大瀬町歯科

当院では歯の構造から入り、病気の原因に至るまでを詳しくお話しします。原因を知ることで自覚が芽生え、それが再発防止に取り組むきっかけになることも多いからです。

そのためまずはモニターや図を用いて、歯の構造や機能を解説します。歯というと歯茎から出ている白い部分のイメージしかないかもしれませんが、歯と歯茎の間には「歯周ポケット」と呼ばれる溝があり、そこに溜まった汚れが虫歯・歯周病を引き起こします。

歯を削る段階では、つめ物・かぶせ物の種類などの説明も欠かしません。いろいろある素材の中から、ご自身にお考えに合ったものを選んでいただくためです。

当院は歯を残すことにこだわります。たとえ入れ歯になったとしても、残っている歯があるか否かでは、安定感がまるで違うからです。

今のところ、天然の歯に勝る機能性を持つ素材は見つかっていません。天然の歯は歳月とともに少しずつ磨耗していくことで、中にある根を守っています。しかし、人工物は歯のようにはすり減らないので、他の歯に少しずつダメージを与えていってしまうのです。

治療中の痛みを抑える工夫もしました。あらかじめ歯茎に麻酔を塗っておき、なるべく細い針を使うことで、注射の時の「チクッ」という痛みまで和らげます。痛みの少ない診療をすることが次回の来院につながり、定期的な通院が歯を守ることにつながると考えています。

定期検診にいらした際には院長自らブラッシング指導をします。指導用の写真をご覧いただきながら、歯ブラシの当て方・動かし方をていねいにお伝えさせていただきます。ぜひご家庭でのケアの参考にしてください。場合によっては歯についた汚れに色をつける薬を使うこともあります。

クリーニングでお口の汚れを取りつつ、いい状態を維持できるようにお手入れの仕方をお伝えすることが、定期検診の目的です。

これらの取り組みは歯の寿命を延ばすことに直結します。「8020運動」をご存知でしょうか。これは「80歳まで20本の歯を残す」ことを目標にした歯科の運動です。当院は定期検診を通じて、多くの方が8020を達成できるよう、お手伝いがしたいと考えています。

院内感染を起こさないため、各種感染症対策には力を入れました。使った器具はすべて滅菌器にかけ、清潔な状態に戻してから再利用します。

また複数人の患者さまが待合室で鉢合わせないように、余裕のある診療スケジュールの立て方をしています。診療台は都度アルコールで拭いてから、次の患者さまをお通しします。

手指を除菌するためのアルコールも置いているので、どうかご利用ください。皆さまのご理解・ご協力をお願いします。