治療内容｜かく歯科クリニック（久留米市）

歯周病は、口内に潜む細菌によって歯の周辺組織が溶かされてしまう病気です。進行を防ぐためには、細菌の温床となっている歯垢や歯石を取り除くことが基本となります。

当院においても、まずはお口の状態を検査して歯石を取り除くといった、歯周病治療に取り組んでいます。治療後にはもう一度検査をして、悪い部分が残っていれば再度処置を行っていきます。

歯石取りだけで改善できない場合は、フラップ手術という外科処置を行うこともあります。

何をされるのか分からないという状態では、お子さまの恐怖心は一層強くなってしまうでしょう。そのため当院の小児歯科では、緊急の場合を除きすぐに治療に入ることはなく、まずは練習をしたりお話をしたりして、歯科医院に慣れてもらうことから始めていきます。治療器具を見せながら説明し、実際に触ってもらうなどをして「痛い」「怖い」といったイメージを払拭できるよう努めています。

治療説明では親御さまも一緒に話を聞いていただきますが、治療そのものは基本的にお子さまひとりで受けていただく方針です。ひとりで治療を受けることができた場合にはしっかりと褒め、今後のモチベーションアップにつなげていきます。

せっかく治療を終えても、ケアを怠ればまた同じような病気にかかってしまいます。そのため、当院は治療を終えた方に向けて、ブラッシング指導をはじめとした予防処置を行っています。

当院では定期検診のたびに歯科衛生士が歯ブラシ・歯間ブラシなどの使い方を指導しています。できればその際には、普段使っている歯ブラシをお持ちください。歯ブラシの種類によっては、その方のお口に合っていないこともあるためです。

「指導」といっても、辛い思いをさせたり、痛い処置をしたりすることはありません。むしろ当院はお口の中がスッキリする気持ちよさを感じて、予防に対するモチベーションとしていただけるよう努力をしています。楽しく、前向きに予防に取り組んでいただけたなら当院としても本望です。

当院の虫歯治療では、必要以上に削りすぎないように、また虫歯の取り残しがないように拡大鏡を使用して治療を行います。虫歯が神経にまで達している場合、その神経を取る治療を行うことがあります。しかし神経を取ると歯はもろくなり、寿命がかなり縮んでしまいます。症状が重度でない限りは、できる限り神経を残すように努めています。

具体的には、あえて虫歯の部分を残し、特殊なセメントでゆっくりと殺菌させてから再度削って詰めなおす方法や、神経をすべて抜かず感染した部分のみ取り除き、特殊なセメントで封鎖することなどがあります。患者さまの歯の状態に応じて柔軟に治療計画を検討していきますので、なるべく歯を残していきたいとお考えの方も、ぜひ当院へご相談ください。

10代後半から20代頃になると「親知らず」が生えてくる方もいます。この親知らずは、真っすぐ生えてこなかったり周囲の歯に悪影響を及ぼしたりすることがあるため、トラブルの要因となるケースが多々あります。そういった場合には抜歯が必要となるでしょう。

親知らずを抜歯する際、近くの神経を傷つけてしまう恐れがないかなどを事前に確認しなければなりません。そのため当院では、レントゲンで困難な症例と判断した場合、歯科用CTを使用してお口まわりの状態を立体的に撮影することで歯と神経の距離などを調べています。

治療に伴うリスクによっては大学病院をご紹介することもありますが、親知らずが気になっているという場合はまず一度ご相談いただければ幸いです。

インプラント治療（※）とは、歯を失った部分の顎骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。当院では、インプラントを正しい位置に埋め込めるよう、綿密に治療計画を立てていくことを大切にしています。

治療前には歯科用CTによって検査を行い、インプラントを入れる方向などをシミュレーションします。そのシミュレーション通りに埋入するために使用するのが、サージカルガイドと呼ばれる装置です。サージカルガイドを用いることで、リスクの軽減や治療時間の短縮を図ることができます。

また、インプラントを入れてもその後のケアが不十分だと歯周病になってしまう恐れがあるため、事前にお口の状態や歯磨きができているかどうかを確認しています。術後もメンテナンスに来ていただきますが、それでも起こってしまうかもしれないトラブルのために、5年の保証期間を設けています。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

当院の入れ歯治療では、保険診療の入れ歯と、ノンクラスプデンチャー（※）という自由診療の入れ歯に対応しています。

ノンクラスプデンチャーは、金属のバネを使用していないことから自然な見た目が特徴となっており、保険の入れ歯と比べると装着時の違和感もさほどありません。一方で、保険のものよりも修理に手間がかかるというデメリットもあります。

当院では基本的に保険診療の入れ歯をご提案していますが、患者さまのご要望に応じて自由診療の入れ歯も検討していく方針です。見た目や使用感に関するご希望があれば、遠慮なくおっしゃってください。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

当院のホワイトニング（※）には、患者さまご自身で行っていただくホームホワイトニング（※）を採用しています。

ホームホワイトニングは、ご自宅で行えるため頻繁に通院する必要がなく、色の後戻りがしにくい他、知覚過敏が起きにくいことや歯を強くするなどのメリットがあります。一方、時間をかけてじっくりと歯を漂白していくため、白さを実感するまでにはある程度の期間が必要です。当院はこのようなメリット・デメリットを事前にきちんとお伝えした上で治療をご提供しています。

ほかの治療が一段落したタイミングでこちらからホワイトニングをご提案することもありますが、決して無理に勧めることはありません。関心のある方はぜひお声がけください。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

つめ物・かぶせ物の治療を行う際に大切にしているのは、素材ごとのメリット・デメリットをしっかりご説明することです。強度や装着感、形、見た目、メンテナンスのしやすさなど、さまざまな観点から一人ひとりのご希望に合った素材を選択していきます。患者さまにより適合したものを作るため、すべて拡大鏡を使用して精密に治療を行っています。

また素材を選ぶ際には、つめ物・かぶせ物と歯、どちらを長く持たせることを優先させるかも重要なポイントとなります。例えば保険の金属素材は強度があり長持ちしますが、歯そのものを長持ちさせたいのであればセラミック（※）のほうが良いでしょう。

自由診療の素材を使用した際は、保証期間を3年設けています。歯科技工士とも連携し、写真や言葉だけで伝わりにくい場合には実際に見てもらいながら、治療を進めていきます。

※自由診療です。料金は料金表を確認してください。

当院では、虫歯が重度にまで進行した際に神経を取り除いて歯の内部を清掃する「根管治療」にも対応しています。この根管治療を行うことで、重度の虫歯であっても歯を抜かずに済む場合もあります。

歯の内部はとても狭く、複雑な形状をしています。しかし、少しでも細菌が残ってしまうと再感染などのトラブルにつながってしまうため、隅々まできれいに処置をすることが重要です。そこで当院は拡大鏡という機器を用い、視野を拡大させることでより繊細な処置を可能にしています。