当院の定期検診では、患者さまのお口の中をトータルでチェックすることを大切にしています。当院の定期検診は、最初に歯科医師が虫歯や歯周病をチェックしてから、歯科衛生士によるブラッシング指導やクリーニングを行っています。歯科医師のチェックを挟むことで、歯科衛生士では気がつけないようなお口のトラブルを見落とさないようにすることが可能です。
虫歯や歯周病を初期の段階で発見することができれば、処置の範囲が小さくなり、それだけ歯に与えるダメージも少なくてすみます。基本的に歯科衛生士は同じ者が担当しますので、心置きなくお口のお悩みやブラッシングの相談をしていただければと思います。
当院に通われている患者さまは大人の方が多い傾向があるため、歯周病をしっかりとチェックし、歯が失われることのないようにする必要があります。歯周病はお口の中に常在している細菌が増えることによって進行していきます。当院では定期検診時に、患者さまのお口に潜む細菌を顕微鏡にて確認することにより、お口の細菌数をコントロールできるようにしています。当院の定期検診へ通い続けていただくことで、記録している細菌数が増えている・減っているといった経過をみることができ、現在きちんとお口のセルフケアをできているか否かを判断することが可能になります。
患者さまがご自分でお口の中に潜む細菌をみると、大抵の場合「こんなに口の中に細菌がいたのか」と驚かれ、危機感を持たれるようです。患者さまに目でみて状況を把握していただくために、セルフケアや通院のモチベーションを保つきっかけにしていただければと思います。
当院の定期検診は、お口の中の細菌数によって頻度が異なります。例えば細菌数が多い場合は3ヶ月ごと、細菌数が少なければ虫歯や歯周病になりづらいため半年ごとなど、大きく変わります。つまり、がんばってセルフケアをしていただけると、通院が少なくてもお口の健康を保てるようになるのです。
患者さまご自身でお口の中がきちんとケアできていない、または忙しくてこまめに来院ができない場合には、自由診療によるお口のクリーニングを受けていただくことがおすすめです。当院はさまざまなお口のケアに関するメニューを取りそろえていますので、患者さまの状態やご都合に合わせてお選びいただくことができます。
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