治療内容｜わかば歯科クリニック

歯並びが気になる方や形が気になる方に対して自然の歯に近い色味と強度に優れたセラミックなどをご提供する際には、歯の１本１本だけを見るのではなく、歯並びや顔とのバランスを見て治療をおこないます。もちろん患者さま自身のご要望も加味いたしますが、データに基づいた上で、すてきな笑顔が作れるように歯科医師側もご提案をおこないます。

患者さまの抱える悩みは人それぞれで、変色、歯並び、つめてある物が見えてしまっている、かぶせ物の形が合っていないなど、細かい部分まで多岐にわたります。患者さまと歯科医院の意見がしっかり合致するように、十分に相談をした上で治療方針を決めていきます。

院内には義歯やかぶせ物を製作する歯科技工所がありますので、必要であれば歯科技工士にも立ち会ってもらい、患者さまと直接話をしながら、色や形を決めることもします。

入れ歯は人工物をお口の中に入れるので、多少違和感があるのは当然です。その方にフィットした物を製作することは実は非常に難しく、噛み合わせを意識した歯を形作っていかなければ使い心地の良い入れ歯はできません。

この噛み合わせがきちんとしていないと痛みが発生し、食べ物をしっかりと噛むことができません。
使用中に痛みがなるべく出ないように、機能性も重視して歯科技工士と連携して製作をおこないます。またそれ以上の状態を希望される患者さまに対しては、(※)インプラントという選択肢があることも説明します。
(※)自由診療です。

何らかの理由で歯を失ってしまった方や、入れ歯やブリッジにご納得いただけていない方にぜひご検討いただきたいのが、インプラントです。

インプラントは、チタン製の人工歯根に人工の歯を装着することによって歯を再現する治療法です。チタンは骨と結合しやすい特性があるため、硬さのある食べ物でもしっかり噛んで味わえるようになり、食事中や会話中にズレたり外れたりすることを気にする必要もありません。かぶせ物は患者さまの天然歯を参考にしながらお作りするため、見た目と大きさともに違和感の少ない仕上がりにすることができます。

当院のインプラント治療は、インプラントの担当医、歯科口腔外科の担当医、麻酔の担当医が共同で実施します。そのため、必要な処置を院内で一貫して行えることが当院の強みだと考えています。カウンセリングも実施していますので、歯を失う前のように会話や食事を楽しみたいとお考えでしたら、どうぞ気兼ねなくご相談ください。

永久歯は、親知らずも含め両顎で32本あります。基本的にこれらの歯は顎の骨に沿って生え並ぶのですが、現代人は顎の骨が小さくなってきていることから、すべての歯が並ぶにはスペースが足りない場合があります。そうするとスペースを求めて歯が外側に向かって生え、お口元が膨らんで見えてしまうことがあります。歯並びが悪くなるとお口元の見た目だけでなく、噛む力がうまく分散されず顎関節症など新たなトラブルを招く原因になることもあるでしょう。

矯正治療は、歯並びと上下の噛み合わせを考慮しながら装置で歯を動かす歯科治療です。
当院を含めたグループ歯科医院は、高齢になっても永久歯がある状態を維持できるよう「20代で歯の総数が28本あること」を目標にした矯正治療をご提案しています。

横顔の鼻の先端、上唇、顎の3点が一直線に収まると、引き締まった印象のお口元になります。そのため、正面だけでなく横顔の印象にもこだわるよう心がけています。

当院でホワイトニングを受けられる方は、40代の男性が多い傾向です。主に当院で定期的な検診を受けてくださっている方がほとんどで、普段、自分の歯をじっくり見る機会は少ないため、色味という入り口で自分自身の歯への興味が芽生える方や歯の色味が気になったという方が多いように思います。そういった意味でも、ホワイトニングは自分の歯の状態を気にして、きれいに、健康的に保つための良いきっかけになるのではないでしょうか。

また、歯の色味が白く変化すると、お口元に自信を持ち、表情が明るくなる患者さまも多いように思います。市販のホワイトニングキットよりも濃度の高い薬剤で施術することで作用にも期待ができます。さらに施術前には歯科医師によるお口の中の検診、虫歯や歯周病の治療など、色味以外の部分も確認します。お口の中をトータルで良い状態に持っていくことにもつながるので、ぜひご検討ください。

歯周病は特に自覚症状が乏しいため、歯に異常を感じて歯科医院に来られたときには、かなり進行しており、手遅れになっていることもあります。歯周病は、歯科検診をして予防することが大切です。

治療は、レントゲンによる写真撮影にはじまり、お口の中を検査して、そのデータをすべて残します。顕微鏡で細菌の数や種類を確認し、患者さまにも症状の程度を把握してもらいます。お口の中で細菌が悪さをしないようにプラークコントロールがとても重要になってきますので、歯ブラシ指導をして、可能な限り菌を減らすように努めます。

患者さまは、良くなったかどうかがご自身ではわからないため、数値データにして把握します。数値化することでわかりやすく、治療の判定基準になるため、患者さまも実感でき、治療に対するモチベーションを維持することができます。

小児歯科においても、お子さまの治療を専門とする歯科医師がおこないます。お子さまは基本的に歯科医院を怖がっているので、優しい治療を心がけています。優しい治療の一環として、女性の歯科医師を中心に治療にあたります。小児科は、他の医院からの紹介もあり、急を要する場合にも対応しています。

基本的には、無理やり治療をおこなわず、スタッフと仲良くなってもらい、慣れてから徐々に治療をはじめるようにしますが、痛みが強いなど緊急で治療が必要なときには、親御さまに了解を得た上で、ネットを使って抑えておこなうこともあります。お子さまの性格に合わせて、その子に合った治療をおこなうようにしています。

予防歯科とは、虫歯や歯周病などの病気にならないようにすることを目的とした歯科治療です。以前は定期検診の主な目的は、虫歯や歯周病の早期発見と早期治療でしたが、近年ではそもそもトラブルを起こさないための環境作りにシフトしつつあります。

予防歯科は、患者さまご自身で行っていただくセルフケアと、歯科医院で行うメンテナンスの両方がそろって初めて意味を持ちます。予防歯科の重要性をより理解していただくため、歯の健康が全身に与える影響と、虫歯や歯周病を放置することのリスクをしっかりご説明します。予防歯科への意識を高めていただくための取り組みとして、歯垢を採取し位相差顕微鏡で観察していただくこともあります。

お口の中にいる細菌が動いている様子を顕微鏡で観察して、ショックを受ける患者さまもいらっしゃいます。しかし、ご自身のお口の状態を知ることが、予防歯科の重要性の理解とモチベーションアップにつながると考えています。

歯の大きさは変わらないのに、顎の骨の大きさは年々小さくなっていると言われています。狭いスペースには歯が並びきらないため、外側に向かってお口元が膨らむように、あるいはガタガタとした歯並びになってしまうのです。

小児矯正とは、身体が発育する時期に装置を装着し、顎の骨の成長を調整する歯科治療です。永久歯が並ぶために必要なスペースを作りつつ上下の噛み合わせのバランスを整えることから、より健やかな成長も期待できるようになるでしょう。

当院の小児矯正は、ワイヤー矯正を実施します。力のかけ具合を微調整できるため、幅広い症例に対応可能なのが特徴です。

小児矯正の治療方針と治療のゴールは、精密検査を受けていただいた結果に基づき、お子さまと親御さまのご要望を伺いながら一緒に考えご提案します。お子さまにとってどのような治療が望ましいのかスタッフ一同親身になって考えますので、どうぞ気兼ねなくご相談ください。