悪くなった部分を肉眼の十倍以上に拡大して見ながら取り除く、マイクロスコープを使った根管治療
虫歯が悪化して歯の根にある神経に影響を及ぼしてしまうと、歯を抜かなくてはならない場合があります。当院では歯を抜く前に歯の根の悪くなった部分を治療する根管治療(※)をおこなっております。
当院の根管治療は、はじめに患部を歯科用CTで撮影し、治療する歯がどのような症状なのか把握して、治療計画を立てていきます。治療の際には、患部を肉眼の十倍以上に拡大して見ることができるマイクロスコープを使って治療をおこないます。
根管治療で重要なことは、悪くなった部分を取り除くことです。もし悪くなった部分を残したまま治療を終えてしまうと、いずれ症状が再発してしまうかもしれません。しかし、根管治療は歯の根元の治療のため肉眼では悪くなった部分を見極めることが容易ではありません。そこで、マイクロスコープを使った治療では肉眼よりも細部を見ることができるため、悪くなった部分を残さずに治療をすることができます。
当院の根管治療では、治療中の歯に細菌を感染させないように、お口を薄いゴム膜のようなラバーダムというシートで覆い、治療する歯だけをその膜の外で治療する、ラバーダム防湿法で治療していきます。これは唾液には細菌が含まれており、ご自身の唾液から治療中の歯に細菌が入り込まないようにするための方法です。悪くなった部分をきれいに取り除いたとしても、詰め物などをする前に歯に細菌が入り込んでしまうと、その上から詰め物などをしてもやはり再発してしまうかもしれません。
当院の根管治療は、マイクロスコープで悪くなった部分を細部まできれいにし、ラバーダム防湿法で細菌が入り込まないようにして治療しています。
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