ほんま歯科・小児歯科クリニック

当院の院長は、大学で小児歯科について学び、研修医時代もお子さまの治療に多く取り組んでまいりました。その時の経験から、お子さまには大人の方とは違う対応が必要であると気がつき、当院で実践しています。

大人の方は口頭での説明で理解いただくことができますが、お子さまはまだ言葉による説明ではうまく理解できません。そのため、身体で「治療は怖くない」と覚えてもらえるように、事前のトレーニングを重視しています。

トレーニングは、診療室の一角にスペースを設けて、お子さまと歯科医師、スタッフで遊びを交えながら、治療の疑似体験を通して行っています。実際の処置に使う器具も遊び道具として使用し、慣れていただくほか、診療チェアに座る練習をしたり、時にはキッズスペースで遊んで過ごしたりすることもあります。スタッフとお子さまと保護者の方が仲良くなるよう努め、信頼関係を築けるように取り組んでいます。

当院はお子さま連れの方にも気軽にお越しいただけるように、様々な工夫を凝らしています。

医院の入口から院内まで、段差のないバリアフリーで靴のまま入ることができ、ベビーカーや車椅子のまま診療室までお入りになれます。待合室には角のない、柔らかい素材で囲ったキッズスペースを作り、絵本や積み木など昔ながらのおもちゃで遊べるようにしました。
キッズスペースの反対側には授乳や着替えのできる多目的ルームがあり、トイレにもオムツ違えシートを用意しているので、小さなお子さま連れの方でも気兼ねなく来院できます。

さらに、保育士を待機させて小さなお子さまを預かる体制を整え、親御さまが治療に専念できる環境も整えています。保育士の勤務は平日午前中、週に4日程度となりますので、あらかじめお電話にてご確認ください。

お口を健康に維持するためには、治療以上に、予防に力を入れることが大切です。特に、お子さまを虫歯知らずのまま成長させてあげられるかどうかは、3歳までに決まると考えているので、その時期までに虫歯を作らないよう親御さまへの意識付けを重視しています。

親御さまには、お子さまに虫歯菌をうつさないよう注意していただくようお話しします。口移しや、箸・スプーンの共用を避けていただくのはもちろん、親御さま自身がお口をきれいにすることが大事です。

そのほか、お口の写真を撮影して、口内環境のご説明もするようにしました。写真に残してお口の成長をご覧いただくことで、定期的に予防に通うモチベーション維持につなげています。

医療機関として、院内感染対策はなくてはならないことなので、当院でも注力して行っています。

治療に使った器具は、滅菌を徹底しています。通常はクラスBのオートクレーブにかけて、高圧蒸気滅菌を行います。高圧蒸気にさらすと劣化が心配される物は、乾熱滅菌器にかけて滅菌するようにしました。器具により滅菌器を使い分けて衛生管理を行うことで、心置きなく処置を受けていただける環境を整えています。