歯周ポケットの深さは3㎜以下が一般的な状態であり、それ以上深くなってしまうとたまった汚れが歯石になり、炎症を引き起こします。
そのため、ポケットができてしまった場合には、歯石を取ることと、ご自分では磨けない部分を専用の道具を使って歯科医師や歯科衛生士の手できれいにすることが大切です。
そして、歯科医院で行う歯石除去、メンテナンスと同様に大切なのが、ブラッシングをはじめとしたご自宅でのケアです。
当院のブラッシング指導では、赤く染めた歯を普段と同じように磨いてもらった後に、口腔内カメラで磨けているかどうかをチェックしていただきます。
そうすることにより、磨けていない部分と磨けている部分をはっきりと目で確認していただくことができ、ご自宅でのケアのモチベーションにもつなげていただくことができます。
また、当院ではできるだけ天然の歯を残した治療をしていきたいと思っています。
そのため、歯周病が進行して歯がグラグラになってしまっている場合には、その歯が保存できるかどうかをきちんと診断するようにしています。
また、患者さまが抜歯をご希望でない場合や、有病者の方や服薬状況などから抜歯ができない場合には、固定して延命処置をしたり、クリーニングして痛みを取ったりすることで、歯を保存できるように努めています。