レベルアップ!さらに効果を引き立てるホームホワイトニング方法とは

レベルアップ!さらに効果を引き立てるホームホワイトニング方法とは

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主なホワイトニングには、歯医者さんで施術するオフィスホワイトニングと、マウスピースと専用薬剤を使って自分で行う、ホームホワイトニングがあります。一見、歯医者さんで施術してもらうほうが白くなると思われがちです。1回およそ1時間程度の施術となるオフィスホワイトニングは、短時間で白さを実感できるものですが、実は、自分で行うホームホワイトニングをコツコツ継続する方が、より良い結果を得られます。この記事では、その白くなるワケや効果を高めるポイント、白さをキープする方法などについて、詳しくご説明しましょう。

この記事の目次

1.白くなる理由と長持ちするワケ

オフィスホワイトニングと比較すると、ホームホワイトニングの薬剤の濃度が薄いので、白さを実感できるまでに時間がかかります。しかし、実はホームホワイトニングの方が、より白くでき、白さが長く持続します。その理由を列挙してみましょう。

 より白くなる理由

・オフィスホワイトニングよりも薬剤の濃度は薄いが、時間を掛けたホワイトニングができるので、効果の限界値を高められる。
・薬剤の浸透に時間をかけられるので、歯の内部(象牙質)から、じっくり白くすることができる。
・徐々に薬剤を浸透させることで、自然な白さを実現できる。

より長持ちする理由

・少しずつ薬剤を浸透させることができるので、時間をかけた分だけ、効果の持続が期待できる。
・主にエナメル質を白くするオフィスホワイトニングと違い、時間をかけることで象牙質まで薬剤が浸透していくので、後戻りにしにくくなる。

 

2.誤ったやり方では効果が出にくい

オフィスホワイトニングもホームホワイトニングも、基本的な薬剤は同じで、過酸化水素の漂白作用によって、歯を白くします。しかし、薬剤の濃度はホームホワイトニングの方が低く、一回の施術での漂白効果は高いとは言えません。これを毎日継続することで、白さをアップすることができるのです。従って、効果が出にくい場合は、主に次のような理由が考えられます。

・1日のホワイトニング時間が不十分

1日のホームホワイトニングにかける理想的な時間は、一般的に2時間程度です。これより、時間が短いと効果が低くなります。

・毎日継続していない

ホームホワイトニングでは、1日2時間を毎日継続して2週間を過ぎたあたりから、効果を実感できるようになってきます。週に3、4回程度の頻度では、目に見えた効果を自覚しにくいのです。

・ホワイトニング直後の飲食

エナメル質表面が化学反応で脱色され活性化しており、この時に着色汚れが付きやすくなるので、ホワイトニング直後に飲食すると、せっかくの効果を損なってしまいます。

3.ホームホワイトニングの効果を高めるポイント

・事前にしっかり歯磨きを行うこと

ホワイトニングを行う前には、歯をしっかりと磨くことが原則です。歯が汚れている状態では、薬剤が浸透しにくくなるので、ホワイトニング効果を台無しにしてしまいます。

また事前に、歯医者さんでPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)を受け、セルフケアでは落とせない歯垢や歯石を除去するなど、徹底した歯のクリーニングを行うことをおすすめします。

・毎日継続すること

1日2時間のホワイトニングを毎日続ければ、2週間で効果を実感でき、それを1ヶ月後、2ヶ月と継続した分だけ、明らかに白くなっていきます。毎日2時間は、面倒な作業ですが、それを地道に続けることが、成功の鍵なのです。

・ホワイトニング後の1時間は飲食を控えること

前述した通り、ホワイトニング直後は、とても着色しやすい状態になっています。少なくとも1時間程度空けてから、飲食するようにしましょう。

・歯医者さんで作ったマウスピースを使うこと

ホームホワイトニングでは、薬剤を塗布したマウスピースを装着しますが、これがフィットしていない場合には、薬剤の浸透が悪くなります。歯医者さんで、自分専用のマウスピースを作ることをおすすめします。

4.効果を長持ちさせるポイント

4-1 基本は着色性の強い飲食を控えること

ホワイトニングをやめた後は、徐々に白さが薄れて、次第に後戻りしていきます。色が戻ってしまうのは、主に、飲食や喫煙によるものなので、今まで通りの食生活であれば、その当時の色へと戻っていきます。ですから、食生活を見直し、なるべく着色性の強い食事や飲み物を控え、飲食後はすぐに口をゆすいだりブラッシングすることが、白さを長持ちさせる大きなポイントとなります。

4-2 トリートメント剤やコーティング剤を使う

後戻りする原因は主に飲食による着色なので、着色汚れを防ぐトリートメント剤やコーティング剤を、歯磨き後に塗布しておけば、後戻りを遅らせることができます。

4-3 定期的なオフィスホワイトニングを行う

ホームホワイトニングが完了した後、半年から1年に一度、歯医者さんでオフィスホワイトニングを施術してもらうのも一手です。オフィスホワイトニングは、ホームホワイトニングよりも、白さの持続期間が低いのですが、併用することで白さを持続することができます。

4-4 ホワイトニング歯磨き粉を使用する

ホワイトニング歯磨き粉は、主にエナメル質の表面を覆う、ペリクルと呼ばれる層の着色汚れを除去するもので、漂白効果はないのですが、ホームホワイトニング後の白さを保つのには効果的です。

ホームホワイトニング 効果

5.まとめ

ホームホワイトニングは、薬剤の濃度が薄く漂白する力は弱いのですが、効果を高めるポイントをしっかりと押さえれば、もっとも白くできるホワイトニング方法となります。また、後戻りしないようにコーティングしたり、着色の強い食生活を改めることで、白い歯を長期間キープすることが可能なのです。

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監修医本部悠一郎先生

東葉デンタルオフィス 院長

1993年 明海大学歯学部卒業後、千葉県内歯科医院勤務
1995年 すまいる歯科分院長就任
1998年 あすか歯科クリニック分院長就任
2012年 東葉デンタルオフィスを開設
現在に至る

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