お口のケアの必要性をしっかりと伝え、健康的なお口の環境をつくる手伝いをします
ひと昔前は、歯科医院は「歯に痛みがでたときに治療を行う場所」というイメージでした。しかし、現代では「痛くなる前に予防を行う場所」というように認識が変わりつつあります。例えば、虫歯の治療を行った場所は、他の手を加えていない歯よりも再発しやすい傾向があります。そして、治療を行った歯は二度と元に戻ることはありません。
私たち歯科医院の本当の役割は、患者さまの歯が将来的に健康的な状態を維持できるよう、良い口腔環境へと導きその状態をキープすることなのです。そのため、当院では診療の際、たっぷりと時間をかけて予防の必要性をお伝えし、虫歯や歯周病の原因追及を行い、対処方法をお伝えします。また、治療が必要な場合でも患者さまに苦痛を与えず、何度も足を運んでいただけるような処置を心がけ、定期検診による予防に力を入れております。
かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診とは)
予防歯科へのこだわり
当院は「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」として届け出をしているため、自由診療・保険診療に関わらず、細やかな予防プログラムを組むことが可能です。初診時にレントゲン診査・歯周基本治療・スケーリングを行い、4mm以上の歯周ポケットが存在し、かつ歯周病の病状が安定した状況であれば、SPT治療として1ヶ月毎の以下の治療を保険で行うことができます。
保険診療によるSPT治療内容
1.歯周ポケット精密検査
2.デブライドメント(超音波スケーラー)
3.TBI(歯磨き指導)
4.研磨ペーストにて機械的紙面清掃
歯垢・歯石の取り方や、歯ブラシの選び方、磨き方、さらには普段の姿勢がもたらす舌癖についてなど、さまざまなアドバイスを患者さまのお口の状況を把握したうえで提供します。時間と回数を重ねて口腔内を良い環境へと導くことが、将来的にご自身の歯を長く保つことにつながると当院では考えています。ぜひ、気兼ねなくご相談ください。
予防歯科におけるメンテナンスでは、現状を維持すると同時に、トラブルの早期発見も重要な要素となってきます。そのため、当院では毎回異なる歯科衛生士が患者さまのお口の中をクリーニングします。さまざまな担当者の目が入ることで、多角的な視点で患者さまのお口を診ることができると考えています。そして、最終的には歯科医師がお口の中をチェックし、予防・治療両方の観点からお口の中の状態を良好にするよう努めます。
予防をしっかり行い、お口の中の状態をきれいで健康的に保つには、定期的に通院していただき、歯科衛生士のクリーニング、歯科医師のチェックを受けていただく必要があります。患者さまに定期的に通っていただくために、当院では歯を強く削ったり、痛みを与えたりするような治療をできるだけ避け、患者さまが「また足を運びたい」と思っていただけるような対応を心がけております。
ほかにも、治療の最後にパウダーを吹き付け、歯のもともとの色味を出すなど、患者さまにより歯に興味を持っていただけるよう処置に工夫を加えています。健康的な口腔内環境をつくるため、ぜひ通院を続けてください。
歯の検査・説明
お口の中の状態を診て、虫歯の有無や歯周病の進行度合いを調べます。その後、お口の中の状態を説明し、予防の必要性、治療計画について説明します。
クリーニング・歯磨き指導
歯周病の原因となる歯石や歯垢を、専用の器具を使って取り除きます。歯のクリーニングやフッ素塗布、ブラッシング指導などを行います。
メンテナンス
患者さまのお口の状態に合わせて、1カ月から3カ月に1回の頻度で定期検診にお越しいただくよう案内しています。
ネット予約・空き状況確認 |
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