歯の病気といえば大きく虫歯と歯周病の二つで、どちらもお口の中にいる細菌が原因で起こる病気です。そのため当院の予防歯科は、まず唾液検査をして患者さまのお口の中にいる細菌の状態を調べることから始めます。その結果、例えばミュータンス菌という虫歯の原因となる細菌が多いと診断された場合、来院回数を増やすなどの対応策をとっていきましょう。
こうした予防処置をとることで、虫歯や歯周病にかかる確率を下げることが可能です。また、定期的に通院いただくことにより、ご高齢の方に起きやすい飲み込み障害などにも歯科医師や歯科衛生士が真っ先に気付けます。虫歯・歯周病だけでなく、こうしたお口周りのさまざまな問題をケアしていくことができるのです。
年齢を重ねるほど、虫歯や歯周病、また身体機能の低下は多くなってきます。元気なうちから対応することが必要になっていくでしょう。当院は、お口周りの機能を低下させないような指導を行っていきたいと考えています。ただしその前提として、患者さまご自身が健康への意識を高めることも大切です。虫歯も歯周病も、生活習慣と大きく関わっている病気です。日々の生活における健康意識を高めるための指導も行っていければと考えています。
当院の予防歯科は子どもから大人まで行っております。そして特に、お子さま向けの診療の際は気を付けている点があります。治療とは異なり、歯を削らない、痛くない診療なのだとわかってもらうということです。お子さまに、ほんの少しでも怖い印象をもってほしくないのです。
そのために、治療用の部屋とお子さま向け予防診療の部屋は分けてあります。例えばこれは矯正を行うときでも同じです。お子さま向けの矯正(※)は、治療用の診療室とは部屋を分けて行っています。加えて、治療のときも歯科医院が嫌いにならないよう、診療室のディスプレイをお子さま向けに工夫しました。
毎週土曜日には、20年以上続けている特にお子さまを対象とした予防診療も行っています。歯科衛生士の学校で校長をされている、口腔衛生学の教授でもあるドクターが担当です。今では、初期に受診していた患者さまが大人になり、お子さまを連れていらっしゃることもあります。長く通いつづけてくださる患者さまが多くいらっしゃる予防診療です。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。