診療のモットーを教えてください。
患者さまには家族だと思ってお付き合いさせていただきます。
私どもは医療のためとはいえ、やはり人様の口の中を手掛けていく行為ですから、きちんとした技術を身に着けていなければ許されないことだと思いますし、そういったことをさせていただくに当たって紳士的に考えるということは常々気をつけています。
初めて来た患者さまに対して心がけていることがあれば教えてください。
気遣いを大切にしています。
例えば、心臓に持病がある方が風邪を引いたときに、かかりつけの内科の病院に行ったとします。そこで先生に「心臓の具合はいかがですか?」と言われたら、気にしてくれてるということが伝わり嬉しくなると思うのです。ですので、私も患者さまの背景を理解し、気にかけていますという内容をお伝えするようにしています。
具体的には抜歯の後などは患者さまのお家にお電話させていただくようにしたり等、アフターケアにも力を入れていれる、というような一手間をかけるということです。
また、渇を入れる、と言うと大げさかもしれませんが、治療が成功しなくては意味がないと考えているので、患者さまの要望はお伺いしつつも、歯科医師として患者さまに言うべきことはきちんと伝えるようにしています。
説明・カウンセリングで重要視していることはなんですか?
保険内であれ自由診療であれ、患者さまのお口の中の現在の状態を徹底的に調べ、よい方向に持っていくには何が必要なのかをきちんとお伝えするようにしています。
患者さまには知る権利があります。治療において何が必要であるのかを説明した上で、最後は患者さまに治療の方向性を決めていただいております。保険診療、自由診療のメニューを提示した上で患者さまにご自身に合ったものを選んでいただくお手伝いをするのがカウンセリングだと考えています。
院内のデザインや空間でこだわったところがあれば教えてください。
患者さまにゆったりとした気持ちで治療を受けていただけるように、落ち着いた空間を意識して設計しました。
自慢の設備はなんですか?
10年前程前に、尊敬する先生の治療を拝見したことがあるのですが、医療設備を整備しているからこそのできる治療を目の当たりにしたんです。
その先生から学んだ経験を生かし、当院でも医療機器を充実させるようにしています。設備を揃えることで治療の幅も広がりますし、患者さまにとってもメリットが大きいと考えています。
私ども歯科医師は「歯医者」であって「破壊者」になってはいけない。自分の口が今どうなってるのか、どんなふうに破壊されている状態なのか、顕微鏡やマイクロCTなどの機器を使って、ビジュアルでお見せすることができるので、治療の可視化が出来ているのではないかと思っています。
スタッフの自慢できる点を教えてください。
患者さまに対して非常に優しいところです。患者さま思いですし、すごく気にかけてくれています。
治療中も、次に何をするかなどを理解してくれていますし、患者さまのお口の中のこともよく把握できているということはとても自慢できることです。
地域の医療貢献のために取り組んでいることがあれば教えてください。
歯科医師会に参加させていただき、健康まつりなどの地域行事でぬいぐるみをかぶることもあります(笑)
当院の歯科医院としての力を底上げすることが何よりの地域貢献だとも考えています。ひとりではできることも限られますが、歯科医師会を通じてみなさまのお口の健康を守るために日々努力しております。
尊敬する人物はいらっしゃいますか?
父を尊敬しています。尊敬できる父がいるというのはうれしく、誇らしく思います。歴史上の人物では織田信長と坂本龍馬です。