長い人生の中で、食事の楽しみはかけがえのないものです。当院は歳を重ねてもお口から食べることの楽しみを失ったりすることのないよう、訪問歯科診療にも力を入れています。
虫歯治療や入れ歯作製も大切ですが、歯があれば食べられるわけではありません。ご年配の方は歯があっても思うように飲み込めず、うまく食べられないことがあるのです。そんな患者さまに寄り添い、どうしたら食べられるか、どうすれば食べたいと思っていただけるかを真剣に考え対応させていただきます。
スプーンの使い方一つでも食べる意欲につながることがあります。歯やお口の機能を診ることはもちろん、いろいろな面からサポートさせていただき、食べる楽しみをずっと感じていただけることを目指していきます。
訪問歯科診療ではお口のお掃除や入れ歯作製などのほか、場合によっては抜歯も可能です。さらに、食べ物を飲み込むまでの流れである「摂食嚥下(せっしょくえんげ)」の評価や訓練も行っています。
目の前にある食べ物を口に入れたとき、自然に噛んで飲み込むことができますが、ご年配の方はこれがスムーズにできなくなり、食べることに楽しみを見出せなくなることもあるのです。誤嚥(ごえん)性肺炎の恐れも出てくるでしょう。このようなことを防ぐため、一人ひとりと向き合い、食べたい想いを叶えてあげられるよう努めています。