歯科口腔外科の治療内容｜平林デンタルクリニック

当院では患者さまの頭痛やお口の中の痛みを和らげられるように、痛みの原因である親知らずの抜歯を行っております。親知らずは現在の若年層の方の場合、もともと生えてこない場合もあり、そもそも親知らずの抜歯を行う必要がない方もいらっしゃいますが、違和感のある方については親知らずを抜かれることをご提案しております。

他の歯と同じようにしっかりと生え、咀嚼をする際も痛みを感じず、他の歯と同様に不自由なく使えている場合には抜歯の必要がありません。しかし、ほとんどの親知らずは、横向きに生えてきたり、歯茎の中に埋もれたままだったり、斜めに埋もれているために隣の歯を押してしまい、痛みを伴ったり、他の歯が悪くなったりします。他の歯を守るためにも、親知らずの抜歯は大切です。

当院では抜歯をした親知らずを、適合する箇所への移植も行っております。ちょうど親知らずを抜くタイミングと、他の歯を抜くタイミングが重なった場合に、非常に珍しいケースですが移植が可能です。移植をする場所が狭い場合には、親知らずを削るなどして小さくしてから移植を行います。患者さまのお口の中の環境や症例によっては移植ができない場合もありますが、ご自身の歯を移植するので持ちも良く馴染みます。移植にかかる時間は1時間ほどです。移植をする際には1カ月以内に移植先の根っこの治療が必要になりますので、その治療を先行します。根っこの治療が終わりましたら移植をしますが、移植した歯の揺れが収まるまでに約1カ月間かかり、しっかりと噛めるようになるまでにはそこから1カ月半ほど、トータルで3カ月半ほどしてからようやくしっかりと噛める状態になります。

親知らずの移植をする場合にはなるべく細胞が若い方が定着しやすく安定しますので、患者さまの症例によりご提供できない場合もございますことをご了承ください。