治療内容｜たかはし歯科

差し歯を作る際、当院では完成させる前段階から患者さまのイメージに合うよう、まずは仮歯を作製します。その後、差し歯の装着具合などをお伺いしたり、10マイクロメートルの薄い紙を使用して細かい検査をしたりして、より完成に近い状態になるまで仮歯を調整してから、完成品の設計にその情報を反映できるよう努めています。

また、イメージに合う差し歯をつけるためには、患者さまにも治療内容をご理解いただかなければなりません。患者さま一人ひとりに合わせて差し歯の装着イメージをお伝えしておりますが、ご自身で気になることがあれば何でもご質問ください。ご納得の上お選びいただけるよう、できるだけさまざまな治療法をご提案させていただきます。

噛み合わせが悪いと顎が歪んでしまったり、顔が左右非対称になったり、また言葉を発音しづらくなったりする場合があります。食事でも、噛み合わせの悪さが原因で食べ物をうまく噛めず、歯の汚れが残りやすくなり、虫歯にもなりやすい可能性があります。噛み合わせは10マイクロメートル（0.01ミリメートル）程度のズレであっても、どこかの歯に負担がかかり、時間が経過するごとに歯茎は弱くなり、歯周病の原因にもなりかねません。

このように、噛み合わせがずれているとさまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。当院は噛み合わせの経過を見るために、きちんと負担が分散されているか確認をしております。仮歯に樹脂を足して高さを調整し、問題がなければかぶせ物を行いますので、お口周辺に痛みや違和感を覚える方は一度ご相談ください。

当院では歯を抜いた際に入れ歯をおすすめする場合もございます。すでに入れ歯を入れている患者さまには、その入れ歯がお口に合っているか、ということにも目を向けていただきたいと思っています。もし仮に入れ歯が合っていない場合や、違和感があり入れ歯を外して生活をしている場合などは、顎関節にも影響が出てくる可能性があるからです。

人間の顎の関節はあらゆる方向に動きます。縦にも横にも円をえがくようにも動くようになっています。この顎関節の動きは、噛み合わせが正しい場合には噛み合わさったある一定の位置で止まるようになっています。しかし入れ歯を入れていない方で噛み合わさる歯がない部分があると、噛み合わせによる顎関節の動きが止まらない状態になってしまいます。この状態が続くと顎関節に負担がかかり、顎が動かなくなってしまうこともあります。この状態を長く続けないために当院では患者さまに合った入れ歯作りを心がけています。

当院では治療後の定期的なメンテナンスにも力を入れております。定期的なクリーニングを行うとともに、患者さまご自身で日々のセルフケアに取り組めるようサポートしています。ブラッシング指導には特にこだわっており、歯磨きの仕方をただ教えるだけでなく、例えば1カ月後などに歯ブラシを実際に見せてもらい、しっかりブラッシングができて汚れが落とせているかをチェックしております。

ブラッシング指導にこだわり、患者さまのセルフケアの状態まで管理するようになってから入れ歯の治療を目的としてご来院いただく方が少なくなったように感じます。半年に1回程度の定期的なクリーニングとあわせて、日々のセルフケアにも力を入れ、一緒に健康的な歯を目指しましょう。