予防において大切なのは、患者さまご自身による日々の取り組みです。そのため当院の予防歯科では、クリーニングでお口の環境を整えるだけでなく、ブラッシング指導や食生活のアドバイスも行っています。
ブラッシング指導では、患者さまの癖に応じた磨き方をお伝えしています。例えば歯ブラシが歯にしか当たっていないようであれば、歯と歯茎の間に斜めにブラシを入れる磨き方について解説いたします。歯間ブラシの使い方もご説明していますので、ぜひ毎日のセルフケアにお役立てください。
食生活のアドバイスにあたっては、特に間食について注意を促すようにしています。食事から30分ほどは、口内が酸性に傾き歯が溶けやすい状態となります。時間がたてば唾液の作用によって中性へと戻っていきますが、間食が多いと口内が中和されず、歯が溶けやすい酸性状態が続いてしまうのです。そういった点を踏まえながら、食事の時間や内容について指導させていただいています。