12歳頃に永久歯が生えそろい、その方の永久歯人生のスタートが切られます。歯磨きだけではなく、噛み合わせ、生活習慣などいろいろな歯が長持ちするための条件をきちんとケアしていくと、80歳~85歳という平均寿命の近くまで自分の歯で食べられます。できれば自分の歯で食事していただきたいですし、そうできるのは幸せなことです。
また、そのお手伝いをするのが歯科医院だと思っています。歯の治療は年代に応じた治療があります。大事なことは、大きい流れの中でのロングスパンで考えることです。
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お口は身体の一部です。治療の際、特に気をつけていただきたいのは、骨粗しょう症の方で、歯周病の治療をする際にはお伺いしています。骨粗しょう症は、エストロゲンというホルモンの分泌が減少することで骨が弱くなる病気で、特に月経の終了した女性がなりやすいものです。実はこの病気は歯科には大敵です。骨粗しょう症の薬を飲まれている方で、歯を抜いたり歯周病の処置をしたりすると骨が腐る作用のあるものがあります。
患者さまには高齢の方も多いため、この他にも、服用しておられるお薬や慢性的に罹患されている病気には注意しています。
60歳ともなると、平均寿命からいうとあと20年です。60歳を過ぎての楽しみの一つは食事ではないでしょうか。食べる時に、入れ歯か自分の歯かということです。自分の歯の方の習慣というのは、何を食べるかは好き嫌いで選べます。入れ歯の方の考え方は、「私の入れ歯で食べられるかどうか」という選択肢です。入れ歯の方は好きでも食べられないものができてしまうかもしれません。
当院に来ていただく限りは、その方の人生をお預かりしていますので、長く食べられるように応援します。
健康保険がある日本では、保険がない欧米よりも虫歯にかかっている方が多くいます。それは費用の面からくる意識の違いと考えておりますが、それ以上に自身の歯に対する意識が重要と考えております。
当院は、来院された患者さまに歯に対する意識を持っていただくようにお伝えしております。保険内の治療だけでなく、保険外の治療も含んだ選択肢も提示させていただき、患者さまにとってより良いものの提供を目指しています。
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