予防歯科とは、主に虫歯や歯周病を防ぐための定期的なお口のクリーニングのことです。当院では、保険治療の中でこの予防歯科を重視しています。歯周病や虫歯は、重篤な状態になると、ご自身の歯を失ってしまう病気です。現在は、この失ってしまった歯を補う方法として、インプラントなどの方法がありますが、やはり天然の歯が返ってくるわけではありません。虫歯や歯周病で歯を失ってしまった方は、インプラントなどで補うとともに予防することもお教えしなければ、また別の部分の歯を失ってしまうという負のスパイラルに陥ってしまいかねません。それを防ぎ、ご自身の歯を守っていただくためにも、予防歯科は非常に大切です。
当院では、患者様1人1人に担当歯科衛生士をつけることで、しっかりと患者様のお口の中を良い状態に保つサポート体制を整えています。担当制にすることで、患者様が最初にお越しになったときや治療を終えるとき、また少し期間をおいて再度お越しになったときと、お口の中の変化を当院スタッフが把握しやすくなります。スタッフがお口の中の変化や歯磨きの癖などを把握できれば、よりその患者様に適したご指導が可能になるため、メリットは大きいと感じています。患者様としても、1か月から4か月に1回の来院時に、毎回同じ歯科衛生士が担当すると相談しやすく落ちついていただけるようです。
実際の予防歯科の治療では、お口の中のチェック、歯石や歯垢といった歯の汚れの除去などを行っています。また、定期的に歯医者でクリーニングを行うことと同じくらい、日ごろの歯磨きは大切です。そのため、その患者様に合った歯ブラシの当て方や磨き方、歯ブラシの選び方に関するアドバイスも歯科衛生士から行わせていただいています。