正面だけでなく横顔のEラインを重視した矯正治療をご提案します
永久歯は、親知らずも含め両顎で32本あります。基本的にこれらの歯は顎の骨に沿って生え並ぶのですが、現代人は顎の骨が小さくなってきていることから、すべての歯が並ぶにはスペースが足りない場合があります。そうするとスペースを求めて歯が外側に向かって生え、お口元が膨らんで見えてしまうことがあります。歯並びが悪くなるとお口元の見た目だけでなく、噛む力がうまく分散されず顎関節症など新たなトラブルを招く原因になることもあるでしょう。
矯正治療は、歯並びと上下の噛み合わせを考慮しながら装置で歯を動かす歯科治療です。
当院を含めたグループ歯科医院は、高齢になっても永久歯がある状態を維持できるよう「20代で歯の総数が28本あること」を目標にした矯正治療をご提案しています。
横顔の鼻の先端、上唇、顎の3点が一直線に収まると、引き締まった印象のお口元になります。そのため、正面だけでなく横顔の印象にもこだわるよう心がけています。
矯正治療は、歯の健康維持も期待できることをご存知でしょうか。
上下の歯の噛み合わせが整うと、食べ物の消化と吸収による負担軽減と、発音の改善が見込めます。ブラッシングをはじめとしたセルフケアを実施しやすくなるため、虫歯や歯周病などの病気と、口臭などのトラブル予防にも役立つでしょう。
永久歯が生えそろい、顎の骨など骨格も完成している方には、成人矯正をご案内しています。成人矯正は、虫歯や歯周病などのリスクを下げたいとお考えの方以外にも、営業職や人前に立つ機会が多いお仕事をされている方が治療を希望されるケースも多いです。
インプラント矯正(※)と呼ばれる、矯正治療用のインプラントを歯茎に埋入し固定源にする治療方法もご案内可能です。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
矯正治療を検討されている方に対し、当院はワイヤー矯正をメインにご提案しています。
ワイヤー矯正はブラケットとワイヤーを歯の表面に固定し、力を加えることで少しずつ歯を移動させていく方法です。この装置は、ワイヤーの力のかけ具合を調整可能なので幅広い症例に対応可能です。また、歯に固定するタイプでしっかりと力を加えられることから、より短期間で歯を動かすことにも期待できるでしょう。
矯正治療は、当グループで矯正治療に専従する歯科医師が担当します。矯正治療の診療日は毎週火曜日、水曜日と土曜日は毎月1日ずつです。後者をご希望の場合は、あらかじめ当院にお問い合わせいただきますようお願いいたします。
矯正治療の流れ、費用や治療期間などを事前に把握していただこうと、矯正治療をご検討中の方にはカウンセリングをご案内しています。
カウンセリングでは、症例写真をモニターに映し一緒にご確認いただきます。矯正治療の内容と、使用する装置ごとのメリットやデメリットをよりイメージしていただきやすいよう、模型や実際に使用する装置もお見せします。矯正治療に対する不安や疑問は、気兼ねなくご相談ください。
お口の中の状態とお困りごと、ライフスタイルなどは患者さまごとに異なるものです。患者さまと向かい合いじっくりとお話しすることで、患者さまの状態とご希望により適した治療方法をご提案したいと考えています。
問診・ヒアリング
まずはお口の中を確認させていただき、患者さまが感じている歯並びのお悩み、矯正治療へのご希望やご予算などをお伺いします。
その後、矯正治療の流れ、当院でご紹介可能な矯正装置とメリットやデメリットをご説明いたします。費用や治療期間についても、その場でわかる範囲で大まかにご説明いたします。
一度持ち帰ってご検討いただいても構いませんので、気兼ねなくお越しください。
精密検査
矯正治療を前向きにご検討いただける場合には、精密検査を受けていただきます。
精密検査は、歯科用レントゲンや歯科用CT撮影、歯の型取り、お顔とお口の中の精密な写真撮影を実施します。
治療計画のご提案、方針の決定
精密検査の結果をご共有し、患者さまのご要望も考慮しながら治療計画を立案しご提案します。使用する矯正装置も決まるため、治療期間、費用なども改めて詳細にお伝えします。
治療方針と治療内容にご同意いただけたら、矯正治療をスタートします。
矯正治療開始
お口の中をクリーニングしてから、歯の表面にブラケットとワイヤーを順番に装着します。
装置がお口の中にあることでブラッシングがしにくい状態になるため、虫歯や歯周病を防ぐためにも矯正治療中は今まで以上に丁寧なブラッシングをしていただく必要があります。そのため、装置の装着完了後にはブラッシング方法のレクチャーを行います。
調整
装置がお口の中にある間は、月1回程度のペースでお越しいただきます。矯正治療の進行具合のチェック、装置の点検と調整、クリーニングを受けていただきます。
通院を怠ってしまうと、思うように歯が動かず治療が長引く原因にもなります。計画通りに歯を動かせるよう、矯正治療中はご指定した日時で通院していただきますようお願いいたします。
保定
治療計画通りの位置まで歯が動いたら、保定期間に入ります。保定期間とは矯正装置で動かした歯をその場所に固定するためのもので、保定装置を装着して過ごしていただきます。
保定期間中は、3カ月から4カ月に1回のペースでご来院いただきます。歯並びそのものとお口の中全体の歯科検診、保定装置のチェック、クリーニングを受けていただきます。
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