歯周病は、細菌感染により歯茎が炎症を起こし、歯周組織や骨が溶けてしまう病気です。自覚症状がほとんどないまま進行してしまうので、痛みや違和感を覚えた頃にはすでに重症化しており、場合によっては歯を失うこともあります。糖尿病などの全身疾患にも関係していると考えられているため、早期の治療や予防が大切です。
歯周病の原因となる歯垢や歯石は、ご自身での歯磨きだけでは落としきれません。また、誰もがかかる恐れのある病気なので、トラブルがなくても歯科医院での定期的なメンテナンスを続けていきましょう。来院時には、患者さまのお口の状態に合わせて、必要な予防処置を行うとともに注意すべき箇所なども細かくお伝えします。
「歯磨きが不十分であること」が歯周病の主な要因ですが、食いしばりや歯ぎしりに起因するケースも少なくありません。そのような場合には、マウスピースを装着することで、歯茎への負担を減らし、歯周病の進行を緩やかにさせることができます。
歯周病予防の基本は、ご自宅でのブラッシングです。できれば毎回の食後にしっかりと磨けることが望ましいのですが、なかなか時間を取れないのが実情かもしれません。その場合には、1日1回、十分な時間が取れる時にじっくり手間をかけて磨くようにしましょう。20分以上かけて、全体をていねいに磨くことが大切です。
入浴中や、テレビを見ながらでも構いません。特にお口の奥のほうを意識して、毎日忘れずに続けていきましょう。
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