たまでファミリー歯科

当院のモットーは、ていねいな治療です。「ていねい」というと、時間をかけることを連想されるかもしれませんが、当院では「ていねい」と「時間をかける」はイコールではないと考えています。

歯科医療において時間をかけることは、お口を開け続ける患者さまのご負担につながります。私自身も歯科医院で治療を受けた際に「まだ終わらないのかな」「早く終わってほしい」と思いながら、頑張ってお口を開けていたことを思い出します。

こういった患者さまのご負担を少しでも軽減するため、時間を短縮することこそが、ていねいな治療でもあると考えてまいりました。頑張ってお口を開けてくださっている皆さまにお応えするためにも、1回の治療時間、トータルの通院時間を少しでも短縮することを重視し、ていねいな歯科医療をご提供してまいります。

2年ほど通院してくれていて、メンテナンスを受けてくださっている患者さまがいらっしゃいます。その方が、治療が終わるたびに「先生じゃないとダメ」とおっしゃってくださるのが、とても印象的です。

治療後もメンテナンスに通ってくださるのは、予防の大切さをしっかりご理解いただいているからだと思います。継続的にメンテナンスにご来院いただいていると、何らかの問題が生じても早期に発見・対応ができます。ケアを持続してくださる患者さまがますます増えることを願い、今後も予防歯科の重要性を発信してまいります。

特に分野を限定して学んできたわけではありません。さまざまなご要望にお応えしたいという思いから、歯科医療を全般的に学んでまいりました。

歯科医療をご提供するにあたって、歯を治療するだけでなく、人と人との関係性を築くことに重点を置いています。患者さまの歯だけに目をやるのではなく、患者さまという人に接していく、そうすることで初めて、患者さまお一人おひとりの性格に合った治療や、患者さまが本当に希望している歯科医療をご提供できると考えてきました。

マニュアルや教科書の内容をそのままなぞるのではなく、スタッフの一人ひとりが患者さまと向き合うことで提供できるような歯科医療、サービスをご提供するため、今後も力を尽くしてまいります。

当院のスタッフは皆、コミュニケーション能力とモチベーションが高いと思っています。患者さまの情報もこまめにやりとりしており、それを診療の中で活かそうと取り組んでくれています。

患者さまへの対応をよりよいものにしようと、互いに指摘したり勉強会を開いたり、さまざまな角度から自分たちを見つめなおしています。その姿勢も患者さまにもお喜びいただいているのではないでしょうか。

院内でも定期的にミーティングを実施しており、モチベーションを高めるよう努めているのではないでしょうか。

まずは、担当する歯科医師の人柄が大きなポイントになるのではないでしょうか。歯科医師に身構えずに話せるかどうか、優しく話を聞いてくれるかどうかが重要です。ご自分のお困りごと、お悩みごとをありのまま話せるようなら、まずは第一段階をクリアしたと言ってよいはず。さらに、医院全体の雰囲気がよく、入りやすいかどうか、通院できると思えるかどうかを見てください。

当院でも、そういったことを意識した医院作りを行ってきました。昔ながらの、歯科医院らしい歯科医院ではなく、気兼ねなく足を向けられるような歯科医院を目指しております。

今後、高齢社会になっていく日本の現状を思うと、歯周病治療に力を入れていく必要があると考えています。ご自宅でのケアを怠ったり、歯科医院への足が遠のいたりした結果、歯周病が進行して40代で歯を失ったという方も少なくありません。歯を失った部位を何とか治療しながら、その後の半世紀近くも食事をしていくような状態では、楽しく美味しいはずの食事もそう感じられなくなるかもしれません。

そうならないためにも、歯周病の恐ろしさやお口のケアの重要性、予防歯科の意味合いなどを発信して、ご自分の歯を守っていただくための素地を作っていきたいと考えています。