当院では見た目の美しさを重視した治療も行っております。主に対応しているのは、薬剤などを用いて白くするホワイトニング(※)と、詰め物やかぶせ物をジルコニア(※)で作製して、より天然の歯に近い見た目にする治療です。美容診療の分野を希望される方は、やはり女性が多くなっています。20代前後の若い女性よりは、30歳代から60歳代くらいまでの、比較的落ち着いてきた女性の方々が気を使っていらっしゃる印象です。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
詰め物やかぶせ物などの補綴物は、素材によって見た目や強度が異なってきます。その中で、メタルのように金属アレルギーの心配がなく、天然の歯に近しい美しさでおすすめなのが、ジルコニアセラミックスです。整形外科では人工関節の材料として使用されるほど、人体に優しいジルコニアセラミックスは、見た目を気にされる患者さまの「色」や「透明度」などのご希望にもしっかりとお応えでき、しかも細菌が付着しにくいというメリットもあります。最近の患者さまのご希望としては、ご自身の歯の本来の白色よりも明るい色をご希望されるケースが多くなっています。そのため、これまで仮歯の色を1色しか用意していませんでしたが、より白い仮歯も導入いたしました。それを実際にご覧いただき、「こんな感じでどうですか?」と実際に見てご確認いただくようにしています。
ホワイトニングには、患者さまのご自宅で行っていただくホームホワイトニングと、歯科医院でレーザーなどを用いて行うオフィスホワイトニングの2種類があります。それぞれ治療期間や色の持ちなどが異なりますが、当院ではホームホワイトニングを行っています。ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングよりも弱い薬剤を使用しています。そのため刺激は少なく、ゆっくりとホワイトニングを行うことが可能なのです。また、ホワイトニングを行う回数を自分で決められるため、自分の希望の色になったところでホワイトニングをやめていただくといった、細かな調整をご自身で行えることも、ホームホワイトニングの特徴です。オフィスホワイトニングは使用する薬剤も強く、光を当てて一気に白くします。短期間で白さを得られますが、歯へのダメージがホームホワイトニングよりも大きくなってしまうというデメリットもあります。歯の表面も崩れるため、色が元に戻ってしまう後戻りが起きやすくなります。そのため、ホームホワイトニングでゆっくりと行っていただくことをおすすめしております。
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