中村歯科

当院は患者さまの将来を見据えた提案をしたいと考えています。そこで、まずは「その治療がなぜ必要なのか」をきちんとお伝えすることにしています。

治療の話をする時にはレントゲンやお口の中の写真、歯の模型などをお見せします。お口の中の様子を伝えられたと感じたら、それぞれの治療にかかる金額や通院回数の目安をお話しするというのが一連の流れです。

この先起こり得るリスクや、治療のメリット・デメリット、歯科医師の見解なども合わせてご説明します。あらゆる要素を視野に入れて、ご自身が納得できると思える治療を選んでください。

噛み合わせはお口の健康だけでなく、体や心の状態にも深く関わっているというのが当院の考えです。噛み合わせを整えることで、心身ともに患者さまを支えていきたいと思っています。

根本的な改善が必要な場合は専用のマウスピースを作製します。自然な箇所に顎を持ってくるだけで、その他の症状を改善できる可能性があるからです。噛み合わせ治療を通じて、原因不明の不調に悩まれている方の力になれれば幸いです。

治療後の歯を虫歯や歯周病から守るには、定期的なメンテナンスが必要です。そこで当院は治療をしているうちから、患者さまに予防の大切さをお伝えしています。

また、当院では患者さま一人ひとりに担当の歯科衛生士がつきます。馴染みのスタッフになら、ご自身の食生活や普段のケアのことを率直に伝えられるはずだと考えました。

さらに患者さまの生活背景などもお話をお聞きしたうえでケアグッズの提案をしています。歯ブラシやフロスなどの補助器具については使い方もお伝えして、ご自宅でも予防に取り組めるようサポートいたします。

お子さまの乳歯の生え方や顎の大きさは、永久歯の生え方に大きく影響します。例えば、乳歯の歯列に隙間がないお子さまは、永久歯が生えるスペースが足りませんので早めの対処をご提案しています。
また、反対咬合（受け口）、乳歯の時期に噛み合わせが深い（噛んだ時に下の前歯が見えない）といった状態が見られましたらご相談ください。

噛み合わせが深いと、歯並びだけではなく、将来的に顎関節症になる危険性も高くなります。こういった症状のお子さまには、上顎が小さいという共通点があります。上顎の成長は10歳から12歳で終わってしまうので、できる限り早めの治療をご提案しています。治療が遅れると、下顎の成長、呼吸のしやすさや身長の伸びにも影響します。

顎の成長には、お口の使い方、姿勢などの影響が少なくありません。当院では、まず噛むことや、唇をしっかり使っているか、舌をきちんと動かしているか、そして姿勢などをチェックします。姿勢を直したり、舌や唇の使い方を直したりすることで治療をする必要がなくなれば、お子さまや親御さまにとって負担が少ないと思います。
乳歯列が整う3歳か4歳頃に一度ご相談ください。