ホワイトニング後の食事は要注意!食べていいもの・注意したいものとは

    ホワイトニングした後に特に気をつけたいのは、日々の食事です。食事内容によっては再び着色してしまうおそれがあります。一体どのような食事をとるのがよいのでしょうか。

    この記事では、着色しやすい食事や、メニュー例、着色しやすい食事をとってしまったときの対処法についてご紹介します。

    この記事の目次

    1.ホワイトニング後の食事に気をつける理由

    ホワイトニングで白い歯を目指しても、口に入れるものによっては着色汚れがつくことがあります。特にホワイトニング直後は、歯科医院から食事内容について注意を受ける場合があります。その理由をご紹介します。

     

    一時的に着色の影響を受けやすい

    ホワイトニング後は、ペリクルと呼ばれる歯の表面の薄い膜が剥がれ、一時的に着色の影響を受けやすい状態になります。ペリクルは、時間の経過とともに再形成されますが、その間は色素の濃い飲食物に注意が必要です。

    ペリクルの再形成にかかる時間や、食事制限が必要な時間は、使用するホワイトニング方法や歯科医院の方針によって異なります。ホワイトニングを行った後は、少なくとも当日から24時間程度は、食べ物や飲み物による着色に注意し、担当の歯科医師や歯科衛生士の指示に従いましょう。

    歯が敏感になることがある

    歯科医院でのホワイトニングは過酸化水素や過酸化尿素などの薬剤が使われ、一時的に歯がしみる、歯ぐきに刺激を感じるなどの症状が出ることがあります。酸性の強い食品や冷たい飲み物などでしみやすい場合もあるため、症状があるときは刺激の強い飲食物を避け、気になる場合は歯科医院へ相談しましょう。

     

    効果は永久には続かない

    ホワイトニングを行って歯が白くなっても、その効果は永久に続くわけではありません。色の戻り方や白さの持続期間には、ホワイトニングの種類、食生活、喫煙習慣、日々のケアなどによって個人差があります。

    2.ホワイトニング後に着色しやすい食事

    ホワイトニング後も、歯科医師から特別な指示がなければ食事をとることはできます。ただし、着色しやすい食べ物や飲み物は、直後は控えるよう指導される場合があります。具体的には、以下のようなものに注意しましょう。

    色が濃い食材や調味料

    ・醤油
    ・味噌
    ・ソース
    ・タレ
    ・緑黄色野菜 など

    一般に色が濃い食べ物や調味料は、歯の表面に着色汚れを残す可能性があります。調味料は、可能であれば塩や色の薄い味付けを選ぶとよいでしょう。焼き肉のタレなどにも注意が必要です。

     

    ポリフェノール・アントシアニンを含む食品

    ・赤ワイン
    ・ブドウ
    ・チョコレート
    ・イチゴ
    ・ブルーベリー など

    赤ワインや色の濃い果物、チョコレートなどは、着色の原因となる色素を含むため、ホワイトニング直後は控えるよう案内されることがあります。チョコレートやココアには、カカオ由来のポリフェノールが含まれています。

     

    タンニン・カテキンを含む食品

    ・コーヒー
    ・ウーロン茶
    ・紅茶
    ・緑茶
    ・ほうじ茶 など

    タンニンはポリフェノールの一種で、いわゆる「渋」といわれる成分です。食器に茶渋がつくように、タンニンは歯を着色してしまう可能性があります。

     

    イソフラボンを含む食品

    ・豆腐
    ・納豆
    ・豆乳 など

    イソフラボンもポリフェノールの一種です。歯の表面のタンパク質と結合して、色素沈着に関係する可能性があります。

     

    酸性の食品

    ・トマト
    ・レモン
    ・わさび
    ・からし
    ・マスタード
    ・ケチャップ
    ・カレー(香辛料)  など

    ペリクルが再形成される途中の歯や、しみる症状がある歯には、酸性の強い食品や刺激の強い食品が負担になる場合があります。酢や柑橘系の原料を使ったドレッシング、ビタミンCを含む栄養ドリンク、炭酸飲料などについても、施術直後は控えるよう案内されることがあります。

