯を取り付けていくものです。当医院は、そのインプラントに力を入れております。よくインプラントと比較されるのが入れ歯とブリッジです。しかし、この二つには共通する問題があります。入れ歯というのは、両サイドの歯に引っ掛けるものです。その為、入れ歯の部分で噛むと横の歯を揺することになり、結果両サイドの歯が悪くなっていくのです。一方のブリッジは引っ掛けるのではなく固定します。隣の歯を小さく削ってそこに3本つながったクラウンを被せるのですが、この場合も横の歯がダメージを受ける事になってしまいます。
奥歯がブリッジの場合は特に注意が必要になります。ブリッジは3本でしなければいけない仕事を2本にさせているので、奥の方が悪くなりやすくなっています。噛み合わせの力のバランスが悪くなるのが大きな原因です。ご存知ない方も多いと思うのですが、あの小さな歯、特に奥歯には自分の体重と同じぐらいの力がかかっているのです。例えば体重が70キロの人の場合だと70キロの力がかかっているということです。普通の状態でそれだけの力がかかっているのですから、隣の歯の分まで負担させられた歯に大きなダメージがあるのは当たり前なのです。
ブリッジも入れ歯も、このような大きなデメリットがあるのです。しかし、インプラントは顎の骨の中で支えるので、従来の天然の歯が蘇ってきたように噛めます。そして、横の歯を触る必要がありません。触るのは失ってしまった1本だけで済むのです。結果的にそれ以上、悪い部分を広がらせないように出来るのです。これらの事から、私はインプラントも予防の一環であると考えています。
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