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※ 掲載する平均費用はあくまでユーザー様のご参考のために提示したものであり、施術内容、症状等により、施術費用は変動することが考えられます。各院の治療方針をお確かめの上、ご自身の症例にあった歯医者さんをお選びください。

この記事の目次

歯を矯正する5つのメリット

歯並びがそろうと、見た目の印象がより良くなるだけではなく、口腔内の環境や体全体にも良い影響があります。そこで、まずは歯列矯正のメリットを5つ、まとめました。

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コンプレックスから解放 

歯列矯正によるもっとも大きなメリットは、歯並びが悪いというコンプレックスから解放され、ストレスが解消することです。

「人の目を気にすることなく自然な笑顔でいられる」「考え方が前向きになった」「何事にも意欲的に取り組めるようになった」など、性格や考え方にプラスの影響を及ぼすこともあります。

噛み合わせが整う

歯の位置がずれていることによる噛み合わせの悪さが解消します。噛み合わせが整うと、左右の歯でしっかりと咀嚼することができるようになります。

その結果、胃腸など消化器官への負担も減らすことができます。特定の歯だけに強い力が加わることがなくなり、歯ぎしりをしなくなったというケースもあります。

虫歯や歯周病になりにくくなる

歯列がそろうと、歯磨きやデンタルフロスがしやすくなります。歯の間に食べたものが詰まりにくくなり、詰まっても歯磨きで簡単に落とせるようになるので、虫歯や歯周病のリスクが低減します。口腔内が清潔に保てることから、口臭の改善も期待できます。

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体全体のバランスが整う

歯並びや噛み合わせが良くないと、頭がい骨のバランスが崩れ、そのバランスの悪さを取り戻そうとして体のあちこちに負担がかかります。そのことが、頭痛、肩こり、めまいなどの症状を引き起こすことがあります。

なかには、ひどい腰痛の原因が噛み合わせの悪さだったという事例もあるほどです。歯列矯正によって体全体のバランスが整うと、体のさまざまな不調が解消されるケースがあります。

全身の健康状態を整える

矯正によってきちんと咀嚼できるようになると、表情筋が活発に使われるようになり、顔の左右差やほうれい線、シワの改善などが期待できます。見た目が整ってくると、自然と笑顔が増えます。

人は笑顔になると表情筋からの信号によって副交感神経が優位になります。副交感神経が優位になると体がリラックスし、血圧や血糖値の上昇、活性酸素の大量発生などが抑えられるのです。

また、しっかりと咀嚼しあごを動かすことは、唾液の分泌を促し、脳に刺激を与えます。唾液は消化を助けるだけでなく、免疫力アップにも役立つといわれています。脳内の血流が増えると神経活動が活発になり、脳全体が活性化すると考えられています。

歯科矯正することで、見た目も、体の内側も、より健康に若々しくなることが期待できるというわけです。

歯の矯正の種類について

歯の矯正の方法には、どのようなものがあるのでしょうか。それぞれの方法のメリット・デメリット、費用、治療期間などをまとめました。

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ブラケット矯正 

矯正する歯のひとつひとつに「ブラケット」という小さな器具を取り付けます。この器具はワイヤーを通して固定させるためのものです。ブラケットに通したワイヤーを少しずつ引っ張って歯列全体の形を整えていきます。最近は透明な素材のものが使用されることもあります。透明な「ブラケット」は金属製のものよりも、目立ちにくいです。

メリット デメリット 費用 矯正にかかる期間
・古くから用いられていて信頼性が高い方法
・0.1ミリ単位で矯正することが可能
・美しい仕上がりが期待できる
・矯正中の見た目の悪さが気になる場合がある
・隙間に食べたものが挟まりやすく、虫歯や歯周病になりやすい
・80万~100万円前後
・1~2か月に1度ほどの割合で、経過観察のため通院する必要があり、処置料として1回5千円程度かかる
2~3年間

裏側ブラケット矯正

ブラケットの器具を、歯の外側でなく、裏側(舌側)に装着する方法です。見た目では矯正していることが分かりにくいですが、技術的に難しく、費用も高めになることが多いようです。