    3.ホワイトニング後のメニュー例

    朝食、昼食、夕食にはどのようなメニューを食べればよいのでしょうか。ここで、いくつか例を挙げます。ポイントは、なるべく色が薄い、または白い食べ物を選ぶことです。ただし、食事制限の内容はホワイトニング方法や歯科医院の指示によって異なります。

     

    朝食のメニュー例

    パン食を選ぶ場合は、色の濃いジャムよりもバターなどを選ぶとよいでしょう。飲み物は、水や比較的色の薄いものとして牛乳などが候補になります。

     

    昼食のメニュー例

    ランチにパスタを食べるなら、トマトソース系よりも、ホワイトクリームソース系など色の薄いもの、ソースを使わないペペロンチーノが選択肢になります。麺類なら、色の濃い味噌を使った味噌ラーメンよりも、塩ラーメンのほうが着色の面では配慮しやすいでしょう。

    夕食のメニュー例

    白米は色の面では着色しにくい食材です。焼き肉や焼き鳥は、色の濃い調味料を使ったタレではなく、塩やコショウで味付けする方法があります。白身魚のソテーも選択肢になります。

    キャベツやレタス、大根などを使ったサラダは選びやすい一方、トマトなど色が濃い食材は控えるよう指導されることがあります。ドレッシングは酢や柑橘系の原料を多く使ったものより、刺激や色の少ないものを選ぶとよいでしょう。浅漬け類を選ぶ場合も、唐辛子など色素の強いものには注意しましょう。

    飲み物は、赤ワイン、コーヒー、ウーロン茶、紅茶などに注意が必要です。アルコールを飲む場合は、色の濃いものを避ける方法がありますが、施術後の飲酒については歯科医院の指示に従いましょう。最も着色に配慮する場合は水が選択肢になります。

    4.着色しやすい食事に対する対処法

    着色しやすい食べ物は少なくないため、うっかり口にしてしまうこともあるかもしれません。そのような場合の対処法には、以下のようなものがあります。

    食後は口をゆすぐ、または歯を磨く

    着色しやすいものを口にした場合は、早めに水で口をゆすぐ、または歯を磨くことが基本です。ただし、酸性の強い飲食物をとった直後は歯の表面に配慮が必要な場合もあるため、強くこすらず、歯科医院で指導された方法に従いましょう。ホワイトニング後しばらくたっている場合でも、着色が気になる方は歯科医院で定期的なクリーニングを受けるとよいでしょう。

     

    食事をとる前に水を飲む

    どうしても食べたいものがあるときは、食事の前に水を飲む、食事中も水を一緒にとるという方法があります。口腔内が乾いていると着色しやすいと説明されることがあるため、口の中をうるおしてから食べることで、着色を抑える助けになる可能性があります。

    5.まとめ

    ホワイトニング後の白さをできるだけ保ちたい場合は、施術直後の食事と、その後の日々の食事内容に注意することが大切です。特にホワイトニング直後は着色しやすい飲食物や刺激の強い飲食物を控えるよう案内されることがあります。食事制限の時間や内容は、ホワイトニングの方法や歯の状態によって異なるため、担当の歯科医師や歯科衛生士の指示に従いましょう。

    【参考サイト】

    厚生労働省 e-ヘルスネット「プラーク / 歯垢」
    https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/teeth/yh-031.html

    監修医

    貝塚 浩二先生

    コージ歯科 院長

    経歴

    1980年 岐阜歯科大学 卒業
    1980年~ (医)友歯会ユー歯科~ 箱根、横浜、青山、身延の診療所 勤務
    1985年 コージ歯科 開業
    1996年~2002年 日本大学松戸歯学部生化学教室 研究生
    歯学博士号 取得
    2014年 昭和大学 客員講師
    現在に至る

    この記事は役にたちましたか?

    • すごく
    • いいね
    • ふつう
    • あまり
    • ぜんぜん
    Array
    不正確な情報を報告

    歯医者さんを探す