山﨑歯科医院

当院では説明を、治療の段階に応じて三つに分けて考え、それぞれポイントを踏まえてお話ししています。

治療前には、患者さまにお口の現状をしっかりとお伝えするようにしています。「どこが悪くて、どう処置するか」を、検査結果を踏まえてご説明することで、患者さまも治療の必要性や内容を理解して、歯科医師と信頼関係を築く基礎になると考えています。

治療中は、「何をされているのだろう」という不安を和らげるために、「今から痺れ薬を塗りますよ」「ちょっとチクッとしますよ」など、その都度細かく声かけをしています。

治療後は、手鏡で治療した歯を実際に見てもらうようにして、再発を防ぐために予防の重要性をご説明するようにしています。お口の中を定期的にチェックすることで、健康な状態を維持できますので、メンテナンスの内容や来院のタイミングもご案内しています。

当院の院長は勤務医の時に、患者さまから感謝の気持ちとしてキーホルダーをいただいたことがあります。当時は歯科医師としての経験年数も浅く、通常の治療をしながら話を聞いていただけでしたが、患者さまに寄り添い信頼関係を築くことの大切さを教えていただいた出来事でした。

こうした経験から、当院も、歯科治療を通じて長く患者さまのお口の健康をサポートすることを大切にしています。患者さまとの心の距離を縮めることを心がけて、「またここに通院しよう」と思っていただけるように努めています。

当院に通院してくださった患者さまを、最後まで責任を持って診ていきたいと考えています。些細なお口のお悩みでも大丈夫ですので、お気軽に当院にお越しください。

虫歯治療では、最初に「どの歯が・いつから・どのくらい・どんな時に」痛むのかお聞きして、レントゲンも撮って虫歯の深さを確認しています。

虫歯治療でポイントになるのは、「神経を取るか取らないか」「どんな素材で詰めるか」の2点です。神経を取れば痛みは引きますが、歯がもろくなり、抜歯になる危険性があります。そのため当院は、できるだけ神経を残し、また、虫歯以外の健康な歯をなるべく削らないように心がけています。

素材については、お口の見た目に配慮して、可能な限り金属ではなく白いものを用いています。主に保険の範囲内の白い素材で治療しますが、自由診療のメニューもご用意していますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。

当院は治療が終わったら、メンテナンスのご案内をしています。患者さまごとに異なりますが、通常4カ月に1度の来院を呼びかけています。虫歯治療済みの歯が多い方、歯周病の方、入れ歯を使用している方は3カ月に１度の頻度です。セルフケア習慣が確立し、治療済みの歯がほとんどない方は年に１度の来院をおすすめしています。


治療した歯の状態をチェックして、歯周病の方には歯茎の検査も行い、前回からの変化を確認したり、将来起こりうるリスクをお伝えしています。また、患者さまのご年齢に合わせて予防方法をご提案しています。例えば、歯茎が下がっている方は根っこの部分も虫歯になりやすいので、そこにお薬を塗っています。

治療後、数回はメンテナンスを受けたものの、モチベーションが下がって足が遠のき、数年経って来院する頃には歯を何本か失っている方もおられます。患者さまが継続して予防に取り組めるようにサポートしますので、一緒に清潔なお口を目指していきましょう。