お子さまがある程度の年齢になるまでは、親御さまがお口の健康管理をしてあげる必要があります。当院は汚れを赤く染める薬を使い、磨けていない箇所を親御さまにご覧いただいた上で、仕上げ磨きの仕方をご指導しています。
小学校高学年にもなると、ほとんどのお子さまは仕上げ磨きを嫌がるのが普通です。とはいえ親御さまがお手入れをしなくなった後でも、歯科医院にはこまめに来院してください。当院はお子さまに向けて歯磨き指導を行いつつ、歯を強くしてくれるフッ素塗布も行います。
成人の方の場合は前回の検査結果との比較で通院スパンを変えています。通常は4カ月に1回のところを、調子が思わしくない時は1カ月に1回ほどに縮めて様子を見ます。歯科医院にこまめに通うことが、お口の健康を維持することにつながりますので、ぜひ継続して検診を受けにお越しください。
治療を行う時、治療しても原因が変わらなければまた同じことを繰り返してしまいます。治療をするにしても、その場しのぎの「痛くなければいい」というところで終わらせたくはありません。治療をする時には虫歯の原因を理解していただき、患者さまに寄り添い一緒に年を重ねていく気持ちで、お年を召されてからも自分の歯でおいしく好きなものを食べられるようなお手伝いをしたいと考えています。あくまでも歯科医院ができることはお手伝いでしかありません。患者さまにより良い知識と意識を持っていただけた時に、私もこの職業を選んで良かったという喜びを感じます。
やはり治療をした患者さまは疲れた様子で帰っていかれますので、いい状態を保ったまま、また来ていただければうれしいです。お話をし、クリーニングしてすっきりした状態でお帰りいただけるように努めています。予防診療に関して歯科医師ができることは多くはありません。患者さまご自身が意識を変えてくだされば、それだけでぐんと良くなるものです。使い方によっては、歯ブラシ一つでも大きな違いがでますから、ご理解いただくためにも、まずは患者さまとの間に信頼関係を築いていければと思います。
歯を守る意識を持っていただくために説明させていただく時は、なるべく実感しやすい言葉を使うようにしています。たとえばお孫さんができたという方なら、周囲の大人がきれいにしていないと赤ちゃんに悪いばい菌がつく恐れがあるとか、妊娠中の方ならお口の不具合から早産を引き起こす可能性があるなど、わかりやすい説明を心がけています。
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