治療内容｜なかがわ歯科クリニック

当院では歯周病の基本検査をする前に、お口の中を直接拝見させていただき、歯肉や骨の状態を目で見て確認させていただいています。そしてその後、歯周ポケットの深さの測定や、歯のぐらつき度の測定といった、歯周病の基本検査を行っています。また、これらの検査で得た情報は、すべてタブレットでデータ管理をして、治療に生かしています。

このような検査を行ううえで当院が心がけていることは、一口腔一単位で確認するということです。歯周組織は歯の地盤ですので、ぐらつきや出血がある1本の歯だけでなく、歯並びや噛み合わせ、顎のバランスなど、お口の全体的なバランスを確認するようにしています。

当院がこのように歯周病検査に力を入れているのは、歯周病が当院の院長にとって興味がある分野であったこと、研修医時代から歯周病を専攻していたことなどが理由です。また、このように力を入れて検査をすることで、患者さまは日頃のケアに対するモチベーションが上がり、自ら定期健診にお越しになってくださるようになります。

当院がお子さまの治療をするうえで気をつけていることは、「お子さまに歯医者を嫌いにさせないこと」と「歯医者は怖いところだというイメージを払拭すること」です。そのために、いきなり処置に入るのではなく、まずはお子さまと十分にコミュニケーションをとってから治療を進めるようにしています。
また治療中には、処置をしているスタッフはもちろん、周りにいるスタッフも、お子さまに対して声かけができるような体制をとるようにしています。

当院がこのように、お子さまに対して不安や恐怖を感じさせない治療に力を入れているのは、お子さまの将来を考えてのことです。お子さまの時期に受けた影響は、大人になっても潜在的に残ることがあります。もしお子さまに、歯医者に対して「怖い」「嫌い」というイメージを抱かせてしまえば、それが影響して、大人になってからも歯医者に足が遠のいてしまったり、ケアができないまま大人になってしまったりするかもしれません。そのようなことを考えると、お子さまのうちに歯医者に対してよいイメージを持ってもらい、お口のケアができるようになっておいていただくことは大切です。そのようなことが結果的に、お子さまの将来のお口を健康に保つことにつながると考えています。

虫歯をしっかり取り除くことや、歯ぐきの状態を整えておくことは、その後に入れるつめ物やかぶせ物の持ちに大きく影響します。そのため当院では、まずは原因となる虫歯を除去し、地盤となる歯ぐきの状態を改善させてから、つめ物・かぶせ物治療をすることを心がけています。また、このように土台を整えておくと、つめ物やかぶせ物がしっかりとお口の中で機能するようにもなります。虫歯の再発や、再治療のリスクも軽減できるため、患者さまの時間や費用などの負担を軽減することにもつながっています。