治療内容｜ふじわら歯科クリニック（藤井寺市道明寺）

当院には中高年世代の方が多くお越しになりますが、歯周病の症状が見られる患者様も少なくありません。歯周病が軽度の段階では、ご自身でも気付かないほどの症状しか見られませんが、このまま治療を行わずにいると症状が進行して、最悪の場合歯を失ってしまう可能性もございます。症状が進行した患者さまからは、歯を抜きたくないというご要望をいただくことが多く、当院でも可能なかぎりそのご要望に応えられる治療方法を模索するようにしております。歯周病の治療は、根気強く取り組んでいただく必要があります。歯周環境が改善されて症状が落ち着いた後にも3～4ヶ月に1度は歯科医院にお越しいただいて、メンテナンスを受けていただくほか、年に1度はレントゲン撮影を行って、顎の骨の状態に変化がないかチェックを受けていただく事をおすすめします。また、検診の際には位相差顕微鏡で、お口のなかの歯周病菌の種類や数をチェックすることも可能です。お口の症状が落ち着いたところで来院をやめてしまうのではなく、定期的にメンテナンスを受けて再発を防ぎ、1本でも歯を残していただきたいと思います。

院内を設計する際には、スウェーデンのある北欧をイメージした空間作りを意識しました。木の質感が感じられるゆったりとした空間になっております。診療室はすべて個室にしています。ほかの診療ユニットからの切削音が聞こえにくく、落ち着いた気分で治療を受けていただけます。入れ歯治療を受けられている患者さまは、ほかの患者さまの視線が気になってしまうことがありますが、個室の診療室ではそのような心配もありません。歯や修復物の切削によって発生する削りかすが飛散することもないため、衛生的な環境下で治療を行うことが可能です。また、当院はバリアフリー設計となっております。高低差のある場所にはスロープを設けており、通路も広めに作られておりますので、ご年配の方や車椅子の方にも心配なくご来院いただけます。外履きのまま診療室までお入りいただけますので、スリッパなどに履き替えていただく煩わしさがありません。

口元の見た目に対するこだわりのあり方は、患者さまごとに大きくことなります。なので当院では、仮歯を使って歯の色や形に対するこだわりを具体化し、患者様にわかりやすいように治療の説明をしております。最終的な修復物を作製する前の段階で、しっかりと患者さまのご要望に近付けることで、患者さまにご納得していただける治療歯を目指してまいります。また、入れ歯は口元の見た目に対するご要望がとくに多く見られる治療のひとつです。当院では、口元の見た目に配慮した入れ歯の設計と作製にも丁寧に対応してまいります。歯の機能性だけでなく、美しさにもこだわった治療を希望される方は、気兼ねなくご相談ください。

当院では小児歯科の診療にも対応しております。小さなお子さまに治療を行う場合には、初診時などに親御さまにもお口の状況や治療の方向性をしっかりとご説明いたします。自発的に治療に取り組む姿勢がお子さまに強く見られる場合には、お子さまにも治療の具体的な内容や、治療後の予防ケアの大切さについて、しっかりと説明するよう心がけております。治療を嫌がっている状態のまま治療を開始してしまうのではなく、可能なかぎりお子さまの意思を尊重しながら治療を行ってまいりますので、リラックスしてお子さまをお連れいただければと思います。

ホワイトニングを行うことで歯の着色汚れなどを白くして、美しい口元を取り戻すことができます。ホワイトニングの作用は、時間の経過や色みの強い飲食物の摂取などとともに失われていきますが、ご自宅で取り組んでいただけるホームホワイトニングを行うことで、より長期間にわたってホワイトニング作用を持続させることができます。ホームホワイトニングは、専用のマウスピースと薬剤を使って2週間ほどにわたって取り組んでいただくホワイトニングです。結婚式などのイベントを控えた方にも、ご予定に合わせてホワイトニングを行っていただけます。

歯周病はお口のなかに増加した歯周病菌が引き起こす感染症です。症状が大きく進行していない場合には、お口のクリーニングやスケーリングといった歯周環境の改善をはかる歯周基本治療によって症状の進行を抑えますが、重度の歯周病の場合には、服薬によって症状の改善を目指すことが望ましいケースがあります。当院ではクリーニングやスケーリングを継続的に行うことが困難な方、歯周基本治療を受けても症状に改善が見られない方、歯周病治療を受けることが困難な方、などに内服薬による治療をご案内しております。これまで歯周病の治療に取り組んできたにもかかわらずお口の状態が改善しなかったという方は、気兼ねなくご相談いただきたいと思います。

しっかり噛める入れ歯を目指すためには、入れ歯に患者様のお口に合った噛み合わせを与えるように設計を行うことが大切です。噛み合わせがズレた入れ歯は、しっかり噛むことが難しく、壊れてしまうこともあります。当院では、さまざまな入れ歯の問題に対応しながら、違和感の少ない入れ歯を目指してまいります。入れ歯を作製したにもかかわらず、その入れ歯を装用していない患者さまの場合には、その原因を特定したうえで入れ歯の作製や調整を行ってまいります。現在お使いの入れ歯への不満から、新たに作り替えを行う場合には、それまでお使いになっていた入れ歯よりも、より使用感の良い入れ歯とすることを強く意識しております。新たな作製のほか、お使いの入れ歯の調整や修理にも率先して対応してまいります。

患者さまにリラックスした状態で治療を受けていただくために、当院では治療の際の痛みの軽減に力を入れております。処置に伴って大きな痛みが生じる可能性がある場合には麻酔注射を行いますが、当院では事前に表面麻酔を歯肉に塗布することで、注射針のとげによって生じる痛みが小さくなるようにしております。注入する麻酔液は事前に36~37度程度に温めておくことで、注入時の刺激の軽減をはかっております。治療時の痛みに対する不安が強い方もリラックスしてお越しいただきたいと思います。