わだ歯科

インプラントとは、失った歯の代わりに金属のインプラント体（人工歯根）を埋め込んで、再び噛めるようにする手術のことです。インプラントには次の五つのメリットがあります。

　・咀嚼能力の改善が見込める
　・残っている歯を守ることができる
　・噛み心地などの違和感の解消が期待できる
　・見た目へのストレス軽減
　・歯磨きがしやすくなる

歯は隣り合った歯などのバランスで、均衡が保たれています。そのため、歯を失ったらできるだけ早めの対応が大切です。時間がたつと骨の吸収が起こり、周辺の歯が倒れたり動いたりするなどのさまざまな影響が出ます。歯並びや噛み合わせが崩れることで、虫歯や歯周病などのトラブルも起こりやすくなります。

顎の骨にインプラント体を埋め込むインプラント治療は、入れ歯などのほかの治療方法と比べて違和感や異物感が少ないです。そのため、1本でも歯を失った方に受けていただきたい治療です。
当院は30代から70代の方がインプラント治療を選択しています。興味がある方はご相談ください。

当院では、「歯科検診」と呼ばれているものを「再評価」と呼んでいます。
それはなぜでしょう。歯科検診というと、ただ一定の期間をおいて定期的に来院するというだけで、万が一その時に虫歯や歯周病になっていても、それは仕方がない、というようなスタンスになってしまいます。

これでは歯科検診の目的は果たされていません。そこで当院では、患者さまの歯がどの時点で悪くなってしまうのかをしっかりと見極め、その瀬戸際で悪化を食い止めるために「歯科検診」ではなく「再評価」という考え方を導入しています。
これは、患者さまの歯がどの時点で悪化してしまうのかを見極めるために、治療後最初は1カ月程度で検診を行い口腔内の再評価をし、悪化していないようであれば、さらに1カ月後に検診という形で、細かく再評価を行うことで、悪化するポイントを見定めます。これを繰り返しながら、徐々に再評価を行う期間を引き延ばしていき、最終的には半年に一度程度でも悪化しないような口腔内環境を実現します。

万が一次のような自覚症状がある場合は、歯周病の可能性があります。
歯茎からの出血、赤み、腫れ、痛み、うみ、歯がグラグラする、口臭などはすべて、歯周病によって引き起こされる症状です。
そもそも歯周病とは、歯の病気ではなく、歯の周りの病気のことです。歯磨きでは除去できなかった汚れが、歯と歯肉の間の溝にプラークとなって溜まり、歯茎が炎症を起こします。これが先ほどのような自覚症状を引き起こす原因です。これが進行すると、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。

歯周病は上記自覚症状が出る頃には、患者さまの口腔内はかなり悪化している状態のため、歯周病を予防するためには、自覚症状があるないに関わらず、日頃から歯周病を予防するという強い意識が必要になるのです。