治療内容｜井上歯科医院

当院では、歯科治療の主役は患者さまであるという考えに基づき、歯科医師の一人よがりにならないよう心がけながら診療を行っています。歯科治療の方法は、必ずしも一つだけとは限りません。治療法一つひとつについてご説明し、患者さまのお望みを伺います。しっかりと患者さまの同意を得ることこそが大切です。初診の際には問診票を書いていただくのですが、その際に悪いところは全部治療したいのか、今痛みを感じているところだけ治療すればいいのか、通院日時は決めたほうがいいのかといった治療や通院についてのご要望を伺います。そしてご要望に基づいて、どのような治療をどれだけの期間行うかなどを決めていきます。

歯周病の予防・治療においては、「ブラッシング」はもちろん「歯石の除去」も大切です。歯石は歯周病を助長する要因で、歯周病の悪化のスピードを早めてしまいます。半年に一度程度の歯石除去を行えば、歯周病にも虫歯にもなりにくい口内環境の維持が可能です。当院では健康な歯肉、歯茎の状態の方に対しても、歯石除去をご提案しています。ぜひご相談ください。

また、「噛み合わせ」も歯周病と大きく関係しています。噛み合わせがしっかりしている時、歯もしっかりと「働いている」状態で、あまり歯周病になることはありません。しかし噛み合わせが悪くなり、働いていない歯が生まれると、そこから歯周病になってしまいます。お口の「噛み合わせ」や「歯並び」のケアも、当院にお任せください。

お子さまの歯の検診については、夏休み・冬休み・春休みの長いお休みのうちに来ていただければと考えています。長い休みは歯医者さんに検診を受けに行く時期だという習慣をつけることができると良いでしょう。当院に来られる患者さまの場合、お子さまが小学生の間は保護者の方の予防に対する意識が高いのか、虫歯はそれほど多くありません。しかし、中高校生になってくると、虫歯ができる傾向にあるように思います。長い休みに歯科検診に行くという習慣ができていれば、定期的にお口の状態をチェックすることができ、虫歯の早期発見や予防もしやすくなります。小さな頃から歯科検診を受ける習慣をつけるためにも、お子さまのうちからぜひ、定期的に歯科検診にご来院ください。

患者さまのご要望を汲み入れることができるよう私たちが気をつけているのが、「目配り、気配り、心配り」の三つの心得です。患者さまから話しかけていただけるような、笑顔や姿勢、声の調子、動作、エチケットなどのしぐさも大切にしています。これをスタッフ内で確認し合い、どんなことでもざっくばらんに話せるような、そんな歯科医院を目指しています。ストレスなく、リラックスして治療を受けていただき、治療後は「良かったな」と思って帰っていただければ幸いです。歯科の診療に対して不安をお持ちの方も、まずはご来院ください。

お子さまが将来的に健康な歯を維持するためには、親御さまのサポートが不可欠です。当院ではお子さまご本人だけではなく、親御さまに対してもしっかりとアプローチを行っております。年代別で異なる歯のケアのポイントについて、歯科衛生士を中心に、詳しくご案内しています。

乳歯の段階からしっかりとした予防習慣を身につけることは、その後生えてくる永久歯を守ることにもつながります。また、「混合歯列期」といわれる、乳歯と永久歯が同時に口の中にある時期は特にケアが難しく、かつ、大切な時期です。どのタイミングに、どのようなケアを習慣化すれば良いのか、どれくらいのペースで定期健診を受ければ良いのかなど、状態に合わせたアドバイスをいたします。