メリット デメリット 費用 矯正にかかる期間
・矯正していることがわかりにくい ・舌が器具に触れてしまうので、お口の中で違和感が生まれる
・話しづらさを感じる
・虫歯などのトラブルを招きやすい
・120万円程度
・1~2か月に1度ほどの割合で、経過観察のため通院する必要があり、処置料として1回1万円程度かかる
3年程度

マウスピース矯正

マウスピースという、取り外し可能な器具を使った方法です。多少のズレを直すようなときに使われることが多く、ひどい乱ぐい歯や出っ歯といった、大きな移動が必要なケースにはあまり使われません。

メリット デメリット 費用 矯正にかかる期間
・食事中には取り外すこともできる
・外して洗えるので衛生的に保ちやすい
・歯磨きが通常通り行える
・見た目を気にして、つい外しがちになる
・外す時間が長くなってしまうと矯正にかかる期間も長くなる
・80万円前後 1~2年程度

セラミック矯正

主に歯の見た目をより美しく整えるために行う矯正方法です。既存の歯に白いセラミックをかぶせて白い歯に見せたり、かぶせるセラミックの形を整えて噛み合わせを改善したりする方法です。

メリット デメリット 費用 矯正にかかる期間
・痛みや違和感がほとんどない ・セラミックをかぶせるために、健康な歯を削ったり神経を抜いたりする場合がある
・その処置によって歯の寿命が短くなる可能性がある
・形状を整えたセラミックをかぶせ、噛み合わせを整える治療は、保険適応外
・1本につき7万~15万円程度 1か月~3か月程度

部分矯正

歯列の中でも特に前歯の並びを整えるのに用いられる方法です。前歯だけにブラケット矯正を施したり、マウスピースを用いたりします。2-4のセラミック矯正を組み合わせる「ハイブリッド矯正」という方法もあります。

メリット デメリット 費用 矯正にかかる期間
・期間も短く、安い費用で行うことができる ・全体の噛み合わせ改善までは対応できない ・15万~40万円程度 3か月~1年程度

大人の歯科矯正においてのリスク

費用も時間もかかる歯科矯正ですが、治療を始める前に伴うリスクについてもしっかりと把握しておきましょう。

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矯正に痛みを伴う

大人の歯は、子どもの歯と比べて、すでにしっかりと位置が固まっています。その状態から歯を動かしていくので、最初の頃はかなり痛みを感じることが多いようです。徐々に痛みは治まってきますので、鎮痛剤を服用するなどして対処しましょう。

歯や歯茎にダメージが出ることがある

すでにある程度、骨が固まっている大人の歯の場合、歯列矯正を施しても歯が動かない場合があります。無理に移動させようとすると、移動させたくない歯が動いてしまったり、歯の周囲の骨が溶けたりすることがあります。その場合は、歯を移動させる方法ではなく、被せものを使う方法などで対処します。

また、矯正治療中は歯ブラシが届きにくく虫歯になりやすいため、必要以上に歯ブラシでゴシゴシとこすってしまい、歯の表面が削れて象牙質が露出する場合があります。そのせいで食べ物や飲み物が今まで以上にしみるようになったりするのです。また、矯正によって歯を移動させたことで、今まで歯茎に隠れていた歯の根元が露出し、知覚過敏になるというケースもあります。矯正による知覚過敏の症状は、数日で治まることがほとんどなのでそんなに心配することはありませんが、何日たっても症状が続くようであれば歯医者さんに相談しましょう。

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口腔ケアは念入りに行う必要がある

歯の表面に歯石などの汚れがついていると、虫歯や歯周病のもとになります。また、歯周ポケットがあると、歯の移動に伴って歯茎が腫れたり化膿したりすることがあります。

経過観察のために歯医者さんに定期的に通い、歯並びだけでなく、口腔全体をしっかりとチェックしてもらいましょう。歯磨きなどのケアをきちんと行うことも大切です。

移動が完了するまでに時間がかかる

子どもの矯正と比較すると、動かした後に元に戻ろうとする力が加わりやすいのが大人の歯科矯正の特徴です。

動かした後の位置でしっかりと歯並びが固定するように、しばらく保定装置というものを付けますが、定着までに3~5年かかる場合があります。その間は通院も続くので、ある程度費用がかかることも覚悟しておきましょう。

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2022-08-16T15:19:58+00:00