歯周病は無自覚のうちに進行している例がよく見られる病気です。歯が揺れる、歯茎がはれるなどの症状でご来院され、検査をして初めて気づくという方もいらっしゃいます。検査方法としては歯周ポケットを測定し、レントゲン写真や口腔内写真をご覧いただきながら病状をご説明しています。患者さまへのご説明目的もありますが、データとして残す意味からも、初診時には口腔内写真を撮っています。さらに、歯のお手入れの状態が悪い方や歯磨きをきちんとできていないお子さまには、状況を目で見てご理解いただくためにプラークチェッカーで歯の染め出しを行います。プラーク(歯垢)の付いている部分が真っ赤に染まるので、実感として磨けていないということが分かっていただけるようです。
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歯周病治療ではブラッシング指導を行っています。指導時には、鏡や口腔内カメラを使い、磨き残しが出やすい部分を目で確認しながら、実際にご自身で磨いていただくことが大事です。歯並びやお口の中の状態はその方によって異なるので、アドバイスする点は一人ひとり異なってきます。歯周病治療はクリニックに来た時だけでなく、ご自身でも歯を守るモチベーションを維持していただかなくてはなりません。そのためにご自宅でお使いいただける歯ブラシや歯間ブラシをお渡ししています。また治療したら終わりというのではなく、定期的に検診へ来ていただくことも重要です。お越しいただくペースは毎月の方や、年1度のペースなど、患者さまの口内の中の状況によって個々に変えています。
私が歯周病治療で心がけているのは、歯を抜かないこと、そして1本でも多く残せるように努力するということです。歯周病がすでに進行し、歯のクリーニングやブラッシングだけで改善が望めないような場合には、外科的処置で悪い部分を取り除く治療も行っていきます。術中に使う器具を1回ずつこまめに滅菌するのはもちろんのこと、手術用の手袋も個包装のものを毎回、使い捨てにしています。
てつこのへやさんの口コミ (男性)
2023年8月 投稿
よかった点 | |
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施設 | アクセス |
対応 | 電話・受付対応 |
治療 | 説明 |
ネット予約・空き状況確認 |
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