症状を説明して、悪化を予防するため定期的なチェックが必要です
歯周病の特徴としてあげられるのは、初期の段階ではほとんど自覚症状がないということです。そのため、ある程度症状が進んだ状態で、歯茎の腫れや出血を訴えて来院される方が多くいらっしゃいます。またほかの症状を訴えて来院されたときに、歯周病が見つかるというケースもあります。
歯周病と診断した患者さまには、まず症状の内容について説明をしていきます。具体的にわかりやすいように、口腔内カメラを使用して、実際の歯石のつき具合をお見せしながら、治療に取り組んでいただくようにしています。
歯周病の治療では症状の悪化を防ぐため、歯科衛生士による歯石とりやブラッシング指導を行います。症状が悪化している患者さまには、外科的な施術を行う場合もあります。
日頃のお手入れに努めていただきながら、3~4カ月に1回は定期的にチェックを兼ねたメンテナンスに来ていただくように指導しています。