嚥下障害（えんげしょうがい）とは、食べ物や飲み物を喉を通す際に困難な症状のことです。例としては「飲み込みにくい」「のどにつっかえる感覚がある」「喉が痛む」「咳き込む」などの症状が現れることが多いでしょう。

嚥下障害は、喉頭部や食道、口腔内などの嚥下器官の機能低下によって引き起こされます。このような機能低下は、加齢や神経変性疾患、脳卒中、外傷、様々な疾患の後遺症、生活習慣などの原因によって引き起こされることがあります。

嚥下障害が進行すると口腔機能の低下を招き、誤嚥や免疫力の低下を引き起こすします。また、その他にも唾液が出なくて口が乾いてしまう、呼吸がしづらいなど、体全体に影響を及ぼします。そのため、嚥下障害には早めの処置が必要となるのです。適した治療や嚥下トレーニングなどを行うことで、嚥下機能の低下を防ぎ、より良い生活の向上が期待できることでしょう。

口腔機能の低下と聞くと、誤嚥や免疫力の低下が上げられますが、その他にも唾液不足で口が乾く、呼吸がしづらいなど口腔機能の低下はやがて体全体にも影響してしまうのです。
エントレは、嚥下機能の低下を防ぎ、口腔機能をより良くすることを目的とした1日5分間で行えるトレーニングです。もちろん経過もしっかり取らせていたただきますので、1カ月に1回程度ご来院いただき、機能が向上している箇所、トレーニング方法に間違いがないかなどを確認していきます。

日々生活する中で下記のようなお悩みをお持ちの方ご相談ください。

・誤嚥しやすい
・水が飲みづらい
・口が乾く
・口臭が気になる

このような自覚がある方は、嚥下機能が低下している可能性があります。エントレは歯科治療が苦しい方にもおすすめしています。

また、大人の方だけでなく、お子さまもエントレを受けていただくことが可能です。
実は、嚥下の機能の低下は加齢だけではなく、お子さまにもリスクがあるのです。

・食事を飲み物と一緒に飲み込んでしまう
・集中力がない
・体力の低下

このような、「飲み込み」とは結びつかないような症状もきっかけになることがあります。
加えて今後スポーツを始めたいと考えられている方においても影響がでる可能性があります。

①検査・カウンセリング
唇や舌の力を測定する検査や唾液検査などを行います。
症状やお悩みをお伺いしてエントレについてご説明します。

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②エントレの指導
エントレの方法について説明します。
器具を使ったトレーニングについて、丁寧にわかりやすく指導します。
また、機能の向上状況の確認をするために、エントレを始める前にお口の中の写真撮影、歩き方や姿勢の撮影、握力検査を行います。

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③ご自宅でのトレーニング
ご自宅でエントレ器具を使ったトレーニングを実践していただきます。
毎日3回、お食事の前に5分程度のトレーニングを習慣付けしていただくと良いでしょう。

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④エントレの定期確認
1～3か月に1度程度ご来院ください。
エントレを始める前と同様に、お口の中の写真撮影、歩き方や姿勢の撮影、握力検査を行い、機能の向上状況を確認します。
こちらは患者さまにも一緒に見ていただきますので、成果が実感できることでしょう。