出血!赤ちゃんがお口の中を切るケガをしたときの対処法

出血!赤ちゃんがお口の中を切るケガをしたときの対処法

赤ちゃんのお口から、真っ赤な血が出ていたらどうしよう!出血の原因は?まず何をしたらよい?病院は何科?と、正しい対応の仕方がわからず困っている保護者の方もいるのではないでしょうか。赤ちゃんがケガをしないように常に気をつけていても、予測できない動きから転倒するなどしてお口の中を切るようなケガをすることがあります。急な事態に慌てることのないように、いざというときの応急手当の方法も知っておくと役に立つでしょう。赤ちゃんがお口の中を切るケガで出血したときの対応方法や注意するべきポイント、よくあるケガの症状など、詳しくみていきましょう。

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この記事の目次

1.出血に気づいたときの3つの対応ポイント

 

1-1.慌てずに!まずは落ち着きましょう

出血量が多いと、「どうしたらよいの」と慌ててしまうこともあるでしょう。
まずは保護者の方が深呼吸をして落ち着き、冷静に対応することが大切です。

また、お子さんが泣いている場合は、やさしく抱き寄せるなどして安心させてあげましょう。

1-2.次に観察、赤ちゃんの全身を見る

少し落ち着いたら、お口の中のどこが切れているのか確認しましょう。
出血量が多い場合は、まず血液を吐き出させ、泥や砂などが入っている場合は可能であれば軽く口をすすぎます。
その後、傷口の位置や深さを確認します。
出血量が多く見えても、傷自体は浅い場合もあります。

また、転倒などの衝撃が強かった場合は、唇や歯、あご、頭部、手足などにも影響が及んでいる可能性があります。
出血している場所だけでなく、全身の様子も確認しましょう。

1-3.止血をしましょう!清潔なガーゼなどで応急手当

傷口を確認できたら、清潔なガーゼを押し当てて止血します。
ガーゼがない場合は、清潔なハンカチやタオルでも対応可能です。
ティッシュは破れやすく、お口の中に残る可能性があるため注意しましょう。
しばらく圧迫しても止血できない場合は、圧迫止血しながら歯科医院へ相談しましょう。

また、お口の中にたまった血液や唾液を飲み込むことで、気分が悪くなる場合があります。
顔を少し前に傾けたり、ガーゼで吸い取ったりして、お口の外へ出しやすくしましょう。

2.お口の中の出血で治療を受けるときの注意点

2-1.お口の中を切るケガの治療

赤ちゃんがお口の中を切るケガをした場合は、歯への影響も考慮し、小児歯科のある歯科医院へ相談しましょう。
また、異物が刺さった場合や、喉の奥まで傷が及んでいる場合も、早めの受診が必要です。

2-2.重症の場合は急いで救急車を呼びましょう!

異物が喉の奥に刺さっている、意識がはっきりしない、大量出血が続く、けいれんしている場合などは、救急要請を検討しましょう。

判断に迷う場合は、小児救急電話相談「#8000」を利用する方法もあります。
地域によって対応内容は異なりますが、小児科医や看護師から助言を受けられる場合があります。

2-3.症状が落ち着いていたらメモを必ず残す

出血量が少なく、普段どおり元気や食欲がある場合は、自宅で経過観察となるケースもあります。
ただし、あとから腫れや痛みなどが出る場合もあるため、注意深く様子を確認しましょう。

また、受傷した日時や状況、症状の変化などを記録しておくと、後日受診する際に役立ちます。

3.赤ちゃんがお口の中を切るケガと症状

3-1.よくある、上唇小帯から出血するケース

赤ちゃんのお口のケガで多いのが、上唇小帯が切れるケースです。
上唇小帯とは、上唇の内側と前歯の歯ぐきをつないでいる部分です。
転倒や歯ブラシ、おもちゃなどによって傷つくことがあります。
比較的出血しやすい部位ですが、傷が浅い場合は経過観察となることもあります。

ただし、腫れや出血が続く場合は歯科医院へ相談しましょう。

3-2.歯ぐきから出血するケース

鋭いものが歯ぐきに当たると、裂傷が生じる場合があります。
傷の状態によっては縫合処置が必要になることもあります。

また、歯と歯ぐきの間から出血している場合は、神経や周囲組織に影響が及んでいる可能性もあります。

その後、乳歯の色が変化する場合もあるため、気になるときは歯科医院へ相談しましょう。

 

3-3.舌や頬の内側から出血するケース

舌や頬の内側を切ると出血量が多く見えることがあります。
傷が深い場合や出血が続く場合は、縫合などの処置が必要になる場合があります。
その際は、ガーゼで圧迫しながら歯科医院を受診しましょう。

3-4.歯の損傷とともに出血するケース

転倒などの衝撃により、歯が欠ける、ぐらつく、抜けるなどの外傷が起こる場合があります。
歯が抜けた場合は、歯の根の部分を触らないよう注意しましょう。
乾燥を防ぐため、牛乳や保存液に入れる、またはラップに包む方法があります。

抜けた歯が乳歯か永久歯かでも対応が異なる場合があります。受傷後はできるだけ早く歯科医院へ相談しましょう。

4.まとめ

赤ちゃんのお口の中の出血は、転倒や衝突などによって起こることがあります。
突然の出血に驚くこともありますが、まずは落ち着いて赤ちゃんの状態を確認しましょう。
お口の中は出血が多く見えやすい一方で、比較的早く止血する場合もあります。
応急処置を行ったうえで、不安がある場合や症状が続く場合は、小児歯科のある歯科医院へ相談しましょう。

【参考サイト】
・厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/

・日本歯科医師会
https://www.jda.or.jp/

・日本小児歯科学会
https://www.jspd.or.jp/

・こどもの救急
https://kodomo-qq.jp/

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監修医 高橋貫之先生

本町通りデンタルクリニック

【経歴】
2003年 大阪歯科大学 卒業
2003年 大阪歯科大学 大学院歯学研究科博士課程 入学
2007年 大阪歯科大学 大学院歯学研究科博士課程 修了
2008年 大阪歯科大学 勤務
2016年 大阪歯科大学(歯周病学 助教)退職
2016年 本町通りデンタルクリニック 勤務
現在に至る。
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