健康な歯に負担をかけず、しっかりとした噛み心地を取り戻すインプラント
インプラントとは、失った歯を補うための治療です。ブリッジや入れ歯でも失った部分を補えますが、インプラントにはインプラントのメリットがあります。例えばブリッジの場合、隣接する歯を支えにするため健康な歯に余計な力をかけてしまいます。また入れ歯では、奥歯2本を失った場合、健康だった頃よりも弱い力でしか噛むことができません。残った歯も、負担がかかってぐらついてくる恐れがあるでしょう。もちろん、歯が抜けたまま何もせず放置しては口内環境の悪化につながります。
こんな時にインプラントであれば周囲の歯に負担をかけることがなく、噛む際の支えにもなります。上下の歯でしっかりと噛み合わせをつくれて、天然歯に近い力できちんと噛める状態にまでできるのです。他にも、入れ歯は歯磨きの際に外して洗わなくてはいけませんが、インプラントであればその必要はありません。
まずはお口の様子を見せてください。その上で、より良い治療法を一緒に考えましょう。
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全身的な病気の有無によっては、インプラント治療ができないケースもあります。その判断のためにも、治療前のカウンセリングは大切です。具体的には糖尿病で血糖コントロールのできていない方、高血圧症で血圧コントロールのできていない方、透析治療をされている方、血液をサラサラにする薬を服用されている方、骨粗しょう症で薬を使われている方などは治療できません。喫煙されている方も注意が必要です。継続してきちんと通院できるかといった点も確認します。
手術の日はしっかり睡眠を取り、消化の良いものを召し上がって、リラックスできる服装でお越しください。手術翌日は消毒にお越しいただくため、ご予約の際は翌日のスケジュールまでご確認ください。注意事項やリスクも事前にご説明しますので、じっくりご検討していただければと思います。
インプラント埋入の手術は、衛生管理の行き届いた個室で行います。状況によっては拡大鏡も活用しており、また、手術に使用する専用のドリルはこだわりのものを導入しました。インプラントを1本埋入するための手術時間は30分から1時間くらいです。麻酔が効くまでの時間やその他を合わせて、ご来院からお帰りまでは1時間半から2時間ほどとなります。
手術後に腫れてしまうケースもありますが、このようなリスクや注意事項は事前に詳しくご説明しますので、心配なことなどがありましたら気兼ねなくご相談ください。できるだけ腫れにくい術式を採用するなど、配慮しながら進めています。腫れを防ぐためにも痛み止めや抗生物質を処方しますので、指示通り忘れず服用してください。
インプラント治療が終わった後も、定期的なメンテナンスのため3カ月に1回継続してご来院いただくことが重要です。ご来院時にはクリーニングやブラッシング指導をしており、エアフローを使ったPMTC(※)を行う場合もあります。実際に歯ブラシや歯間ブラシを使って磨いていただくといった実践的なトレーニングもしますので、ご自宅でも続けてください。汚れがどの程度残っているか、カメラで撮影してご覧いただくこともあります。
お口の状況によっては、レントゲンや歯科用CTの撮影もします。フッ素塗布も行いますが、インプラントに対し高濃度のフッ素を使用すると腐食の恐れがあるため注意しなくてはいけません。当院は低濃度のものを使用するなど配慮していますので、ご不安なくお越しください。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
精密検査・診査診断・カウンセリング
パノラマレントゲンや歯科用CTを使用してお口全体の状態を立体的に捉え、さらに模型も作製します。虫歯、歯周病、噛み合わせのチェックなども行い、お口の状態を詳しく確認します。その後、チェアサイドで精密検査の結果をご説明し、ご希望も踏まえて治療プランをご提案します。不明な点などがありましたら、ご質問ください。
埋入前の治療
インプラント埋入前には、歯周病のコントロールなどの治療が必要となる場合があります。お口の環境を整えることで、治療時に清潔な状態で埋入ができ、インプラントを長持ちさせることにつながります。
また、ソケットリフト(※)や、サイナスリフト(※)といった骨造成が必要となった場合は、インプラントの埋入までの期間が長くなります。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
1次手術
インプラントを顎の骨に埋入します。インプラントと骨が結合するまで、普段通りに日常生活をお過ごしください。精密に埋入を行うための「サージカルガイド」を使用した治療も可能です。なお、インプラントと顎の骨の結合期間には個人差があります。
消毒・抜糸
手術の翌日には患部の状態を確認して消毒もしますので、一度ご来院ください。その後、1週間から10日後にもう一度ご来院いただき、患部の消毒と抜糸をします。気になっていることなどがございましたら、気兼ねなくご相談ください。
2次手術
インプラントと骨の結合が確認できたら、2次手術を行います。これはアバットメントと呼ばれる、インプラントと上部構造の結合部分を連結するための手術です。その後歯の型取りを行い、2週間から1カ月後に仮歯を装着します。ただし治療内容によって期間は異なるため、ご了承ください。
上部構造(人工歯)の装着
仮歯を外して上部構造を取り付けていきます。上部構造の素材はお選びいただけますので、ご希望の方はご相談ください。治療完了後は、インプラントを長く使用していくためにも定期的なメンテナンスにお越しください。
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2024年6月
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